Lalande-de-Pomerol ワイン Ch.Sergant 1995'

2016年3月28日月曜日

Bordeaux Libournais

t f B! P L


Helfrich family が運営する大規模なワイン会社「Grands Chais de France」が手掛けるワインです。

ボルドーワイン Ch.Sergant


Wine étiquette

1998’08/02 やんちゃ寿司
不思議と酢飯に合います。ヴァニラとロースト香の後に土の香りとプラムの香りが。


Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□□□■□□重
  • タンニン     控□□□□□■□□□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□□■□□□□強
  • スムースで適度な複雑さがあり、全体的に良くできたワイン

Profile

Château Sergant

  • 【Ownership】 Crus et Domaines de France
  • Region or AppellationLalande de Pomerol > Libournais > Bordeaux > France
  • Wine StyleRed-Savory and Classic
  • Grape/BlendBordeaux Blend Red Wine
  • 【Blend】Merlot
  • Food PairingBeef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】French Oaked
  • 【Alcohol ABV】14.5%
  • 【Avg. Price 】¥6,000/750ml


Winery 

  • Château Sergant は、Bordeaux 地方北東部にある Lalande-de-Pomerol appellation に属するワイン生産者のひとつです。この事業は、Helfrich family が運営する大規模なワイン会社「Grands Chais de France」が手掛ける、高級ボルドーワインのブランド集団「Crus et Domaines de France」の傘下に入っています。
  • このワイナリーは、2012年に Helfrich 家が取得しました。広さは21haで、この地域で主に栽培されている Merlot のみが植えられています。
  • ぶどうは機械で収穫された後、温度管理されたステンレスタンクで発酵させます。プレスされたワインは、ブレンドして瓶詰めする前に約12か月間樽で熟成されます。
  • ワインは、ボルドーのワインコンサルティング会社「Hubert de Boüard Consulting」と協力して生産されています。
      Last updated 10-Apr-2025


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      • ワインの知識を深めたい人

      Wine 雑学

      Bordeaux Wine

      ボルドーワイン
      • ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
       Medoc地区
      • 1855年、ナポレオン3世によって、この年に開催されるパリ万博の目玉商品として赤ワインは Medoc 地区のものが61選ばれ1級から5級までのランク付けがされた。唯一の例外はグラーブの「オー・ブリオン」がメドック以外から1級に格付けされています。白ワインはソーテルヌのものが26選ばれています。
      • 水はけのよい砂礫層(小石、砂、砂利の混合土)の土壌は主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン種に最適です。これに多くはメルロ種を配し、長期保存の可能な、コシのある、しっかりした赤ワインを生み出しています。
      AOC(AC)ワイン
      • AOCとは Appellation d'Origine Controlee (原産地統制呼称制度) の略。
      • フランスの伝統的なワイン産地には、使っている葡萄品種や栽培方法、醸造方法などにそれぞれ固有のスタイルがあり、そのような産地の個性を守るための法的な規制です。
      • 1935年にフランスで制定され、INAO(国立原産地名称研究所)が管理をしています。
      • AOCが正確な表現で、「AC」は、「AOC」の表現が何度も続く場合に簡略化して言う場合。
      • 原産地とあわせて言う場合に「AC」を使う。 AC.Bourgogne の Bourgogneが「AOC」の「O」に当たる原産地名となります。

      ボルドーの特有の制度 Chateau system
      • ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度です。
      • ボルドーワインは「Chateau Wine」と「Generic Wine」に分けられる。
      「Chateau Wine」
      • シャトー名をラベルに表示できる条件。畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
      • 自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
      • 自分の醸造所でワインに仕込む
      • 自分のところで樽貯蔵する
      • 自分のところで瓶詰めを行う
      • Chateau Wine の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
      「Generic Wine」
      • シャトー名を表示できないので、地域・地区・村のAOCの名前が大きく表示される。
      • ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
      • ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
      • ラベル表示はAOCにのっとって3種類に分けられる。
      • ボルドー全域のもの「Bordeaux」、地区のもの「Medocや Graves・・・・」、「MargauxやSt-Emilionなど」村名表記されたものは、セミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。

      Bordeaux Libournais地区

      Libournais地区のAOCと特徴
      地形と土壌の違いで次の様なAOCグループに分かれます。

      AC. St-Emilion
       St-Emilionの特徴は、畑の小ささとシャトーの密集ぶりにある。 
      中小・零細シャトーが群がっているので選ぶのに苦労する。
      同一地区内に「St-Émilion Grands Crus」と言う別のACも持っている。

      AC.St-Emilion衛星AC
       St-Emilion の北部の村のワインだが、近年本来のサン・テミリオンより優れたワインを出す所も少なくない。
      メルロ種がここでも主要なぶどう品種。カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フラン種もブレンドに使われる。
      ビロードのような滑らかでフルーティなワインは、凝縮された構造と微妙に締まったタンニンのおかげで、熟成されるほど旨くなる。
      下記の4つのACがある。
       Lussac Saint-Emilion
       Montagne Saint-Emilion
       Puisseguin Saint-Emilion 
       Saint-Georges Saint-Emilion

      AC.Pomerol
      • ワインの評判の良さとは裏腹に小さな村である。歴史や文化の影を持つ建造物が見当たらず、平凡な田舎風景が起伏の少ない台地に広がっている。
      • Pomerolには他のボルドー地区「Médoc」「Graves」「Sauternes」「St.-Émilion」の様に公式のワイン分類システムは有りません。
      • ボルドー地域の東、リブルヌ地区のサンテミリオンに接した高低差20メートルばかりの800ha(2000a)の砂利地帯がポムロールです。ボルドーワインの生産地区分類でリブルネの呼称になっているリブルヌの町はポムロールのすぐ南にあります。
      • サン・テミリオンの隣にありながら、はっきり違うワインが生まれる理由は土壌にあります。太古の地層の侵食と中央山岳地帯からドルドーニュー川が運んだ堆積土壌で形成され鉄分を多く含み肥沃。西側は砂質、サン・テミリオンに近い東は粘土質です。
      • 最高のワインが生産されるのは、ポムロールがサンテミリオンと接近する砂質の土壌に一定の割合の粘土を含む東部です。最も高く評価されているポムロール生産者の3つ「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」は東部地区にあります。
      • 葡萄畑の総面積は約800haと小さく平坦な土地にある。 栽培葡萄品種はメルロ種が主でほぼ80%を占める。残りも殆どがカべルネ・フラン種でソーヴィニヨン種は少ない。
      • 出来るワインはメドックのものよりタンニンが少なく、一般的に香り豊かで、輝かしいルビー色。アルコール分が多く、芳醇なコクを持ちながら、柔らかな口当たりが特色。
      • Merlot主体で造られるワインはワインを豊かで滑らかで、若い時から飲めて、長期熟成も可能にします。そして、風味のあるスパイス構造と要素を追加するためにCabernet Francも使用されます。良い特徴を持ったメルローですが、早咲きの品種で春の霜に弱いというリスクも有ります。
      • 前世紀には殆ど認められていなかったアペラシオンでしたが、現在では「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」など揺ぎ無い名声を誇る銘柄があり、これらは老舗 Médoc の多くの cru classé よりも高い価格で販売されています。ここのワインの評価が高まるのは20世紀始めで Jean-Pierre Moueix 社の功績が大きい。
      • 高級ワインの需要が継続的に増加し、この小さな品質重視のアペラシオンの全生産量は34,850hlと少なことを考えると、国際的なワインの世界におけるポムロールの地位は、今後しばらく安全でしよう。
      • ポムロールは、サン・テミリオンより平均的にシャトーワインの質が高いと言われていて、今やボルドーを代表する銘醸地の一つである。
      AC.Lalande-de-Pomerol
      • 準ポムロールとも言うべき、この村名AOCは、約60%の畑がラランド村に、40%がネアック村にある。
      • 土質が新しい堆積土壌の砂利と砂で構成されているため、Pomerol に似てはいるが、力強さの点で劣り、タンニンが少なめで、より早熟。むしろサン・テミリオンに近い。
      • Pomerol 同様、聖ヨハネ修道会(後のマルタ騎士団)の手によって開墾されている。この修道会が、聖地・サンディアゴ・デ・コンポステラへの巡礼者たちのために建てたロマネスク様式の「聖ヨハネ教会」が残っていて Lalande de Pomerol の象徴となっている。
      • 公的格付け(Crus Classés)はなされていない。
      AC.Fronsac(Canon-Fronsacを含む)
       18世紀初頭から19世紀にかけて、この地のリブルネ・ワインの中では一番評判がよくSaint-Emilionより高値がついていたほどだった.
      19世紀末のフィロキセラで畑したが、1970年代から復興が始まり90年代ようやく蘇ってきた。
      石灰質と軟質砂岩の土壌から生まれるメルロ約80%で作られるワインは、近年、荒さは陰を潜めすっかり濃密で柔らかなものに姿を変えた。
      確かな生産者が多くコスト・パフォーマンスが悪くないないので狙い目のACだ。

      AC.Cotes de Castillon(地区AC)
       砂利と泥土、北の高い方は石灰岩系の土壌で造られる。ワインはSt-Emilionに似ているが、総体的に、若飲みタイプの赤である。(丘陵部には長寿のものもある)  

      AC.Bordeaux Cotes de France(地区AC)
       ワインは Côtes de Castillon 同様 St-Emilion に似ているが、Côtes de Castillon より、しっかりして腰の強いものが多い。僅かだが白もある。
      ブティ・シャトー(平均栽培面積6ha)の密集地で、近年は注目される造リ手が輩出している。




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      趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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