移築先から里帰りした「日本時代の新北投駅舎」
MRT淡水線の建設工事にともない台湾中部・彰化県の個人博物館に解体の危機を逃れ移築されていた日本時代の「新北投駅の駅舎」が25年の時を経て里帰りしました。
現在のMRT淡水線は日本時代に台湾総督府が進めた鉄道整備で、本線は淡水港から台北までの物流の迅速化を目的に1901’(明治34)に、新北投支線は北投温泉への湯治客輸送のため大正5年(1916’)に開業したものです。
再建された駅舎
彰化県の個人博物館に移築されていた駅舎
明治40年(1907’)前後の創業とされている「瀧の湯」が全面改装も終わり営業が再開されました。PH1.2~1.5のラジューム泉。
大正12年(1923’)の昭和天皇(当時は皇太子)北投温泉巡行の「皇太子御渡渉記念碑」。ここに設置されている事については数々の秘話があります。
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