年間生産量4000本の希少ワイン Ch. Pavie-Decesse 1997'

2024年12月12日木曜日

Best Selection記事 Bordeaux Libournais

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  • 1997年ヴィンテージは Pavie-Decesse を大きく変身させライジングスターに押し上げた記念のヴィンテージだ!!

Ch. Pavie-Decesse 1997'


Wine étiquette

2001’10/16   宅飲み


原風景



Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□■□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□■□□強
  • 煙の香り、強いブルーベリー、後味はバニラ、チェリー

Profile

  • 【Ownership】 Gérard Perse
  • 【Region or Appellation】Saint-Emilion > Bordeaux > France
  • Classification】Grand Cru Classé 
  • 【Wine Style】Red-Savory and Classic
  • 【Grape/Blend】Bordeaux Blend Red Wine
  • 【Blend】90% Merlot, 10% Cabernet Franc
  • 【Food Pairing】Beef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】French Oaked
  • 【Alcohol ABV】14 - 14.5%
  • 【Avg. Price 】¥22,000/750ml
  • Total Production Volume】4000 Bottles


Winery 

  • Château Pavie-Decesse は、 Bordeaux Saint-Émilion のドメーヌです。  Merlot を主とし、少量の Cabernet Franc を加えた Saint-Émilion grand cru classé のワインを生産している。
  • シャトー・パヴィ・デセは、1955年のサン・テミリオン格付けで Grand Cru Classé の称号を獲得している。 南側の châteaux Pavie や北側の Pavie-Macquin は premiers grands crus classés です。
  • シャトーの歴史は、4世紀に遡る châteaux Pavie の歴史と密接に結びついています。 この4ヘクタールのドメーヌは、1885年に当時のオーナー Ferdinand Bouffard によって Château Pavie から切り離された。 
  • フランスの実業家 Gérard Perse が1997年に Pavie-Decesse を、1998年に Pavie を買収し両者を再統合した。しかし、ワインはそれぞれ別のものであり、それぞれが特徴的なテロワールを持っている。
  • Gérard Perseは他に「Ch.Pavi」「Ch. Monbousquet 」「La-Clusiere」も所有しています。
  • Château Pavie-Decesse の畑は、Ch.Pavie よりもさらに100m斜面の上部の石灰岩の台地上にあり、粘土と石灰岩の土壌が特徴である。
  • Pavie-Decesse は 90% Merlot、10% Cabernet Franc が植栽され、平均樹齢は約50年。 
  • ブドウの収穫と選果はすべて手作業で行われる。
  •  醸造は、新樽で約18~24ヶ月間熟成させ、3ヶ月ごとに澱引きを行う。 
  • ドメーヌでは年間約4000本のワインを生産している。
Last updated 10-May-2023


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この記事は以下のような人におすすめです!
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Wine 雑学

AOC(AC)ワイン

AOC(AC)ワイン
  • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略
  • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
  • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
AOC と AC の使い分け
  • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
  • 原産地とあわせて言う場合には、「AC」を使う。例としてAC.Bourgogne との表示は Bourgogneが「O」に当たる原産地なのでACを使っています。

Chateau system

Chateau system
  • Chateau system とは、ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
  • ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
  • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
  • 自分の醸造所でワインに仕込む
  • 自分のところで樽貯蔵する
  • 自分のところで瓶詰めを行う
  • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。

「Generic Wine」
シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
  • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
  • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
 ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
  1. ボルドー全域のもの「Bordeaux」
  2. 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
  3. 村のもの「MargauxやSt-Emilionなど」。これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。

Saint-Émillion の格付け(1955年制定)

  • Saint-Émillion は1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっています。
  • これまでに1969年、1986年、1996年、2006年、2012年、2022年の6回にわたって改訂された。
  • 格付けはそれぞれのシャトーのワインの価格や地価、ブランド性に大きく影響を及ぼします。そのため、2006年の見直しでは、降格した13のシャトーのうち八つのシャトーがその公平性を巡って不服を申し立て、訴訟となる。結果、2006年の格付けは取り消しとなり、1996年の格付けの効力を2011年まで延長するという暫定措置が取られた。
  • 2012年の格付けでは、Premier Grand Cru Classé  A に、新たに Château Pavie と Château Angélus が加わった。それまでは、Château Cheval Blanc と Château Ausone の2つのドメーヌだけだった。また、小さなガレージワイナリーから急成長しシンデレラワインという呼び名を持つCh. Valandraud や Ch. Canon La Gaffelière など四つのシャトーが Premier Grand Cru Classé B に昇格した。
  • 2022年の格付けでは、Ch. Figeac が Premier Grand Cru Classé A  に昇格した。
  • 1955年から頂点に立ち続けてきたPremier Grand Cru Classé  A の Ch. Ausone と Ch. Cheval Blanc の2シャトーが、審査基準を理由に格付けに参加しないことを表明。
  • Ch. Angelus は、共同経営者の有罪判決を受けて格付けから撤退。
  • Ch. Canon La Gaffelière(Premier Grand Cru Classé  B)も、格付けを辞退。

2022年のプルミエ・グラン・クリュ・クラッセに格付けされたシャトー
Premier Grand Cru Classé  A 
  1. Ch. Figeac
  2. Ch. Pavie
 Premier Grand Cru Classé  B 
  1. Ch. Beau-Sejour-Becot
  2. Ch.Beausejour Duffau Lagarrosse
  3. Ch. Belair-Monange
  4. Ch. Canon
  5. Ch. Canon La Gaffelière
  6. Ch. Larcis-Ducasse
  7. Ch. Pavie-Macquin
  8. Ch. Troplong-Mondot
  9. Ch. Valandraud
  10. Clos Fourtet
  11. La Mondotte
  12. Ch. Trottevieille


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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