1855年のMedoc格付時には、一級シャトーの「Lafite」「Latour」「Margaux」「Haut Brion」の四大シャトーと、二級シャトーのトップクラスの「Mouton」に次ぐボルドーの最高級ワインとされていた。
1994年に Wertheimer ヴェルテメール 家所有のオートクチュール「Chanel」が買収しているので、いつか過去の栄光を取り戻すのを期待する。
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□■□□重
- タンニン 控□□□□□□□■□□渋
- 甘み 辛□■□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□□□■□強
- 樽香由来の華やかさがありながらも上品な落ち着きがある
Profile
Château Lafite Rothschild
- 【Ownership】1994'オートクチュール Chanel
- 【Region or Appellation】Margaux > Medoc > Bordeaux > France
- 【Classification】2eme Grand Cru Classé
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
- 【Blend】Cabernet Sauvignon, Merlot, Cabernet Franc, Petit Verdot
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】13%
- 【Avg. Price 】¥18,000/750ml
Winery
- Château Rauzan-Ségla は、 Bordeaux の Margaux 地区にある1855年の格付けで第2級に格付けされたシャトーです。ワインは、濃厚で凝縮感があり、第2級の中で最高のものの1つと考えられています。
- 70haのブドウ畑は、 Cabernet Sauvignon が62%、 Merlot が36%を占め、残りを Cabernet Franc と Petit Verdot がわずかに占めています。土壌は、第四紀の河川段丘の粘土質の砂利土壌で、より深い細かな砂利のエリアもあります。
- セカンドワインの Ségla は、Grand vin(Ch.Rausan Segla )よりも Cabernet Franc と Petit Verdot の比率を高くし飲みやすくなっているのが特徴です。
- 1994年にファッション界の巨人 Chanel シャネルに買収されて以来、 Rauzan-Ségla の品質は向上しました。
- 機械収穫は廃止され、畑を区画ごとに管理するようになりました。ブドウは手作業で選別され、高品質のセシルオーク樽で熟成されます。Grand vin(Ch.Rausan Segla )は、新樽率60%のオーク樽で18ヶ月間熟成されます。
- このシャトーは、1661年に Pierre Desmezuresピエール・デメジュールによって Domaine de Rauzan という名前で設立されました。
- Pierre Desmezures は Bordeaux の歴史における重要な人物で、当時 châteaux Margaux と Latour も所有していた。
- その後、この土地は Ségla 男爵夫人の Catherin de Rauzan の手に渡り、彼女は自分の名前を冠して Rauzan-Ségla と名付けました。
- 1994年、この地所はファッション界の巨人 Chanel に買収されました。
- オートクチュール Chanel は、フランスを代表するラグジュアリーブランドであり、ファッション、ジュエリー、時計、香水、化粧品など、幅広い分野で世界中の人々を魅了しています。
- 1910年、Gabrielle Chanelガブリエル・シャネル(通称 Coco Chanel)がパリの Cambon 通り21番地に帽子店 Chanel Modes をオープンしたのが始まりです。
- 1924年に Pierre Wertheimer は、Coco Chanel と香水部門の事業展開のために提携し、Parfums Chanel を設立した。
- その後、Wertheimer ヴェルテメール家は Chanel の経営権を取得し、現在に至るまで同族経営を続けてており、現在、Alain と Gérard 兄弟が中心となって経営を行っています。
- Chanel は、ワイン業界にも積極的に参画し Bordeaux の Ch.Canon, Ch.Rausan Segla と Napa の St Supéry も所有しています。
Last updated 16-Aug-2022
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Wine 雑学
Bordeaux Wine
ボルドーワイン
ボルドーの特有の制度 Chateau system
- ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
- 1855年、ナポレオン3世によって、この年に開催されるパリ万博の目玉商品として赤ワインは Medoc 地区のものが61選ばれ1級から5級までのランク付けがされた。唯一の例外はグラーブの「オー・ブリオン」がメドック以外から1級に格付けされています。白ワインはソーテルヌのものが26選ばれています。
- 水はけのよい砂礫層(小石、砂、砂利の混合土)の土壌は主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン種に最適です。これに多くはメルロ種を配し、長期保存の可能な、コシのある、しっかりした赤ワインを生み出しています。
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合に「AC」を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが「AOC」の「O」に当たる原産地名となります。
ボルドーの特有の制度 Chateau system
- ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「Chateau Wine」と「Generic Wine」に分けられる。
- シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
- シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」、地区のもの「Medocや Graves・・・・」、「MargauxやSt-Emilionなど」村名表記されたものは、セミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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