この記事は以下のような人におすすめ!
- ワイン購入に失敗くない人
- 背景を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Ch.La Fleur saint Georges の基礎知識
【種 類】AOCワイン / Chateau Wine
【格付け】AC Lalande de Pomerol
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【村 名】Lalande de Pomerol
【Cepages】80/ME 15/CF 5/CS
【所有者】1998,Laforest家(Hubert de Boüard de Laforest)
【etc.】La Fleur de Bouardのセカンドワイン
【Grand Vin】La Fleur de Bouard
【セカンドワイン】La Fleur saint Georges
【サードワイン】Le Plus de La Fleur de Boüard
【スタイル】フルボディ
ワインラベル
絵柄をお覚えていると購入時に便利ですよ。
私はこの2001’ヴィンテージを2004’3/15に宅飲みしています。
評価は★★★でした。
参考購入価格
2004’購入/ヴィンテージ2001'/¥2500
参考2021’相場価格
- ヴィンテージ2019'/¥1200
- ヴィンテージ2018'/¥1700
- ヴィンテージ2016'/¥2300
- ヴィンテージ2015'/¥3000
- ヴィンテージ2014'/¥1500
味わい/香り/合わせる食材
2016’ヴィンテージ 味わい
- ボリューム: 軽い□□□■□重い
- タンニン: 控えめ□□□■□強い
- 甘み: ドライ□■□□□甘い
- 酸味: まろやか□□□□■シャープ
- 果実味:スパイシー□□□■□フルーティー
香り(アロマ/ブーケ)
- 黒系果実の香り:よく熟したしっかりめの味わい。
- 樽香:果実味と樽の個性が見事に融合したもの。バニラ香
- なめし皮:タンニンの多い赤ワインに出る香り。
- チョコレートの香り:濃密で、厚みがあり、ややヴァニラの香りも感じられる。
- コーヒーの香り:ポムロールやサンテミリオンの新樽熟成されたメルロによるワイン。
- タバコの葉の香り:長期熟成した赤ワインに表れる香り。
Food Suggestion
このワインを赤身の肉に合わす場合には厚めのステーキが良いです。
添え物、おかず、ソースも考慮する。
添え物、おかず、ソースも考慮する。
La Fleur de Bouard の追記
- このエステートは25ha(62a)あり1998年からHubert de Boüard de Laforestが所有しています。
- Laforest家は、サンテミリオンにいくつかのシャトーを所有しており、Premier Grand Cru Classé A の「Ch. Angélus」のオーナーでもあります。
- Vineyard は80%のメルロー、15%のカベルネ・フラン、5%のカベルネ・ソーヴィニヨンが植えられています。
- このセカンドワインは、Boüard家が購入する前の「La Fleur Saint Georges」で販売されていますが、「Le Lionde laFleur Boüard」と改名されています。
- グランヴァン「la Fleur de Bouard」のサードワイン「Le Plus de La Fleur de Boüard」が2000に初リリースされ、評論家のロバートパーカーから99ポイントのスコアを得ています。
フランスワインAOCとは?
概要
1935年に優れた産地のワインを保護、管理することを目的としてAOC(原産地統制呼称法)が制定されAOCを名乗るための規制が定められています。
全生産量の42%がこのカテゴリーに入ります。
Libournais地区
- Libourneの街は、ドルドーニュ川に面し、古くから、ボルドーを経由せず、直接ガロンヌ河を通って北方の国々と交易をしてきた。そのため、アングロ・サクソン系の人々はこのあたりを「右岸」とよんで区別していた。
- ボルドーが英国との結びつきが強いのに比べ、この地域のワインは英国以外の北方諸国との結びつきが強く、 ワイン生産とその交易は自立して発展してきた。
- 中世の巡礼路にありボルドーとは異なる歴史的背景を持っているので、自然条件の違いと共に、ユニークな性格のワインを生んでいる。
- 粘土質を含んだ軟質砂岩の土壌とドルドーニュ川が造った変化に富んだ地形、それに、ガロンヌ河左岸に較べ、それ程強くない海洋性の気候とが相俟って、ボルドーワインの中でも得意な性格を形造くっている。
- メルローの柔らかさを特徴とするそのワインは、ボルドーの中でも最もアルコールがしっかりとしていて豊満である。長期熟成も可能だが、若い内からも楽しむことが出来る。
Lalande de Pomerol村
- 準ポムロールとも言うべき、この村名AOCは、約60%の畑がラランド村に、40%がネアック村にある。
- 土質が新しい堆積土壌の砂利と砂で構成されているため、Pomerolに似てはいるが、力強さの点で劣り、タンニンが少なめで、より早熟。むしろサン・テミリオンに近い。
- Pomerol同様、聖ヨハネ修道会(後のマルタ騎士団)の手によって開墾されている。この修道会が、聖地・サンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼者たちのために建てたロマネスク様式の「聖ヨハネ教会」が残っていてLalande de Pomerolの象徴となっている。
- 公的格付け(Crus Classés)はなされていない。