この記事は以下のような人におすすめ!
- ワイン購入に失敗くない人
- 背景を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
元の建物は1770年頃に建てられています。
Vieux Chateau Certan の基礎知識
【種 類】AOC / Chateau Wine
【格付け】AC.Pomerol
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【コミューン】Pomerol
【所有者】Alexandre Thienpont
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【コミューン】Pomerol
【所有者】Alexandre Thienpont
【代表的Cepages】60/ME 30/CF 10/CS
【セカンドラベル】La Gravette de Certan
【スタイル】フルボディ
【年間生産量】約5000ケース
【私的格付け】the best chateau of pomerol (8)
ワインラベル
絵柄をお覚えていると購入時に便利ですよ。
私はこの1992’ヴィンテージを1998' 10/30エプバンタイユにてイワガキ、ホーボー、仔羊、その他の料理をいただきながら飲みました。
"メルローをベースにした濃厚で濃い色の赤ワイン”とコメントしています。評価は★★★★でした。
"この所有者の造るLabegorce-Zedeも好きなワインの一つだ”ともコメントしてます。
参考購入価格
1998’購入/ヴィンテージ1992'/¥13000
当日、麻美一家がロスへ出発(JL060)。家も完成したし一安心。この寂寥感は真紀の件が関係してるのかな。
参考2021’相場価格
- ヴィンテージ2019'/¥30,000
- ヴィンテージ2018'/¥40,000
- ヴィンテージ2017'/¥28,000
- ヴィンテージ2016'/¥42,000
- ヴィンテージ2015'/¥38,000
味わい/香り/合わせる食材
1996’ヴィンテージ 味わい
- ボリューム: 軽い□□□■□重い
- タンニン: 控えめ□□□■□強い
- 甘み: ドライ□■□□□甘い
- 酸味: まろやか□■□□□シャープ
- 果実味:スパイシー□□■□□フルーティー
香り(アロマ/ブーケ)
- 黒系果実の香り:よく熟したしっかりめの味わい。
- プルーンの香り:熟しすぎた葡萄から生産されたワイン
- 樽香:果実味と樽の個性が見事に融合したもの。バニラ香
- 腐葉土の香り:熟成のピークを迎えた赤ワイン。
- マッシュルームの香り:畑が石灰質の土壌。
Food Suggestion
このワインを赤身の肉に合わす場合には厚めのステーキが良いです。
添え物、おかず、ソースも考慮する。
添え物、おかず、ソースも考慮する。
Vieux Chateau Certanの追記
- ポムロール高原の上部中央にあるPétrusに隣接した14ha(35a)の地所の右岸で最大の単一ブロックサイトの1つです。
- 葡萄樹のほとんどは、鉄分が豊富な下層土の上を大きな小石と粘土に覆われた土壌で植栽されています。この土壌は非常に肥沃なので、ブドウの成熟を優先しブドウの活力を制限する注意が必要です。それと約30%の葡萄樹は、より深い粘土質の土壌に植えられています。
- 葡萄樹の多くは樹齢50年で、1932年にまでさかのぼれる区画もあります。
- 植栽比率はメルロー65%、カベルネ・フラン30%、カベルネソーヴィニヨン5%です。メルローは粘土質土壌と粘土質砂利土壌に、カベルネ・フランは粘土礫で特に優れているブロックに、カベルネソーヴィニヨンは最も砂利の多い地域に植えられています。
- 植栽比率と醸造比率は異なり、例えば2016年は85%がメルロー、2011年は29%のカベルネフランを使用、猛暑の2003年は80%がカベルネフラン、1993年は50%がカベルネフランでした。
- Vieux Chateau Certanは、メルローとカベルネフランの両方が好調だったヴィンテージや、メルローが支配的な年に素晴らしいワインを生産するという評判があります。
- 発酵は、28℃に設定された温度制御されたオーク樽で行われます。 grand vin に選ばれたロットは、新フレンチオーク樽で最長22ヶ月間熟成されます。
- 「Ch.Puygueraud」「Labegorce Zede」もThienpont家が所有しています。
Vieux Chateau Certanの歴史
- 1700年代半ば、「de Certan」エステートが所有する大きな不動産の一部でワインはSertanとして販売されていた。
- フランス革命後、「Vieux Château Certan」「Certan de May」 および「Certan」をタイトルに持ついくつかの地所に分割されました。
- 1870年代にPétrusによって地位を奪われるまで19世紀中はポムロールで最高と見なされていました。
- 1924年に、ベルギーのネゴシアンGeorges Thienpointに売却されます。
- 彼は自分のワインが顧客のセラーにあるかどうかを簡単に知る為にピンクのキャップを採用しています。当時はシックな色が殆どでした(good ideaです)
- 1930年代初頭の悪天候と一般的な経済不況により、Georges Thienpointはサンテミリオンの「Troplong Mondot 」を売却することを余儀なくされます。「Vieux Chateau Certan 」においては1931年から1933年までワイン生産はされませんでした。
- 1945年、1947年から1950年のヴィンテージは素晴らしいワインを造りましたが、ワインは主にGeorges Thienpointのベルギーの会社を通じて販売されていたため国際的な流通は有りませんでした。1980年代のトップボルドーワインと一緒にプリムールでのみ販売しています。
- ここ数十年、Vieux Chateau Certan ンはアペラシオンのトップポジションを目指して挑戦してきました。1986年ヴィンテージの復活はエステートの運営を引き継いだAlexandre Thienpontが原動力となっています。 現在は息子のGuillaumeも参加しています。
- Alexandreの挑戦の一環として1988年と2003年にワイナリーを改修し、セカンドワインを導入します。そして、収穫量を減らすための取り組みとしてグリーンハーベストを導入し、より高い熟度レベルで果実を収穫しています。
- Alexandreは、いとこのJacques Thienpontが所有する近くの「Le Pin」を管理しています。
フランスワインについて
フランスワインは法律により厳しく管理されています。
AOCとは?
1935年に優れた産地のワインを保護、管理することを目的としてAOC(原産地統制呼称法)が制定されAOCを名乗るための規制が定められています。
全生産量の42%がこのカテゴリーに入ります。
Medoc地区
1855年、ナポレオン3世によって、この年に開催されるパリ万博の目玉商品として赤ワインはメドックのものが61選ばれ1級から5級までのランク付けがされた。
唯一の例外はグラーブの「オー・ブリオン」がメドック以外から1級に格付けされています。
白ワインはソーテルヌのものが26選ばれています。
Pomerol村
- 評判の大きさとは裏腹に小さな村である。歴史や文化の影を持つ建造物が見当たらず、平凡な田舎風景が起伏の少ない台地に広がっている。
- 葡萄畑の総面積は約800haと小さく平坦な土地にある。
- ここのワインの評価が高まるのは20世紀始めでJean-Pierre Moueix社の功績が大きい。
- サン・テミリオンの隣にありながら、はっきり違うワインが生まれる理由は土壌にある。
- 太古の地層の侵食と中央山岳地帯からトルトニュー川が運んだ堆積土壌とで形成され鉄分を多く含み肥沃。西側が砂質、サン・テミリオンに近い東は粘土質。
- 栽培葡萄品種はメルロ種が主でほぼ80%を占める。残りも殆どがカルベネ・フラン種で、ソーヴィニヨン種は少ない。
- 出来るワインはメドックのものよりタンニンが少なく、一般的に香り豊かで、輝かしいルビー色。アルコール分が多く、芳醇なコクを持ちながら、柔らかな口当たりが特色。
- 多くは、4~7年で飲み頃となる熟成の速いタイプ。極上ものは長寿である。
- 総体的にバランス良く、高水準。
- 「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」など揺ぎ無い名声を誇る銘柄があり、ポムロールの全生産量は34,850hlと少なくワインは総体的に高価格。
- サン・テミリオンより平均的にシャトーワインの質が高いと言われていて、今やボルドーを代表する銘醸地の一つである。
- 公的格付け(Crus Classés)はなされていない。