存在は地味、ワインは抜群 Ch.Larcis Ducasse(1997')

2024年9月23日月曜日

Best Selection記事 Bordeaux Libournais

t f B! P L

Ch.Larcis Ducasse 

2012'年の格付け見直しによって、やっと潜在能力が生かされ St.Emilion Grand Cru からPremiers Grands Crus Classes Classes-B に昇格します。


Wine étiquette

2002'05/19 宅飲み  8-1



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□■□渋
  • 甘み       辛□■□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□■□強
  • 黒系果実、火打石、他の香り。甘みや酸味そしてタンニンが絶妙な加減、更に薄い苦味と葡萄の旨味があり美味しい。


Profile

  • 【Ownership】Gratiot-Attmane 家
  • 【Region or Appellation】Saint-Emilion Libournais >  Bordeaux > France
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red
  • 【Blend】Merlot, Cabernet Franc
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Avg. Price 】¥13,000/750ml
  • 【Saint-Emilion 格付け】Saint-Emilion Premier Grand Cru Classé B
  • 【Maturation】Oaked
  • 【Ageing】樽で16〜18ヶ月熟成。樽材は新樽50%、1年使用済み樽50%。
  • 【Alcohol ABV】13.5 - 14.5%
  • 【Sweetness】Dry


Winery

  • Château Larcis-Ducasse は、Bordeaux appellation の Saint-Émilion に本拠を置く Premier Grand Cru Classe B級のワイン生産者である。
  • シャトーとその周辺の土地は Côte Pavie に位置し、敷地は高名な Château Pavie に隣接している。Château Pavie 同様、Merlot 主体の Bordeaux blend を生産している
  • 歴史は16世紀に遡り、1940年代から Gratiot Alphandéry 家が所有している。
  • ドメーヌは約11ヘクタールに及び、沖積砂から石灰岩、粘土、チョークまで、さまざまなタイプの土壌に主に平均樹齢35年の Merlot と少量の Cabernet Franc をを栽培している。南向きの日当たりは、ブドウの成熟を促進し、複雑で豊かな風味を生み出します。
  • 収穫は手摘みされ、発酵はオーク樽での malolactic 発酵の前にセメント・タンクで行われる。 その後、 French oak 樽で約2年間樽熟成させ、その3分の2は新樽です。
  • セラー内での果汁やワインの移動は、過剰な酸化を防ぐために重力によって行われます。 Larcis-Ducasse は、1898年にこの地域で初めて重力式セラーを導入したワイナリーです。
  • セカンドワインは、 Murmure de Larcis Ducasse という名前です。



Wine 雑学

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。


Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。


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  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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