Languedoc-Roussillonでは「葡萄品種」に注目。
Chateau de Lascaux Coteaux du Languedoc Rouge
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□□■□□□□重
- タンニン 控□□□□□□□□■□□□□渋
- 甘み 辛□■□□□□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□□□■□□□□強
- ミディアムボディー
Profile
Chateau de Lascaux Coteaux du Languedoc Rouge
- 【Ownership】Chateau de Lascaux
- 【Region or Appellation】Languedoc >Languedoc-Roussillon > France
- 【commune】Vacquières村 > Pic Saint-Loup地区(North Languedoc)
- 【Classification】
- 【Wine Style】Red - Rich and Intense
- 【Grape Variety / Blend】Grenache - Mourvedre - Syrah Wine
- 【Food Pairing】Lamb
- 【Sweetness】
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】13 - 14%
- 【Avg. Price 】¥2,000/750ml
- 【Ageing】
Winery
- Château de Lascaux は、North Languedoc 地方 Pic Saint-Loup地区、Vacquières村にある、Languedoc-Pic Saint-Loup AOCでも特に高く評価されている家族経営のワイナリーです。特に、自然との調和を重視したオーガニックおよびビオディナミ農法によるワイン造りで知られています。
- Pic Saint-Loup 地区は、Languedoc 地方全体のワイン産地の中でも、特に冷涼でエレガントなワインが生まれる場所として知られています。
- North Languedoc は、ラングドック地方の中心都市モンペリエの北約20~30kmに位置し、セヴェンヌ山脈の麓に広がっています。周辺には「ピク・サン・ルー山」と「ロルテュス山」がそびえています。
- 地中海性気候でありながら、大陸性気候の影響も受けているので他の Languedoc の産地よりも標高が高く、気温が低いです。特に昼夜の寒暖差が非常に大きいため、ブドウはゆっくりと成熟し、酸を保ちながらエレガントでフレッシュなワインが生まれます。
- 乾燥した Languedoc の中では珍しく、エレガントで酸が強く、キメ細やかな質感を持つワインが生まれます。シラーやグルナッシュといったブドウ品種が、南仏の一般的な濃醇なスタイルに比べ、より繊細で上品な表現になります。
- 13代続くドメーヌを起源とし、現オーナーの Jean-Benoît Cavalier 氏が1990年にワイナリーとして独立・再出発させました。現在は15代目の Marie 姉妹が参画しています。
- 2009年にオーガニック認証を取得し、2018年にはさらに進化したビオディナミ認証を取得しています。環境との調和を目指し、化学薬品を使わずにブドウを栽培しています。
- ワイナリー周辺のハーブが茂る南仏特有の潅木地帯 Garrigue の影響を受けた、ミネラル感とハーブのニュアンスを持つエレガントなワインを産出しています。
- 畑は地中海性気候ですが、標高が高いため、夏でも昼夜の寒暖差が大きいことが特徴です。これによりブドウがゆっくりと成熟し、ワインに美しい酸と複雑な味わいをもたらします。土壌は石灰岩質の粘土質で、ミネラルを豊富に含みます。
- Garrigue シリーズ : ワイナリーを取り囲む Garrigue(タイム、ローズマリーなどのハーブが茂る潅木地帯)の繊細さと豊かさを表現したキュヴェ。赤は、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラーなどが主体。白は、ルーサンヌやロールなどが主体で、フルーティで爽やかな味わいです。
- Carraシリーズ:Carra は、スペイン語で「石」を意味し、石灰岩が多いユニークな土壌の特徴を反映した上質でエレガントなキュヴェ。特にピク・サン・ルー・ルージュは、シラーを主体とし、複雑なスパイス香とシルキーなタンニンを持つ洗練された味わいで高い評価を得ています。
- ラベルに描かれている馬のモチーフは、ラスコー洞窟の壁画の馬にちなんでおり、オーナー家族の名前 Cavalier(フランス語で騎手の意味)とも関連付けられています。
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French Wine 雑学
AOC とは?
- AOCとは、Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOC が正確な表現で、AC は、AOC の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合、或いは原産地とあわせて言う場合に AC を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが AOC の O に当たる原産地名となります。
Languedoc-Roussillon Wine について
- 東の Nîmes と Montpellier から、地中海沿岸に沿ってスペインの国境に至るまでの南フランスのさまざまなアペラシオンの集合体です。
- 文化的に Languedoc と Roussillon は異なります。Languedoc は13世紀からフランスに属する典型的なフランス人です。17世紀にスペインから買収された Roussillon は、スペインとカタロニアの文化の影響を受けています。
- Pays d'Oc IGP が、殆どの Languedoc-Roussillon をカバーしています。ただし、Roussillon 内にブドウ園を持つ生産者は、IGP Côtes Catalanes のラベルを付けるオプションがあります。Languedoc でこのオプションが有るのは、 Hérault と Aude の La Clape と Quatourze に限ります。
- フランスのワイン全生産量の約4分の1は Languedoc-Roussillon で生産されています。スパークリングの Blanquette de Limoux、Banyuls の甘い赤酒精強化ワイン、Côtes du Roussillon のロゼなども含まれています。
- 土壌の種類やテロワールは地形と同じくらい地域によって異なりますが総じて地中海性気候で、暑くて乾燥した地域です。
- Languedoc のブドウ園は主に海岸平野にあり、Roussillon ルシヨンのブドウ園は崖の上にあるか Pyrenees 山脈の麓にあります。







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