Wine étiquette
Tasting
味わい/香り
- ボリューム:やや重め
- タンニン:やや強い
- 甘み:ややドライ
- 酸味:ややまろやか
- 果実味:ややスパイシー
- 香り:畑はペトリュスに隣接しているポムロル最高の立地。果実味と優しいタンニン、そして長く続く余韻。ボルドー右岸の良さをしっかりと味わえました。
Profile
概要
- 【Ownership】Domaines Delon(Les Domaines Delon)
- 【Region or Appellation】Pomerol > Bordeaux > France
- 【Wine Style】Red-Savory and Classic
- 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red
- 【Food Pairing】Beef and Venison
- 【平均価格】¥22000/750ml
- 【平均年間生産量】
- 【格付け】AC Pomerol
- 【Cepage】85% Merlot & 15% Cabernet Franc
- 【Maturation】Oaked
- 【Alcohol ABV】13%
- 【Sweetness】Dry
Winery
- Pomerol の他のワイン同様、格付けに属していないが、この Appellation を代表するワインとして高く評価されている。
- Pomerol の基準からすると比較的大きく、32ヘクタールのブドウ畑を所有している。
- Chateau Certan Giraud の畑を半分購入し統合し、32haとポムロルで2番目となる大きさになっています。残り半分の畑は右岸の名手、JPムエックス社が購入し、Chateau HOSANNAとなっている。
- Pomerol や Bordeaux 右岸と同様、 Merlot 76%, Cabernet Franc 23%, Cabernet Sauvignon 1%となっている。栽培密度は高く、1ヘクタールあたり6300~7100本。
- 2種類のワインを造っており、どちらも Merlot 主体の赤ワインである。1つ目はその名を冠したグラン・ヴァン、2つ目は1997年に初めて販売された Fugue de Nénin である。
- ここ数十年、 Cabernet Franc の栽培が増加している。主に Cabernet Sauvignon の植え替えで、かつては Cabernet Sauvignon が大きな役割を果たしていたが、現在ではどちらのワインにも最終的なブレンドに含まれることはほとんどない。
- この土地の広さは、ポムロールの多様な土壌を表している。ドルドーニュ地方からの沖積堆積物には、シリカを多く含む粘土や砂利、石英、花崗岩、鉄、玄武岩の小石が見られる。
- オーナー Jean-Hubert Delon は、1997年に1847年からシャトーを経営していた従兄弟の Despujol 家からドメーヌを買い取った。
- 購入後すぐに Michel Rolland をコンサルに迎え入れ改革に成功しPomerol を代表するワイナリーになりました。
- Jean-Hubert Delon は、剪定と育成の方法を見直し、土地の水を抜き、ブドウの木を植え替えたり根こそぎ取り除いたりし、ブドウ畑の設備を近代化した。
- セラーは拡張・改修され、空調設備も追加された。最新の設備を備えた新しい桶部屋も増設した。
- Neninは、 Delon ファミリーが所有するボルドー右岸に所有する唯一のドメーヌである3番目のワイナリーです。他の2つは、メドック地区の Château Potensac と、サン・ジュリアンの高名な2級 Château Léoville-Las Cases である。
Wine 雑学
AOC(AC)ワイン
- AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
- フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
- 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
- AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
- 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。
Chateau system
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
- ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
- 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
- 自分の醸造所でワインに仕込む
- 自分のところで樽貯蔵する
- 自分のところで瓶詰めを行う
- Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
- ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
- ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
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