ワイン日記　　フランスボルドーワイン　Ch.Beychevelle-ワイン好きの海外生活ブログ

ワイン日記　　フランスボルドーワイン　Ch.Beychevelle

2022年7月14日木曜日

カベルネの比率が高く長期熟成型のどっしりとしたワインが多いメドックにおいて、メルロの比率を高くし、早くから飲める親しみやすいスタイルを目指すベイシュヴェルの存在は特殊かも。

フランスワイン Ch.Beychevelle

Ch.Beychevelle

生産者　Ch.Beychevelle

Château Beychevelle は、Bordeaux 北部 Haut-Médoc 地区の Saint-Julien appellation 、Gironde 河口の左岸にある評判の高いワイナリーである。Cabernet Sauvignon を主体とした flagship は、しなやかな力強さと滑らかで rich texture で知られ、優れたヴィンテージは素晴らしい熟成能力を備えています。1855年のボルドー格付けでは、第4級に位置づけられている。
250ha のドメーヌは、Saint-Julien appellation の最南東、小さなコミューン Beychevelle のすぐ外側に位置しています。シャトーの建物は Branaire-Ducru の東、 Ducru-Beaucaillou の南に位置しています。

Beychevelle vineyard は、ガロンヌ河の深い砂利地に 90 haあり、62 %に Cabernet Sauvignon が植えられています。残りの畑には31%の Merlo、5%の Cabernet Franc 、2%の Petit Verdot を植えています。
グラン・ヴァンの名を冠した flagship wine は、オーク樽で18ヶ月間熟成され、その半分は新樽である。セカンドワインの Amiral de Beychevelle は、グラン・ヴァンに使用されないロットから造られます。

畑のいくつかの区画は Saint-Julien の境界の外にあるため、Haut-Médoc の格付けで「 Les Brulières de Beychevelle」として造られています。

【シャトーの歴史】

Beychevelle の名は、16 世紀にこのドメーヌを所有していた海軍提督、初代 Epernon公爵に由来している。 Garonne 川を行き交う船は、敬意を表して帆を下げなければならず、「Baisse-Voile（帆を下げる）」という言葉が Beychevelle になった。1757年にブラシエ侯爵が中世に立てられた城を取り壊し、その石材を使って建築し直し、ボルドーで最も美しいと言われている城です。
17世紀中頃からワイン造りが行われブラシエ侯爵所有の時代頭角を現しますが、2代目がフランス革命により追放されて一時名声にかげりが見えました。
その後パリの銀行家アルマンアイン氏の所有に移り急速に復興します。彼の孫が亡くなった後、所有権が保険会社GMFグループに移り、1989年GMFと Castel-Suntory(サントリー)の共同出資会社 Grand Millésimes de France ミレジムドフランス社の経営となっています。

最終更新日: 26-Apr-2022

Beychevelle 1982'

1998'08/17　リーガロイヤルホテル、Chmbordにて