台湾には日本時代の駅舎が未だ現役で使用されている駅も有ります。日本の田舎の駅舎と同様の作りになっており 、懐かしい香りが充満しています。
日本時代の台湾鉄道
- 台湾総督府鉄道は日本統治時代の台湾総督府交通局鉄道部が経営した鉄道。
- 1908年(明治41年)基隆-高雄間(404.2キロメートル)が全通。
- 1926年(大正15年)台東線が全通。
- 交通局鉄道部の他にも営林所による阿里山線(現在の阿里山森林鉄路)や製糖会社の専用線や私鉄線なども存在していた。
現在の台湾鉄道管理局 西部幹線
縦貫線(北段)
台湾基隆市仁愛区の基隆駅から苗栗県竹南鎮の竹南駅に至る。
基隆駅 - 高雄駅間を結ぶ縦貫線の北部分。
基隆駅 - 三坑駅 - 八堵駅 - 七堵駅 - 百福駅 - 五堵駅 - 汐止駅 - 汐科駅 - 南港駅 - 松山駅 - 台北駅 - 万華駅 - 板橋駅 - 浮洲駅 - 樹林駅 - 山佳駅 - 鶯歌駅 - 桃園駅 - 内壢駅 - 中壢駅 - 埔心駅 - 楊梅駅 - 富岡駅 - 新富駅 - 北湖駅 - 湖口駅 - 新豊駅 - 竹北駅 - 北新竹駅 - 新竹駅 - 三姓橋駅 - 香山駅 - 崎頂駅 - 竹南駅
海岸線
台湾苗栗県竹南鎮の竹南駅から台中港駅を経て彰化県彰化市の彰化駅に至る。
竹南駅 - 談文駅 - 談文南信号場 - 大山駅 - 後龍駅 - 龍港駅 - 白沙屯駅 - 新埔駅 - 通霄駅 - 苑裡駅 - 日南駅 - 大甲駅 - 台中港駅 - 清水駅 - 沙鹿駅 - 龍井駅 - 大肚駅 - 追分駅 - 大肚渓南信号場 - 彰化駅
台中線
台湾苗栗県竹南鎮の竹南駅から台中駅を経て彰化県彰化市の彰化駅に至る。
竹南駅 - 造橋駅 - 豊富駅 - 苗栗駅 - 南勢駅 - 銅鑼駅 - 三義駅 - 泰安駅 - 后里駅 - 豊原駅 - 栗林駅 - 潭子駅 - 頭家厝駅 - 松竹駅 - 太原駅 - 精武駅 - 台中駅 - 五権駅 - 大慶駅 - 烏日駅 - 新烏日駅 - 成功駅 - 大肚渓南信号場 - 彰化駅
成追線
台湾台中市烏日区の成功駅から同市大肚区の追分駅に至る。成功駅 - 追分駅
縦貫線(南段)
台湾彰化県彰化市の彰化駅から高雄市三民区の高雄駅に至る。
基隆駅 - 高雄駅間を結ぶ縦貫線の南部分である。
彰化駅 - 花壇駅 - 大村駅 - 員林駅 - 永靖駅 - 社頭駅 - 田中駅 - 二水駅 - 林内駅 - 石榴駅 - 斗六駅 - 斗南駅 - 石亀駅 - 大林駅 - 民雄駅 - 嘉北駅 - 嘉義駅 - 水上駅 - 南靖駅 - 後壁駅 - 新営駅 -柳営駅 - 林鳳営駅 - 隆田駅 - 抜林駅 - 善化駅 - 南科駅 - 新市駅 - 永康駅 - 大橋駅 - 台南駅 - 保安駅 - 仁徳駅 - 中洲駅 - 大湖駅 - 路竹駅 - 岡山駅 - 橋頭駅 - 楠梓駅 - 新左営駅 - 左営(旧城)駅 - 内惟駅 - 美術館駅 - 鼓山駅 - 三塊厝駅 - 高雄駅
屏東線
台湾高雄市三民区の高雄駅から屏東県枋寮郷の枋寮駅に至る。
高雄駅 - 民族駅 - 科工館駅 - 正義駅 - 鳳山駅 - 後庄駅 - 九曲堂駅 - 六塊厝駅 - 屏東駅 - 帰来駅 - 麟洛駅 - 西勢駅 - 竹田駅 - 潮州駅 - 崁頂駅 - 南州駅 - 鎮安駅 - 林辺駅 - 佳冬駅 - 東海駅 - 枋寮駅
*赤字表示は日本時代の木造駅舎が使用されている駅。
*青字表示は日本時代に建築され現在は歴史建築として史跡認定された駅。
【場所】 台北駅から程近い陶器の町で有名な「鶯歌」駅の隣駅「山佳」の木造駅舎です。 この一帯には国立台北大学、行天宮経営の病院、ニュータウンなどが有り、台北のベッドタウン としてこれからますます開けていくのでしょう。
【建物】1936年(大正11年)
木造駅舎
西部幹線 縦貫線(北段)
【七堵】
【開業】1891年(明治24年)10月20日 八堵火車碼頭として開業
基隆市文化局の歴史建築に指定
【山佳駅 】
【開業】1903年(明治36年)10/07日【場所】 台北駅から程近い陶器の町で有名な「鶯歌」駅の隣駅「山佳」の木造駅舎です。 この一帯には国立台北大学、行天宮経営の病院、ニュータウンなどが有り、台北のベッドタウン としてこれからますます開けていくのでしょう。
『新竹駅』西部幹線1等駅
【開業】1893年(明治26年)10/30日
【建物】1913年(大正2年)竣工 国定古跡
【設計】松崎萬長男爵
【場所】新竹市北区中正路120号
【松崎萬長】 1883年(明治16年)から2年間ベルリン工科大学で建築学を学び1884年(明治17年 )帰国する。
【建物】1913年(大正2年)竣工 国定古跡
【設計】松崎萬長男爵
【場所】新竹市北区中正路120号
【松崎萬長】 1883年(明治16年)から2年間ベルリン工科大学で建築学を学び1884年(明治17年 )帰国する。
爵位返上後の1907年(明治40年)より台湾総督府鉄道局に勤務し基隆駅や新竹駅などの建築にあたる。
古写真
【香山駅】
古写真
文化遺産
【大山駅 】
【開業】1922年(大正11年)10/11日【日南】
【清水】
【開業】1920年(大正9年)12月15日
1935年(昭和10年)4月21日/新竹・台中地震で駅舎倒壊
1936年(昭和11年)5月/現駅舎落成
【新埔】
【開業】1922年(大正11年)10月11日
西部幹線 台中線
【造橋駅】
【開業】1903年(明治36年)10/07日【建物】1936年(大正11年)
【旧・三義駅】
【開業】1903年(明治36年)10月7日 三叉河駅として開業
(旧)三義駅舎は苗栗卓蘭小雪霸瀑布休閒村に移築保存
『台中駅』西部幹線1等駅
【開業】1905年(明治38年)5/15日
【建物】1917年(大正6年)竣工 2級古跡
【設計】
【場所】台中市建国路1段172号
古写真
【建物】1945年(昭和20年)
【建物】1943年(昭和18年)
【建物】1943年(昭和18年) 1941年(昭和16年)の嘉南大地震で旧駅舎損壊
【建物】1943年9月
【建物】1936年(昭和11年)竣工 国定古跡
【設計】
【場所】台南市北門路2段4号 台湾最西端の駅
【建物】1917年(大正6年)竣工 2級古跡
【設計】
【場所】台中市建国路1段172号
古写真
1908年営業停止
1950年営業再開
改修後
改修前
【斗南駅】
【開業】1903年(明治36年)12/15日 西部幹線2等駅【建物】1945年(昭和20年)
【南靖駅】
【開業】1911年(明治44年)3/20日【建物】1943年(昭和18年)
【後壁駅】
【開業】1903年(明治36年)4/20日【建物】1943年(昭和18年) 1941年(昭和16年)の嘉南大地震で旧駅舎損壊
【林鳳営駅】
【開業】1901年(明治34年)12/16日【建物】1943年9月
【隆田】
【開業】1902年(明治35年)4月20日 蕃仔田乗降場として開業
『台南駅』西部幹線1等駅
【開業】1900年(明治33年)11/29日【建物】1936年(昭和11年)竣工 国定古跡
【設計】
【場所】台南市北門路2段4号 台湾最西端の駅
初代台南駅
【保安】【開業】1900年(明治33年)
【開業】1908年(明治41年)2月1日
平渓線
【菁桐駅】【開業】1929年(昭和4年)10月1日 菁桐坑駅として開業
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