最近のFBに関する注目すべきNEWSが2点あります。私が注目をしているのは「仮想通貨」構想と新システムの「ショップ」です。
時系列でNEWSを読み取ることでFBの世界戦略が見えてくるのではと思ってNEWSを整理してみました。
先ず、FBのユーザー数を押さえました。次は「Facebook Shops」の提供開始NEWSとデジタル通貨「リブラ」の発行計画、そして「Facebook Pay」のリリースです。
この4要素を組み合わすことでFBの世界戦略が見えてくるかなぁ・・・・・・・
月間アクティブユーザー数:26億人
先ず、FBのユーザー数を押さえました。次は「Facebook Shops」の提供開始NEWSとデジタル通貨「リブラ」の発行計画、そして「Facebook Pay」のリリースです。
この4要素を組み合わすことでFBの世界戦略が見えてくるかなぁ・・・・・・・
FBのユーザー数
2020'03時点月間アクティブユーザー数:26億人
デイリーアクティブユーザー数:17億3000万人
これは凄い事です。実に世界人口の1/3がFBユーザーです。
小規模事業者向けにECサービス「Facebook Shops」の提供を開始したことを発表した。
同サービスは企業が開設しているFBページやInstagramのプロフィールからアクセスでき、事業者は自社カタログから販売したい商品を選び、カスタマイズして出品することが可能になっています。
米国を拠点とする場合はFacebookアプリ内でシームレスに決済をすることもできる。
現時点の日本では、事業者が保有するFBアプリ外のWebサイトに遷移し商品を購入するシステムです。が、いずれ米国同様のシステムになるでしょう。
今回発表した「Facebook Shops」は、店舗ビジネスを実際に行っている事業者向けのものとなっています。
購入を検討するユーザーはMessenger、WhatsApp、Instagram Directを通してほぼリアルタイムで質問などのやり取りが可能となっています。
将来的には、WhatsAppやMessenger、Instagramダイレクトのチャット内でショップを見て購入できるようになります。
ECプラットフォーム大手のShopifyやWooCommerceなどともパートナーシップを結んでおり、Shopifyとのパートナーシップでは、Shopify上に販売チャンネルを持っているユーザーは自動でFBにもFacebook Shopsを通して出品できる体制を整えています。
Instagramショップ
FB傘下のInstagramにおいても同様のEC機能「Instagram Shop」の今夏リリース計画が発表されています。
今年後半には、アプリ内の画面下にあるナビゲーションバーに「Instagramショップ」機能が追加されワンタップでInstagramショップにアクセスできるようになります.
新しく導入される「Instagram Shops」では、お気に入りの商品を見つけ購買までを遷移せず、シームレスに完了することができます。
「Live Shopping」機能
FBは基本的なShop機能に加え、FB・Instagramどちらのプラットフォームでも「Live Shopping」機能を近くリリースするとしています。
この機能は現在、一部のビジネスとFacebookおよびInstagram上でテストをしており、今後数か月以内に広く展開していくとしています。
「ロイヤリティプログラム」をFacebookアカウントと連携する
実施テスト中であることを発表しています。
その1)デジタル通貨「リブラ」発行計画
その2)「Facebook Shops」の提供開始
その3)2019.11月の決済サービス「Facebook Pay」のリリース。
これは凄い事です。実に世界人口の1/3がFBユーザーです。
Facebook Shops
FB上での商品売買は、初期の「売ります」というキャプションをつけて写真を投稿していた時代からマーケットプレイスなどで提供されていたFBプラットフォームにおける「ショッピング」機能。そして現在はInstagram上のお気に入り商品をインフルエンサーから購入する様に時と共に変化しています。「Facebook Shops」の提供開始NEWS
2020.05.19.小規模事業者向けにECサービス「Facebook Shops」の提供を開始したことを発表した。
同サービスは企業が開設しているFBページやInstagramのプロフィールからアクセスでき、事業者は自社カタログから販売したい商品を選び、カスタマイズして出品することが可能になっています。
米国を拠点とする場合はFacebookアプリ内でシームレスに決済をすることもできる。
現時点の日本では、事業者が保有するFBアプリ外のWebサイトに遷移し商品を購入するシステムです。が、いずれ米国同様のシステムになるでしょう。
今回発表した「Facebook Shops」は、店舗ビジネスを実際に行っている事業者向けのものとなっています。
購入を検討するユーザーはMessenger、WhatsApp、Instagram Directを通してほぼリアルタイムで質問などのやり取りが可能となっています。
将来的には、WhatsAppやMessenger、Instagramダイレクトのチャット内でショップを見て購入できるようになります。
ECプラットフォーム大手のShopifyやWooCommerceなどともパートナーシップを結んでおり、Shopifyとのパートナーシップでは、Shopify上に販売チャンネルを持っているユーザーは自動でFBにもFacebook Shopsを通して出品できる体制を整えています。
Instagramショップ
FB傘下のInstagramにおいても同様のEC機能「Instagram Shop」の今夏リリース計画が発表されています。
今年後半には、アプリ内の画面下にあるナビゲーションバーに「Instagramショップ」機能が追加されワンタップでInstagramショップにアクセスできるようになります.
新しく導入される「Instagram Shops」では、お気に入りの商品を見つけ購買までを遷移せず、シームレスに完了することができます。
「Live Shopping」機能
FBは基本的なShop機能に加え、FB・Instagramどちらのプラットフォームでも「Live Shopping」機能を近くリリースするとしています。
この機能は現在、一部のビジネスとFacebookおよびInstagram上でテストをしており、今後数か月以内に広く展開していくとしています。
「ロイヤリティプログラム」をFacebookアカウントと連携する
実施テスト中であることを発表しています。
リブラ(Libra)構想
LibraはFacebookによって開発されたブロックチェーンベースの仮想通貨です。
2019年6月18日
デジタル通貨「リブラ」を2020年に発行予定であると発表された。
公表以前にはGlobal Coin、またはFacebook Coinとも言われていた。
Libraの発行・管理は非営利団体のLibra協会が行う。
2019年6月18日
デジタル通貨「リブラ」を2020年に発行予定であると発表された。
公表以前にはGlobal Coin、またはFacebook Coinとも言われていた。
Libraの発行・管理は非営利団体のLibra協会が行う。
2020年1月、
日本銀行や欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)など6つの中央銀行が、「デジタル通貨構想」をぶち上げた。
各国の中央銀行が通貨のデジタル化に向け大きく動き出した背景の一つには、米フェイスブックが昨年6月に発表したデジタル通貨「リブラ」の発行計画にある。
世界人口の3人に1人の割合で存在するFBユーザーがリブラを使うことになると、各国で銀行経営に深刻な打撃を与え、金融政策の効果を損ねることになりかねないとの認識をもっています。
2020年4月16日
複数の個別通貨連動型も導入へ
フェイスブックが主導する仮想通貨「リブラ」の運営団体は発行計画の見直しを発表し、米ドルなど個別の法定通貨を裏付け資産とする複数のバージョンを加えるとした。これは各国の規制当局の懸念を踏まえた措置です。
10カ月前にリブラ計画を発表した際は、米ドルやユーロなど複数の通貨や国債などの証券で構成するバスケットに連動させる単一の世界的仮想通貨の発行を目指していた。
各国の金融監督当局は、中央銀行の力を弱めることになりかねないとしてリブラを警戒していた。運営団体のリブラ協会は、そうした懸念に対応する形で当初の計画を変更。
各国・地域通貨のデジタル版のように動く個別通貨連動型の複数のリブラを発行する計画だとした。
リブラ協会の政策責任者ダンテ・ディスパーテ氏によると、同協会はスイスの規制当局と決済免許に関する協議も開始し、米財務省の金融犯罪取り締まりネットーク(FinCEN)への「マネーサービス事業」としての登録も望んでいるという。
同氏は、2020年後半のリブラネットワーク立ち上げに向けて作業を進めていると述べた。
今回の計画変更により、発行に向けた規制面での逆風は弱まる可能性があり、リブラに参加する企業が増える可能性もありそうだ。(ビザやマスターカード、ペイパルなどは当初はプロジェクトに参画していたが、途中で運営団体から離脱している)
「ブロックチェーン」とは、ビットコインの中核となる「取引データ」技術のことを指します。取引のデータ(履歴)を「トランザクション」と呼び、そして、複数のトランザクションをまとめたものを「ブロック」と言います。このブロックが連なるように保存された状態が「ブロックチェーン」です。
ブロックチェーンは分散して管理されるのが特徴で、ビットコインなどを利用しているあらゆるユーザーのコンピューターに保存されます。銀行のような特定の管理機関がないため、権限が一箇所に集中することはありません。そのためシステム障害に強く、かつ低コストで金融サービスが運用できると期待されています。
「トランザクション」(transaction))
分離させることのできない「複数の処理」を1つにまとめたもの。
「スマートペイメント」(payment)
電子決済による商取引、特に手動で振り込む段階を踏まない自動的なものを指します。
「SuperApp」
あらゆるサービスを一社がパッケージとして提供する業態を指す。
「Live Shopping」機能
ライブ配信前に、自身の管理するFacebook Shopsをタグ付けすることで、コメントタブ上部に商品が表示されるようになります。
タグ付けされた商品はライブ動画の画面下部に表示され、タップして簡単に詳細を確認したり、購入することができます。
「ロイヤリティプログラム」
購入者がFacebook Shopsを開設している事業者を利用した際にポイントやリワードがFBアカウントと紐づくような仕組みで相互間のコミュニケーションが取りやすくなるシステム。
地元のカフェのポイント券のようなロイヤリティプログラムをFacebookアカウントと連携する方法。この機能を通じて、利用者は自分が獲得したポイントや特典を簡単に確認できるようになります。
中小ビジネス業者がFacebookショップでロイヤリティプログラムを作成したり、管理したり、公開したりできる。
FBが今まで以上にペイメント事業へ本腰を入れてきた証拠であり、FB上でシームレスな購買が出来るベースを整えようとしています。日本銀行や欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)など6つの中央銀行が、「デジタル通貨構想」をぶち上げた。
各国の中央銀行が通貨のデジタル化に向け大きく動き出した背景の一つには、米フェイスブックが昨年6月に発表したデジタル通貨「リブラ」の発行計画にある。
世界人口の3人に1人の割合で存在するFBユーザーがリブラを使うことになると、各国で銀行経営に深刻な打撃を与え、金融政策の効果を損ねることになりかねないとの認識をもっています。
2020年4月16日
複数の個別通貨連動型も導入へ
フェイスブックが主導する仮想通貨「リブラ」の運営団体は発行計画の見直しを発表し、米ドルなど個別の法定通貨を裏付け資産とする複数のバージョンを加えるとした。これは各国の規制当局の懸念を踏まえた措置です。
10カ月前にリブラ計画を発表した際は、米ドルやユーロなど複数の通貨や国債などの証券で構成するバスケットに連動させる単一の世界的仮想通貨の発行を目指していた。
各国の金融監督当局は、中央銀行の力を弱めることになりかねないとしてリブラを警戒していた。運営団体のリブラ協会は、そうした懸念に対応する形で当初の計画を変更。
各国・地域通貨のデジタル版のように動く個別通貨連動型の複数のリブラを発行する計画だとした。
リブラ協会の政策責任者ダンテ・ディスパーテ氏によると、同協会はスイスの規制当局と決済免許に関する協議も開始し、米財務省の金融犯罪取り締まりネットーク(FinCEN)への「マネーサービス事業」としての登録も望んでいるという。
同氏は、2020年後半のリブラネットワーク立ち上げに向けて作業を進めていると述べた。
今回の計画変更により、発行に向けた規制面での逆風は弱まる可能性があり、リブラに参加する企業が増える可能性もありそうだ。(ビザやマスターカード、ペイパルなどは当初はプロジェクトに参画していたが、途中で運営団体から離脱している)
用語解説
ブロックチェーン(Blockchain)「ブロックチェーン」とは、ビットコインの中核となる「取引データ」技術のことを指します。取引のデータ(履歴)を「トランザクション」と呼び、そして、複数のトランザクションをまとめたものを「ブロック」と言います。このブロックが連なるように保存された状態が「ブロックチェーン」です。
ブロックチェーンは分散して管理されるのが特徴で、ビットコインなどを利用しているあらゆるユーザーのコンピューターに保存されます。銀行のような特定の管理機関がないため、権限が一箇所に集中することはありません。そのためシステム障害に強く、かつ低コストで金融サービスが運用できると期待されています。
「トランザクション」(transaction))
分離させることのできない「複数の処理」を1つにまとめたもの。
「スマートペイメント」(payment)
電子決済による商取引、特に手動で振り込む段階を踏まない自動的なものを指します。
「SuperApp」
あらゆるサービスを一社がパッケージとして提供する業態を指す。
「Live Shopping」機能
ライブ配信前に、自身の管理するFacebook Shopsをタグ付けすることで、コメントタブ上部に商品が表示されるようになります。
タグ付けされた商品はライブ動画の画面下部に表示され、タップして簡単に詳細を確認したり、購入することができます。
「ロイヤリティプログラム」
購入者がFacebook Shopsを開設している事業者を利用した際にポイントやリワードがFBアカウントと紐づくような仕組みで相互間のコミュニケーションが取りやすくなるシステム。
地元のカフェのポイント券のようなロイヤリティプログラムをFacebookアカウントと連携する方法。この機能を通じて、利用者は自分が獲得したポイントや特典を簡単に確認できるようになります。
中小ビジネス業者がFacebookショップでロイヤリティプログラムを作成したり、管理したり、公開したりできる。
まとめ
その1)デジタル通貨「リブラ」発行計画
その2)「Facebook Shops」の提供開始
その3)2019.11月の決済サービス「Facebook Pay」のリリース。
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