一時期流行した「simple is best」をPC業界において実践しているのがGoogke Chromeです。他のノートブックメーカーが多様多彩なアプリを搭載し価格アップ路線を走る中、Chrome Bookは無駄を極力省き誰もが簡単に扱える仕様になっています。
勿論、低価格です。
言語明晰意味不明にならないように今更聞けない用語の意味を簡単に押さえておきましょう。
簡単言語説明
OS(operating system)とは❓
端末(パソコン)を管理・制御する役割を担っています。代表的なものは、Windows、Mac、Android、iOSなど。
ブラウザ(browser)とは❓
インターネットを利用してWebページを見るためのソフトウェア。シェア順位
- 44% Chrome(Google)
- 14% Edge(Microsoft)
- 12% Chrome for Android(Google)
- 8% Internet Explorer(Microsoft)
- 7% Safari(Apple)
WEBサイトとは❓
厳密に言えば違いますが一般的認識として「ウェブサイト」と「ホームページ」はほぼ同じものを指していると思ってOKです。クラウドとは❓
cloud(雲) あるいは crowd(群れ)から来ていると言われています。
定義は「ユーザーがソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ使える」。
クラウドサービスの具体的イメージ
従来はメールソフトをパソコンにインストールしてメールを送っていました。
クラウドサービスとして提供されている代表的なメールサービスにGoogleの「Gmail」やMSNの「Hotmail」などがあります。
いずれもパソコンにソフトウェアをインストールしていなくても、クラウドサービスのアカウントさえ持っていれば、Google ChromeやInternet Explorerなどのブラウザを通してメールを利用することができます。
ストレージとは❓
パソコンのデータを長期間保管しておくための補助記憶装置のこと。
主なストレージにハードディスクやDVD、CDなどがあげられます。
Chrome bookとはなんですか?
Google社が開発したOS「Chrome OS」を搭載したノートパソコンのこと。作業をブラウザで行い、データー保存をクラウドで行うことを前提に作られている。
パソコン上にデータを保存することが想定されていないため、比較的性能が低いスペックでも高速で操作ができるのが特徴のノートパソコンです。
購入価格
3万~6万の商品がほとんどです。
私の使用感
メリット・デメリット
- 価格が安い。
- 初期設定が無い。
- Googleアカウントさえ持っていれば初期設定はほとんどありません。
- 電源を入れ言語を選択、利用規約に同意、Googleアカウントでログインすれば設定完了。
- 起動が早い。(電源ONからログイン画面になるまでの時間は10秒)
- セキュリティが強固でウイルス対策が不要。
- データ保存先は全てクラウドなので紛失のリスクが無い。
- データーがアプリ上で同期されるため周辺機器・機材・ソフトが不要。
- アップデートがすぐに終わる。
- バッテリーの駆動時間が長い。(連続駆動時間はカタログ上では8.5時間ですが外出時などはON/OFFを繰り返すので問題なく一日程度は使えます)
- 軽い(機種により変わりますが900g~1500g程度)
- 壊れにくい(米軍の耐久テストにクリア)
私のPCでの作業はwebメインの作業が多く、ローカルストレージも必要としないのでChromebookで享受できるメリットは非常に大きいです。
一般的に言われているデメリットは下記の様な事が言われています。
- 負荷の高い高画質ゲームや本格的なクリエイティブ作業には向かない。
- WindowsやmacOS向けのソフトウェアがインストールできない。
- Androidアプリに対応しているがiOSアプリには非対応です。
- ローカルストレージが少ないのでPCのローカルスペースが必要な方には、Chromebookは不向き。
Chromebookはこんな人におすすめ
- 安く機能のいいノートパソコンが欲しい。
- はじめてパソコンを使う。
- スマホ感覚で扱えるパソコンが欲しい。
- 基本的にブラウザ上の機能しか使わない
- 機械に疎く細かな初期設定をしたくない。
- 持ち運びできる軽いパソコンが欲しい。
- 子供用にセキュリティが安全なパソコンが欲しい。
大多数の人にとってWindowsやMacのパソコンは必要以上に機能が充実しています。
敢て言えば昨日の10%程度を使っているだけで使いこなせていないというのが本当のところではないのでしょうか。
パソコンを購入する前に自分の使用目的や技術、知識では「Chromebookで十分なのではないか」と一度立ち止まって考えてみましょう。
Chrome bookで「できること」
1)インターネット検索
- Google Chromeというウェブブラウザを用いてのみ利用が可能。
2)オフィースの作成
- Googleドキュメント(Wordに対応)
- Google スプレッドシート(Excelに対応)
- Google スライド(PowerPointに対応)
- WindowsオフィースのWord、Excel、PowerPointで作成したデーターはGoogle「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」に対応しています(コピーできます)。
- Web版のExcelやWordは「Office Online」を利用すればブラウザ上で無料で利用することができる。
- アプリ版Excelは有料ですがGoogle Play ストアからインストールできる。
3)ファイルの共有
- 簡単にファイルの共有、共同編集ができる。
- クラウドストレージ上に保存するので、共有ファイルをスマートフォンや他のパソコンで確認することができる。
4)オフラインでの利用
- Google Driveはオフラインでも操作することができる。
5)画像・動画の簡易的な編集
- 簡単な画像編集であれば「Pixlr Editor」で、動画編集は「WeVideo」を使えばブラウザ上で編集できる。
6)プログラミング
- Linuxのセットアップを行い、Visual Studio Code(VSCode)などのテキストエディタをダウンロードすればプログラミングをすることができる。
- AndroidやChrome OSなどGoogleが開発するOSはLinuxがベースとなっていることはよく知られている事実である。
7)Androidアプリの利用
- Androidアプリの利用ができる機種があります。
- LINEなどのチャットアプリ、アプリ版のMicrosoft Office、電子書籍のKindleもインストールが可能です。
Chromebookで「できないこと」
1)ソフトをインストールして使う
- ブラウザ上での操作を前提として作られているためソフトをインストールするのには向いていません。
- ChromebookでもCrossOver on Chrome OSをインストールすればWindowsアプリを動かすことはできます。
2)高度な画像・動画編集
- SNSやブログにアップロードする程度には問題ないですが、仕事で使うには本格的なソフトを利用しないと物足りないでしょう。クリエイティブな作業を仕事としている人には不向きです。
3)外付けHDDのデータ更新
- 例えばDVDプレーヤーやCDプレーヤーを繋いで、データを書き込むことはできません。
購入機種の決定に必要なポイント
パソコンを買って何をするのか、明確にした上で選ぶ必要があります。
1.重量/厚さ/サイズ
外出先での利用シーンが多い方は「1.2kg以下」
2.メモリ
複数のアプリを立ち上げたり、タブをたくさん開いて作業をする方は最低8GBを選んだほうがよいでしょうが普通は4GB以上のもので十分でしょう。
3.CPU
「Celeron」か「Corei3」以上
4.解像度・画面サイズ
一般的にはHD(1366×768)
12インチ以上の端末を購入する際はフルHDのものを選ぶ。
5.OSの更新期限
更新期限が切れるとセキュリティ的にも問題がある。
6.タブレットモードへの対応
タッチスクリーンが必要な方。
7.インターフェイスの数・種類
USBポート、HDMIポート
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