オーストラリア・ワイン製造者にとって、最も獲得したいトロフィーと言われる Jimmy Watson Memorial Trophy を1970年代に3年連続受賞、さらに1999年、2003年にも獲得しています。
Jimmy Watson Memorial Trophy
- オーストラリアのワイン業界で「最も権威があり、最も獲得が難しい」とされる伝説的な賞です。毎年開催される Royal Melbourne Wine Awards (RMWA)の最高賞です。
- この賞の最大の特徴は、仕込みから1〜2年目の、瓶詰めされた(または瓶詰め直前の)「フレッシュな若くて勢いのある赤ワイン」が対象である点です。
- 数千本ものエントリーの中から、プロの審査員による厳しいブラインドテイスティングを経て、その年の最高の若き赤ワインが選ばれます。
- 受賞が決まった瞬間、そのワインは一夜にして完売し、ワイナリーの評価を決定づけると言われるほど、絶大な宣伝効果があります。
- Wolf Blass が、1970年代に3年連続で受賞したことで、ブランドの地位を不動のものにしたというエピソードも有名です。
- 賞の名前 Jimmy Watson は、メルボルンのリゴン・ストリートで愛された伝説的なワインバーの店主、 Jimmy Watson 氏にちなんでいます。 彼は1935年から1962年に亡くなるまで、当時まだ馴染みの薄かったテーブルワインの普及に大きく貢献しました。彼の死後、その功績を称えて友人や顧客たちが資金を出し合い、このトロフィーを創設しました。
- Wolf Blass の Black Label は、1974年、1975年、1976年と3年連続受賞という前代未聞の快挙を成し遂げ、さらに1999年、2003年にも受賞しており通算5回という最多クラスの受賞歴を誇ります。
- オーストラリアの象徴でもある高級ワインブランドの Penfolds も Bin 707 や各種クラレットなどでこの賞の歴史に深く刻まれています。1960年代に複数回受賞しており、オーストラリアワインの品質の高さを世に知らしめる先駆けとなりました。
- 最近は、伝統的な産地だけでなく、タスマニアなどの冷涼な産地のワインも高く評価される傾向にあります。Meadowbank (タスマニア)Pinot Noir 2024、Four Winds Vineyard (キャンベラ)Shiraz 2023、Lowestoft (タスマニア)La Maison Pinot Noir 2022、Hentley Farm (バロッサ・ヴァレー)The Old Legend Grenache 2021、Xanadu (マーガレット・リヴァー)Cabernet Sauvignon 2016等が近年の受賞者です。
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□□■□□□□重
- 甘み 辛□■□□□□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□■□□□□□強
- なめらかで爽やか
Profile
Black Opal Chardonnay
- 【Winery】Wolf Blass
- 【Ownership】Treasury Wine Estates Americas Company
- 【Winemaker】Chris Hatcher
- 【Region or Appellation】South Eastern Australia < Australia
- 【Wine Style】White - Buttery and Complex
- 【Grape/Blend】Chardonnay
- 【Food Pairing】Mushrooms
- 【Sweetness】
- 【Maturation】
- 【Alcohol ABV】11.5 - 13.5%
- 【Avg. Price 】¥1,500/750ml
Wolf Blass
- 同社は1966年にドイツ生まれの Wolfgang Franz Otto Blass によって Barossa で設立されました。
- Wolf Blassは、South Australia 州の有名なワイン産地 Barossa Valley に拠点を置くワイン生産者です。2001年 Barossa Valley の Wolf Blass Bilyara Winery を大規模拡張し最新式の醸造設備を整え、ここに生産拠点を移しています。
- さまざまな価格帯で大量のワインを生産しており、Australia 最大の生産者の1つです。Cabernet Sauvignon と Shiraz が最もよく知られています。
- ワインのラベルは価格帯ごとに色分けされています。「イエロー」は、手頃なシリーズ、「プラチナ」は単一の畑のブドウだけで造られる最高級シリーズとなっています。プラチナシリーズの最初のリリースは1998年産 Shiraz で、2002年の International Wine and Spirit Competition において世界最高の Shiraz に選ばれました。
- Wolf Blass の Black Label は、1974年、1975年、1976年と3年連続で Jimmy Watson Memorial Trophy 受賞という前代未聞の快挙を成し遂げ、さらに1999年、2003年にも受賞しており、合計5回という最多クラスの受賞歴を誇ります。
- Wolf Blass 氏は、1974年の授賞式で「悪名高い」とも言われるスピーチを残しました。My wines are sexy, they make weak men strong and strong women weak(私のワインはセクシーだ。弱い男を強くし、強い女を弱くさせる)当時のワイン業界は非常に保守的でしたが、ドイツ出身で派手な蝶ネクタイがトレードマークだった彼のこの発言は、大きなスキャンダルと注目を集めました。
- Wolf Blass 氏は、マーケティングの天才でもありました。自分の名前を売るために、空港の呼び出し放送を利用したという逸話があります。空港に到着するとわざと受付に行き、「Wolf Blass 様、お電話です」と自分を呼び出させ、居合わせた人々に Wolf Blass という名前を刷り込ませた。こうした型破りな宣伝と、Jimmy Watson Memorial Trophy の3年連続受賞が組み合わさり、彼は一夜にしてスター醸造家の階段を駆け上がりました。
- Wolf Blass 氏は、木樽を使わないワインは良くない(No wood, no good)という持論を持っていました。当時はまだ珍しかった「若いうちから美味しく飲める、樽の効いたリッチな赤ワイン」というスタイルを確立し、それが審査員たちの心を掴みました。
- 今日の Wolf Blass は、 Clare Valley、Eden Valley、McLaren Vale、Vale、Coonawarra など South Australia 全域からブドウを調達しています。 現在では年間500万ケースものワインを生産しています。
- Wolf Blass は、巨大企業 Treasury Wine Estates の傘下にあります。この企業は、オーストラリアの高級ワインブランドとして有名な Penfolds も所有しています。
Last updated 05-Apr-2023
Australia の原産地呼称法
- オーストラリアのワイン法は、オーストラリアワインブランデー公社法およびその規則に基づき、生産者名、産地名、ブドウ品種名、収穫年などのラベル表記について規制されています。
- G l 地理的呼称制度(Geographical lndications)
- 産地名:同一地域内(特定のGI)で収穫されたブドウを85%以上使用すれば表記可能。
- 品種名:85%以上同一品種のブドウを使用すれば表記可能。複数の品種を表記する場合は、表記品種合計で85%以上使用していれば、多い順に表記可能。
- 収穫年:85%以上同一収穫年度のブドウを使用すれば表記可能。
- オーストラリア独自のカテゴリーで、上質ブドウ品種のブレンドワイン。使用ブドウ品種がラベルに併記される。
- ヨーロッパの特定産地のワインのタイプ名をつけたワイン。(EUとの協定により、2010年以降使用禁止)
Australia Wine
主要品種
- 黒ブドウは Shiraz と Cabernet Sauvignon
- 白ブドウは Chardonnay と Semillon
- ワインはオーストラリアの6つの州すべてで生産されています。
- South Australia (国の年間生産量の約半分を占める重要な州)
- South-Eastern Australia
- New South Wales
- Victoria
- West Australia
- Tasmania



