Le Vieux Pavillon Melot Vin de Pays d'Ox・ラングドック・ルーション・ワイン

2021年9月9日木曜日

Languedoc-Roussillon 素敵な食事

t f B! P L



Languedoc-Roussillonでは「葡萄品種」に注目。このワインは、IGP Paysd'Ocの赤ワインの平均価格より多少高めです。

Le Vieux Pavillon Melot Vin de Pays d'Ox

この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人

Wine étiquette

1999' 03/26 宅飲み
もんちゃん夫婦来日


Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□□□□□□■□□重
  • タンニン     控□□□□□□□□■□□□□渋
  • 甘み       辛■□□□□□□□□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□□□□□■□□□□強


Profile

Le Vieux Pavillon Melot  

  • 【Ownership】SCV Puisserguier (Puisserguier村協同組合)
  • Region or AppellationVin de Pays-IGP > France 
  • 【commune】Puisserguier > Languedoc
  • Classification】
  • Wine StyleRed - Rich and Intense
  • 【Blend】Merlot
  • Food PairingBeef and Venison
  • 【Sweetness】
  • 【Maturation】French Oaked
  • 【Alcohol ABV】12.8 - 14.5%
  • 【Avg. Price 】¥2,000/750ml
  • 【Ageing】
 

Winery

SCV Puisserguier(ピュイセルギエワイン協同組合)の概要
  • SCV Puisserguier は、フランスの Languedoc 地方(現在はオクシタニー地域圏の一部)、Herault 県にある Puisserguier 村のワイン生産者組合を指します。
  • SCV は、Société Coopérative Vinicole の略で、「ワイン協同組合」を意味します。
  • Puisserguier 村は、Hérault 県にあるワイン生産が盛んな村の名称で、現在は Les Vignerons de Puisserguier などの名称が使われているようです。
  • 協同組合は、1936年に「Les Petits Vignerons de Puisserguier」として設立されました。
  • この地域は、ブドウ栽培の歴史が古く、中世の城や修道院の遺跡などもある典型的なワイン村です。
  • 周辺のぶどう畑から収穫されるブドウを使用して、様々なワインを生産しています。
  • AOP Saint-Chinian や AOP Languedoc、IGP Coteaux de Fontcaude などの地域の呼称を持つワインを造っています。
  • シャルドネやヴィオニエといった国際品種を使った単一品種のワインも手がけています。
  • Puisserguier は、Languedoc 地方におけるワイン生産の中心地の一つであり、この協同組合はその地域のワイン造りにおいて重要な役割を果たしてきました。

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French Wine 雑学

Bordeaux Wine

  • Bordeaux はフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
AOCとは、Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
  • AOC が正確な表現で、AC は、AOC の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合、或いは原産地とあわせて言う場合に AC を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが AOC の O に当たる原産地名となります。 
ボルドーの特有の制度 Chateau system
  • Bordeaux の特有の制度として「Chateau 名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「Chateau Wine」と「Generic Wine」に分けられる。
「Chateau Wine」
  • シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインを仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
  • シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • Bordeaux の大手ワイン商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
   1.Bordeaux のみを表示する Bordeaux 全域ワイン
   2.Medoc や Graves 等の地区ワイン
   3.Margaux や St-Emilion などワンランク上の Semi-Generic ワイン

 IGP と Vin de Pays の関係

フランスのワイン法は、EUの規定に合わせて2009年頃に改定されました。
  • Vin de Pays というカテゴリーは、EUの地理的表示保護 IGP(Indication Géographique Protégée)に移行・統合されました。
  • そのため、「Vin de Pays-IGP」という表記が、IGP が旧 Vin de Pays に相当するカテゴリーであることを示したり、過渡期の表示として使われたりすることがあります。

IGP Pays d'Oc
 
  • フランス南部のラングドック地方を中心とするフランス最大のIGPワイン産地の一つです。
  • 広い地域をカバーしているため、比較的自由度が高く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどの国際的なブドウ品種を使ったワインが豊富に生産されています。
  • 品種名をラベルに表示できる規定があるため、消費者に分かりやすいワインが多いのが特徴です。

IGP Pays d'Oc

  • Pays d'Oc IGP ワインは Vin de Pays d'Oc(1987年に設立)とラベル付けされていましたが、2009年以降、VDPカテゴリーはフランスのワイン法から段階的に廃止されました。現在は、欧州連合の標準化されたワインラベル表示規則の一部として設計されたカテゴリである IGP(Indication Géographique Protégée)に置き換えられています。IGP≒地理的保護表示生産地域
  • Pays d'Ocは、フランスの南海岸の広い地域で作られる赤、白、ロゼワインのIGPです。フランス最大のワイン生産地域の1つ Languedoc-Roussillon の全域をカバーしています。この地域のAOCの法律の下で製造されていないすべてのワインを対象としています。その中には Corbières, Minervois, Languedoc のアペラシオンそのものも含まれています。
  • Hérault, Aude, Gard, Pyrénées-Orientales そして southern Lozère の6つのコミューンが地理的な境界ではなく管理上の境界でIGPに分類されています。
  • Pays d'Oc IGPは間違いなくフランスで最も重要であり、国のIGPワインの大部分を生産しています。
  • Pays d'Oc地域は地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は穏やかです。降雨量のほとんどは春と秋に集中します。北西からの乾燥した大陸風がブドウ園を冷却するとともに南からの暖かい風との関係で待望の雨をもたらす可能性があります。
  • この地域のテロワールのバリエーションは膨大で、辛口の白ワインから酒精強化赤ワインまで、あらゆるものを生産するAOCアペラシオンの多様性に反映されています。同じことが Pays d'Oc IGP の下で生産されるワインスタイルにも当てはまります。全部で63の異なる品種がIGPで許可されています。
  • Languedoc-Roussillon のブドウ園全体の半分弱、約115,000haのブドウ園の200の協同組合と1200の民間生産者がIGPに分類されます。 最大収量は、赤ワインと白ワインで1haヘクタールあたり9000L、ロゼで1haあたり10,000Lに設定されています。
  • この地域のブドウ栽培の歴史はローマ時代にまでさかのぼりますが、この地域はワイン生産は革新的な事でも知られています。 多くの生産者は生産とマーケティングに新世界のノウハウを採用し、オーストラリアとニュージーランドからワインメーカーを連れてくるドメーヌさえあります。 
  • 革新性の一例として1900年代初頭に Montpelier の Jean-Eugène Charma によって開発されたスパークリングワインを生産する Charma 方があります。

Languedoc-Roussillon Wine について

  • 東の Nîmes と Montpellier から、地中海沿岸に沿ってスペインの国境に至るまでの南フランスのさまざまなアペラシオンの集合体です。
  • 文化的に Languedoc と Roussillon は異なります。Languedoc は13世紀からフランスに属する典型的なフランス人です。17世紀にスペインから買収された Roussillon は、スペインとカタロニアの文化の影響を受けています。
  • Pays d'Oc IGP が、殆どの Languedoc-Roussillon をカバーしています。ただし、Roussillon 内にブドウ園を持つ生産者は、IGP Côtes Catalanes のラベルを付けるオプションがあります。Languedoc でこのオプションが有るのは、 Hérault と  Aude の La Clape と Quatourze に限ります。
  • フランスのワイン全生産量の約4分の1は Languedoc-Roussillon で生産されています。スパークリングの Blanquette de Limoux、Banyuls の甘い赤酒精強化ワイン、Côtes du Roussillon のロゼなども含まれています。
  • 土壌の種類やテロワールは地形と同じくらい地域によって異なりますが総じて地中海性気候で、暑くて乾燥した地域です。
  • Languedoc のブドウ園は主に海岸平野にあり、Roussillon ルシヨンのブドウ園は崖の上にあるか Pyrenees 山脈の麓にあります。

Merlot 

Merlot Wine
  • Merlot は、 Bordeaux やフランス南西部との歴史的なつながりが強い赤ワイン用ブドウの品種です。
  • 品種が生まれた地域の Saint-Émilion と Pomerol のほとんどのワインの主要品種です。
  • 現在、世界中のワイン産地に広く植えられており、国際的に生産されるワインの量の点で匹敵するのは Cabernet Sauvignon のみです。
  • フランスでは、最も広く栽培されている赤ワインの品種です。イタリア北部やスイス南部の温暖な地域でも非常に人気があります。米国では1980年代後半から1990年代初頭にかけての Merlot 人気により、特にCalifornia と Washington の west coastで植栽が大幅に増加しましたが、その後の大幅な人気低下で今は Cabernet Sauvignon, Zinfandel, and Pinot Noir が支持されています。
  • コストパフォーマンスの良いワイン産地として知られている Chile は、主にMerlot 主体のキュヴェで評判を築いてきました。 Apalta そして Colchagua Valley で Merlot をうまく利用し、高生産ワインとより高品質なワインのいくつかを生産しています。1990年代半ばまで、Carmenère を Merlot と誤認し一緒に植えられていました。


Merlot taste
  • Merlot がワインに与える正確なフレーバーは簡単には定義できませんが、プラムとブラックチェリーは、使用される最も一般的なフルーツベースの記述です。
  • Merlot は、特定の味ではなく特定のテクスチャーのワインを生産するためによく使用されます。滑らかで丸みを帯びた「飲みやすい」は、Merlot wine の一般的な説明です。この主な理由は、メルローのブドウは、タンニンの有る種と皮の厚さに比べて果肉が比較的大きいためです。このため、この品種は、よりタンニンの多い品種から作られたワインを柔らかくするためによく使用されます。


Merlot と Cabernet Sauvignon の違い
  • Merlot は、同様の条件で生産された Cabernet Sauvignon よりも緑豊かです。そして明らかにタンニンが少ない傾向があります。
  • ブラインドで味わうとき、最も簡単なのはテクスチャの違いかもしれません。最初の attack と aftertaste を区別するのは難しいです。
  • Merlot は、ワインを口に含むと、柔らかく、より絹のように感じる傾向があります。Cabernet Sauvignon の場合、この時点でテイスターはワインのタンニンと酸味をより意識する傾向があります。
  • テイスターの傾向は Merlot aromas については plums と black cherries を見つけます。ただ、 Cabernet Sauvig の特徴である Cassis あるいは blackcurrant に非常に近く「メルローワインは、赤い果実の特徴を持っている」と説明される可能性が高くなります。 


Merlotのブレンディングパートナー
  •  Médoc および世界中のワイン産地における主要なブレンドパートナーは Cabernet Sauvignon です。
  • Côtes de Gascogne の  Tannat、Cahors の Malbec 、Petit Verdot  などとブレンドされることもあります。
  • イタリアの Tuscany では Sangiovese と組み合わせる事ができます。
  • 信頼できるブレンド品種として使用されたり、主に新世界で、すべての品質層の Merlot Wine を造るために広く使用されています。
  • 最も有名な Merlot Wine  は、間違いなく Bordeaux Pomerol 地方の[Petrus]です。ヴィンテージにもよりますが、1本あたり数千ドルで購入できる非常に収集しやすいワインです。


Merlot の栽培
  • 大きな房で Cabernet Sauvignon よりやや明るい色です。 Merlot の皮は薄く、タンニンの量が少なく、ブドウは、糖度が高く、リンゴ酸が少ない傾向があります。
  • Merlot は通常、Cabernet Sauvignon よりも約2週間早く熟すため、涼しい地域でより簡単に対処できます。
  • Merlot をいつ採取かは継続的な議論のまとです。「Petrus 」は、酸味を保護するために比較的早い時期に採取していましたが、有名なコンサルタント Michel Rolland は、熟しすぎによってもたらされる extra fruit body の支持者でした。客観的には、Merlot はベストに達してから数日以内に簡単に熟れ過ぎてしまう可能性があります。
  • シーズンの早い時期に芽が出るので霜に弱い傾向があります。 皮膚が薄いため、灰色かび病にかかりやすい。 さらに、開花中の悪天候は、開花後にブドウが発育しないという可能性があります。 べと病になる可能性がありますが、他の Bordeaux 赤品種よりうどんこ病になりにくいです。
  • 涼しい土壌、特に鉄粘土が最適です。 水はけの良い土壌が重要です。 多くの栽培者は、非常に厳しい剪定を行い、収穫量を減らすことを提唱しています。



Merlot's parents
  • 1990年代後半、カリフォルニア大学デービス校の研究者は、 Cabernet Franc が親の1人であることを発表しました。
  •  Malbec と Cabernet Sauvignonの兄弟であることが確定されました。
  • 約10年後、フランス北部の  Brittany の放棄されたブドウ園で見つかった不明瞭な品種がもう1人の親として特定されました。このブドウは7月22日のメアリーマグデレンの饗宴の日に完全に熟す傾向があったため、 Magdeleine Noire des Charentes として正式に登録されました。


 White Merlot/Merlot Blanc とは
  • White Merlot は White Zinfandel 同様赤ブドウから作られたラズベリー香のワインです。
  • スイスの Ticino [Tessin] 地域でかなり一般的で、ロゼワインとして扱われます。
  • Merlot Blanc はMerlot と Folle Blanche 交配種です。メルローの突然変異であるMerlot Gris は別種です。


Merlot,  French Paradox, ワイン映画Sideways 
  • 1991年のテレビ番組でフランス人は豊かで脂肪の多い食べ物を食べるるのに、米国よりも心臓病の発生率がはるかに低いのは定期的で適度な赤ワインの摂取によると放送される。この放送で赤ワインに興味を持った人にはフルーティーで柔らかく、熟しやすい Merlot Wine が適しているように見えました。
  • 2004年のオスカー受賞の  buddy/road/wine 映画「Sideways」で、主人公はさまざまな Merlotワインへの嫌悪感を力強く表現します。主人公の貴重なボトルは、 Merlot と Cabernet Franc をブレンドした「Cheval Blanc 1961'」でした。
  • 映画の影響で予想されていた Merlot ブームは行き詰まり、世界のワイン産業は数百万ドルを失ったと言われ、 California と Australia 特に影響を受けたようです。


Best Merlot food pairings
  1. California Merlot のような明るくフルーティーで複雑でない(より安価な)バージョンは、その明白な果実味と比較的柔らかいタンニンのために、スパイシーな料理に適しています。炭火焼き肉と強力なソースに合わせるとき、ワインはより収斂性が少ないように見えます。
  2. どのパスタ料理がメルローに最も適しているかをソースが決定します。「ragu」でもOKですが、トマトベースのソースでは、Barbera などのクリスピーな赤ワインが必要になる場合があります。
  3. Pomerol の複雑な味わいのワインには、ロースト野菜や肉の古典的なおいしい料理に適しています。


OIV(国際ブドウ・ワイン機構)による2017年の調査
  • 世界で最も植えられているブドウ品種
  1. Cabernet Sauvignon – 341,000ha
  2. Merlot – 266,000ha
  3. Tempranillo – 231,000ha
  4. Airén – 218,000ha
  5. Chardonnay – 210,000ha
  • 世界で最もメルローが植えられている国
  1. France  – 112,000ha (全国のブドウ園面積の13.9%)メルローは最も栽培されているワインの品種です
  2. Italy [5th] – 24,000ha (全国のブドウ園面積の3.5%)
  3. USA [6th] – 21,000ha (全国のブドウ園面積の4.7%)
  4. Chile [4th] – 12,000ha (全国のブドウ園面積の5.6%)
  5. Romania [3rd] – 12,000ha (全国のブドウ園面積の6.3%)
  6. Australia [4th] – 8,000ha (全国のブドウ園面積の5.4%)
  7. South Africa [8th] – 6,000ha (全国のブドウ園面積の4.6%)



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                  趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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