複雑で伝統的なスタイルの Champagne Blend です。 #Champagneワイン #高級ワイン
Egly Outriet Tradition Grand Cru Brut
- 【生産者】Egly Outriet
- 【Hierarchy/Region・Appellation】Champagne Brut > Champagne> France
- 【ワインスタイル】Sparkling - Complex and Traditional / Dry
- 【Grape / Blend】Champagne Blend
- 【平均価格】¥10000 / 750ml
- 【おすすめ料理】Shellfish, Crab, Lobster
- ボルドーではシャトー名、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、シャンパーニュではブランド名が重要。
Wine Style Characteristics(特徴)
※ Sparkling-Complex and Traditional
- バターから焼きりんごやトーストまで、このスタイルはヴィンテージのシャンパンやその他の世界中の熟成スパークリングワインに共通しています。
- Brioche
- Yeasty
- Hazelnut
- Fine bead
- Baked apple
- Butter
- Vanilla
※ Champagne Blend
Chardonnay のフードマッチング
- Pinot Noir, Chardonnay, Pinot Meunier から造られた sparkling wine を指します。フランス北部の Champagne 地方が最も有名です。
- Champagne AOCは Pinot Noir, Chardonnay, Pinot Meunier, Pinot Gris, Pinot Blanc, Petit Meslier, Arbane の7種類が許可されていますが、後者の4種類は使用されていません。
- 新世界では、ほぼ同じ量の Pinot Noir, Chardonnay で生産します。
- Champagne での栽培に選ばれたブドウは、フランス北部の涼しい大陸気候で熟す可能性が最も高いブドウです。北緯49度の Champagne は、世界で最も北にあり、最も寒いブドウ栽培地域の1つです。その成長期の平均気温は、California, Tasmania, Marlborough, Western Cape 地域よりも数度低くなっています。
- Champagne の寒い秋は、ブドウを完全に熟成させ、発酵を完全に完了することを困難にします。
- Pinot Noir は structure を加え、特定のベリーフルーツの香りをブレンドにもたらし、Chardonnay はワインを肉付けし、特にベースワインをオークで熟成する場合に必要な要素をもたらします。
- Champagne の vineyard において、より広く植栽されている Pinot Meunier は、ワインの重要な構成要素というよりは霜害のリスクを回避する手段です。早期に芽と花を咲かせ熟します。これは Pinot Meunier の風味の欠如を補う以上の利点です。これが、新世界の温暖な地域の「 Champagne Blend」に Pinot Meunier を必要としない理由です。
- Champagne blend は、Alsace と Burgundy の crémant wine、 Italy の Franciacorta、スペインの Cava など世界中で採用されています。
Chardonnay のフードマッチング
- Smoked salmon terrine
- Pork and prawn dumplings
- Fried chicken with chilli mayo
用語解説
- Remuageとは、瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
- disgorgement とは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
- dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
- RM(レコルタン・マニピエラン)は、自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。
structure の意味合い
- 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。
- アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
- 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
- 白ワインでよく使われる表現です。
- テイスティングの際に鼻で感じた香りの事。
生産者 Egly Outriet
- 第二次世界大戦が終結した直後、François Egly 氏の祖父が、わずか3haのGrands Cru「Ambonnay」から始めた Recoltant Manipulant Champagne Maison です。Montagne de Reims の Ambonnay を拠点にしています。
- 豊かな色彩と質感のあるワインでカルト的な地位を獲得しており、著名なアメリカのワイン評論家 Robert Parker のお気に入りです。
- Egly Outrietはフランスで最も信頼のおけるワインガイドブック「Le Classement」において、2008年、「Krug」「Bollinger」「Salon」とともに3ツ星にランク付けされているRM(Recoltant Manipulant)Champagne Maisonです。
- 畑は買い足しや婚姻相続などで現在は12haまでに広がっており、10ヘクタールがGrands Cru「Verzenay」「Ambonnay」「Bouzy」、残り2ヘクタールがPremiers Cru「Vrigny」です。Pinot Noir と少量の Chardonnay が植えられています。例外は、「Vrigny」の樹齢の古い Pinot Meunier の区画です。
- この増えた部分には名高い Lieux-dits「Les Crayeres」が含まれており、その石灰質土壌から生まれる樹齢60年の稀有な品質の Pinot Noir は、フラッグシップの 「Blanc de Noir 」にも使われています。
- Grands Cru 格付の Ambonnay 村でも最良の Lieux-dits と言われるのが「Les Crayeres」です。Lieux-dits とは畑を土壌や気候の特性によって分けられた小区画・畑の事で主にブルゴーニュや、アルザス、シャンパーニュ等で用いられる表現です。
- Egly家の畑は、Champagne 地方にしては珍しく日照条件に恵まれ、その畑で丹精を込めて育てられたブドウからは、テロワールのよさ(Ambonnay村、Bouzy村、Verzenay村)を反映した上質の Champagne が造られている。
- 畑はリュット・レゾネ(減農薬栽培)で管理されています。栽培比率は全体でおよそ2/3が Pinot Noir、残りが Chardonnay と Pinot Meunier となっています。
- Egly-Ouriet's の造るワインの主役は Pinot Noir で、フラッグシップは「Blanc de Noir Vieilles Vignes Brut Grand Cru Ambonnay」です。
- 標準の「Tradition Brut Grand Cru」「Brut Grand Cru Vintage」は Pinot Noir 70%、Chardonnay 30%のブレンド比率、「Rosé Grand Cru」には Coteaux Champenois rouge が少し追加されています。
- その他、Egly-Ourietのラインナップには、 Pinot Meunier だけで作られた Premier Cru cuvee の「Brut Les Vignes de Vrigny」や、 Champagne ではかなり珍しい赤ワインの「Ambonnay Rouge」も含まれます。
- すべてのキュヴェは、Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業の前に最低36か月間の熟成期間をとります。
Champagne Brut
- フランス北部の Champagne 地方の辛口の Sparkling wine です。白とロゼの両方で、Brut にすることができます。
- 通常は Chardonnay, Pinot Noir, Pinot Meunier で造られています。その他、Pinot Blanc, Pinot Gris, Petit Meslier, Arbane を使う事も可能です。
- フランス語の brut は「生」と訳され、この意味で dosage 時に甘さ投与量を大幅に追加せずに販売されたワインを示します。現在、「Brut Nature」「Zero Dosage」という用語は、投与量がまったくないシャンパンを示すために使用されています。
- Brut wines は「non-vintage」「vintage Champagne」そして「Blanc de Noirs」「Blanc de Blancs」で可能です。そして、Brut バージョンが一般的です。
- Champagne wine の法律では、Brut wines は、砂糖は 15g/1L 未満とされています。
- Champagne house Perrier-Jouët が1846年のヴィンテージを無糖ワインにし、英国市場に出しました。このドライな無糖スタイルがすぐに人気を博し、今では Brut Nature として定義されています。
- Doux (最低50grams/Per liter)
- Demi-sec (33–50g/L)
- Sec (17–35g/L)
- Extra-Sec / Extra Dry (12–20g/L)
- Brut (0–12g/L)
- Extra Brut (0–6g/L)
- Brut Nature/Zero (0–3g/L)
Champagne
- Champagne 地方は、パリの北東約150Kmに位置し、フランスのワイン産地としては、最も北にある(北緯50度)。
- 平均気温約10度Cで、葡萄栽培にとっては厳しい気象条件である。
- この地方には北側に背の高い森林があり、冬の冷たい北風と霜を防ぎ、 マルヌ川から立ち昇る水蒸気の湿度がその厳しさを緩和している。とは言え、冷害や日照不足による影響は大きく、不作の年のワイン生産は4分の1になってしまうこともある。
- 土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。(シャンパーニュとは、白い土壌の平野を意味する)
- 「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。
- この地方の中心地は、ランス市とエペルネ市。ランス市のノートルダム大聖堂はゴチック建築の傑作で世界遺産にも登録されている。現在は、発泡性ワインの産地だが、17世紀後半までは非発砲ワインのみの産地であった。
- シャンパーニュのカーヴは、ブドウ畑の下層にあり、その下層土壌は石灰岩で、ワインの熟成にはうってつけの条件を備えている。
- 深さ10~50mの石灰岩に掘られたカーヴの中は、光も音も届かず、8~12度の気温で湿度も一定である。
- ランスとエペルネイの地下のカーヴは、端から端までで、ともに300km以上もの長さがあり、膨大なワインが熟成の時を過ごしている。
- 大手メゾンの中には、数十キロに及ぶものもあって、カーヴの中を、電動車を使って移動している。
- ランスの地下には、古代ローマ時代に道路や町の建設のために使ったチョークの採石場の跡のカーブが残っていて、それをそのまま使っている。歴史的記念物にも指定されている。
- ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
- 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
- 甘口から辛口まである。
- 年号表示無し。
フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。
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エチケット日記
- このエチケットは 2005’8/22 宅飲みしました。 ”★★★★”