台北には多くの歴史建築物が残されています。その中でも筆頭は、南国の風を受け青天白日滿地紅旗を、たなびかせている中華民国総統府、かっての台湾総督府だろう。写真では伝わりませんが威風堂々とした威容は日本近代建築物の筆頭にあげられるでしょう。 「東門」から延びる「凱達格蘭大道」が突き当たる「重慶南路」に位置し、当時は台北の日本人居住区である城内のほぼ中央に位置し、高さ60mの中央塔(台湾初のエレベーターが設置されている)からは、当時の台北全体を見渡せたそうだ。建物は日本の方向、東向きに建っており、上から見ると、日本の日を型取っています。そして四隅の出っ張り部分 は喫煙室だったそうです。この時代に、既に分煙意識が有ったという事ですね。
【建物】1919年(大正8年)竣工 国定古跡
【設計】長野宇平治 森山松之助 (辰野金吾式建築の代表作)
【場所】MRT台大医院駅徒歩5分。中正区重慶南路1段122号。
初期の総督には行政権、司法権、台湾駐屯の陸海軍の指揮権、特別立法権の統治四権を一手に握る総督の権限は絶大なものだった。
こうした事情から、樺山資紀・桂太郎・乃木希典・児玉源太郎・佐久間左馬太・安東貞美・明石元二郎の初代総督から7代目総督はいずれも現役の大将または中将であった。
現在、月曜日〜金曜日の午前9:00〜12:00まで1F部分のみ開放されています(パスポート必要)。ボランティアの白髪のお爺さんが「戦後の日本人の生き方」「自分達の生きた戦前の 日本」を日本への思いを込め一生懸命に語ってくれます。
白髪のお爺さんは元日本陸軍特別志願兵「蕭錦文」さん84歳 です。私達戦後の日本人が捨去った日本人の心を持った素晴しい日本人(台湾人)です。
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