GoogleアナリティクスはGoogleが無料で提供するアクセス解析ツールです。
導入した日から、サイトのページビュー数やセッション、ユーザー層の分析や流入経路などの詳しい情報を分析することができます。
ただし、問題がない訳ではありません。
Googleアナリティクスの設定には有料ツールのようなサポートが無く設定を誤ると全く機能しません。
初心者も簡単にGoogleアナリティクスを導入、そして使いこなせる様に下記3点に絞って簡潔な説明をいたします。
「Googleアナリティクスで用いられる頻出用語」
「Googleアナリティクスの登録」
「Googleアナリティクスの各項目設定」
設置が適切に完了しているか確認する方法
細部を知りたい方はこちらのサイトへどうぞ▶【2020年最新版】Googleアナリティクスの登録方法と基本操作【画像付きで解説】
細部を知りたい方はこちらのサイトへどうぞ▶【Google Analytics】正確なデータを取得するために必要な8つの初期設定(前編)
無料版Googleアナリティクスとの違いは下記2点です。
1.一月あたりの最大ヒット数
Googleアナリティクスで用いられる頻出用語
サマリーとは❓
あるものごとの内容の「まとめ」「概要」「要約」などの意味の言葉です。1
セッションとは❓
セッションとはユーザーがWebサイトに訪問してから離脱するまでの一連の動きをまとめた単位です。
ユニークユーザーとは❓
Webサイトの訪問人数のことです。
何がわかる?
ユーザーを惹き付けるタイトルだとの解釈ができる。
ページビュー数とは❓
Webページの閲覧数のことです。
何がわかる?
ユーザーが求めている記事だとの判断ができる。
ページ/セッションとは❓
ページビュー数をセッション数で割った数字のことです。
何がわかる?
1回の訪問あたり、ユーザーが平均してどれだけのページを閲覧しているのかを表します。
平均セッション時間とは❓
1回のセッションあたりユーザーがWebサイト内に留まっている時間のことを指します。
何がわかる?
滞在時間が長い場合はユーザーにとって魅力あるWebサイトであるという推測ができる。
直帰率とは❓
Webサイトに訪問したユーザーがWebサイト内のどこもクリックせずに、そのまま離脱してしまう割合のことを指すアクセス解析指標です。
何がわかる?
- ユーザーの検索意図とは異なるサイトだった
- ページのタイトルと中身が異なっていた
- 表示速度が遅く、ページが遅かった
- 見づらい、誤字・脱字が多い
原因を検討する必要があります。
新規セッション率とは❓
Webサイトに新規で訪問したユーザーの割合のことです。
何がわかる?
新規ユーザーが集まりやすいサイトか、反対にリピーターが中心になるサイトかなどの特徴が分かります。
検索クエリとは❓
Webサイトに訪問したユーザーが実際に入力したキーワード。
何を判断するか?
リアルタイムとは❓
今まさにWebサイトがどのような状態にあるかを示す数値です。
トラフィックとは❓
Webサイトを訪問したユーザーがどこからアクセスしたのかを示すアクセス解析指標です。
何を判断するか?
ブログ拡散手段を考慮する。
参照元とは❓
自社サイトへの流入元となるWebサイトのことです。
何を判断するか?
具体的にどのページからアクセスが集まっているのかをチェックする。
コンバージョンとは❓
購入や資料請求など、Webサイトの目的が達成されることを指します。
Organic Search(自然検索)とは❓
ユーザーがどのようなキーワードで検索をしてWebサイトを訪問したのかを表すアクセス解析指標です。
Socialとは❓
SNSからのアクセスのこと。
Referralとは❓
SNS以外の外部サイト(個人ブログなど)からのリンクによるアクセスのこと。
Dirrectとは❓
ブラウザのブックマークやurlの直接入力、メルマガ、QRコードからのアクセスなどのこと。
Pail Searchとは❓
リスティング広告からの流入
not providedとは❓
検索エンジンからGoogleに対して検索キーワードが提供されなかったことを意味する。
ブラウザとは❓
Google ChromeやSafari、Microsoft Edgeなどインターネットを閲覧するためのアプリケーションソフトのこと。
OSとは❓
Windows、Mac、iOSなどのオペレーションシステムのこと。
デバイスとは❓
PC、モバイル、タブレットなどの通信端末のこと。
細部を知りたい方はこちらのサイトへどうぞ▶今さら聞けないシリーズ!Googleアナリティクスで使われる用語集解説
Googleアナリティクスの登録方法
Googleアカウント登録
普段からGmailなどの別サービスを使われている方は、新たにアカウントを作る必要はありません。Googleアナリティクスの登録
- 「共有設定」 (基本的には全部にチェックを入れておいて問題はありません)
- 「ウェブサイト」か「モバイルアプリ」のいずれかを選択します。
- 「アカウント名」
- 「サイト名」 (Googleアナリティクスを導入するWebサイトの名前)
- 「WebサイトのURL」(URL末尾のスラッシュは不要)
- 「業種」
- 「レポートのタイムゾーン」
- 「Googleアナリティクス利用規約」
トラッキングコードを設置
トラッキングコードとは、Webサイトへの訪問者のデータを取得するために各ページに埋め込んでおくコード(プログラミング)になります。
登録完了後に発行されたトラッキングID
- 上図のトラッキングコードを、トラッキングする全てのWebサイトのHTMLのファイルソースに設置する。
- HTMLのファイルソースのはじめの要素<head>タグの直後に設置する。
- リアルタイムレポートから確認
「Googleアナリティクスにログイン」⇒左メニューの「リアルタイム」⇒「概要」
*現在のアクティブユーザーの数がリアルタイムでカウントされていれば、アクセス解析データはうまく取得されていますので、Googleアナリティクスの設定が完了していることになります。
- ステータスから確認
「Googleアナリティクスにログイン」⇒「管理」⇒プロパティ枠の「トラッキング情報」⇒「トラッキングコード」⇒「ステータス」
*「過去48時間にトラフィックデータを受信しています」と表示され、アクセス解析データが取得され、Googleアナリティクスでのサイト計測ができている状態であれば問題なし。
*「過去48時間に受信したデータがありません」と表示された場合は、
「テストトラフィックを送信」をクリックしてください。それでもうまくデータが取得されない場合は、もう一度トラッキングコードを確認してください。
Googleアナリティスクのレポート
リアルタイムレポート
- サマリー:今のホームページの流入経路、訪問下図や閲覧 ・地域:国ごと、都道府県ごと、市区町村ごとの訪問分布
- トラフィック:「オーガニック検索」「ソーシャル」などの流入方法
- コンテンツ:どこのページが見られているのか ・イベント:イベントの設定を行った場合にダウンロード数や外部リンクのクリック数など
- コンバージョン:目標の設定を行った場合に目標の達成数
オーディエンス
- サマリー:ホームページへ訪問したユーザーの概要
- アクティブユーザー:指定期間内に一回以上訪問のあったユーザー
- コホート分析:特定の日に訪問したユーザーのその後の訪問割合
- ユーザー属性:ユーザーの性別や年齢などの属性ごとのデータ
- インタレスト:訪問ユーザーの興味関心内容 ・地域:どの国、都道府県、市区町村からの訪問
- 行動:新規とリピーターのデータ ・モバイル:訪問ユーザーのデバイスの種類とスマホの種類
集客
- サマリー:ホームページへ訪問する経路と数、割合の概要
- すべてのトラフィック:訪問経路ごとの詳細データ ・Google広告:Googleアドワーズの成果
- サーチコンソール:サーチコンソールのクリックや平均掲載順位
- ソーシャル:ソーシャルメディアの影響
- キャンペーン:オーガニック検索のキーワードなどその他情報
行動
- サマリー:サイト内でのページビュー、滞在時間などの行動概要
- 行動フロー:訪問してからサイト内の行動状況
- サイトコンテンツ:サイト内のページごとの詳細な行動
- サイト速度:サイトのページごとの表示速度
- サイト内検索:サイト内検索の利用状況
- イベント:外部リンクのクリックなど設定したイベントの発生状況
- サイト運営者:運営者のページやURLの詳細
- ウェブテスト:ページ内メニューのクリック割合
コンバージョン
- 目標:設定した目標の達成状況
- eコマース:ネットショップの商品販売状況
- マルチチャンネル:流入チャンネルごとのコンバージョン概要
細部を知りたい方はこちらのサイトへどうぞ▶【2020年最新版】Googleアナリティクスの登録方法と基本操作【画像付きで解説】
「Googleアナリティクスの各項目設定」
1.デフォルトのURL「URLを統一する」
- 「管理」タブにある「ビュー設定」をクリックします。
- 「デフォルトのページ」項目でindex.htmlと入力します。
- 最後に画面下にある「保存」ボタンをクリックします。
2.タイムゾーンの国や地域「集計する時間を正しく設定する」
- 「管理」タブにある「ビュー設定」をクリックします。
- 「タイムゾーンの国や地域」項目で日本を選択します。※国内の時間帯に合わせたい場合
- 最後に画面下にある「保存」ボタンをクリックします。
3.ボットのフィルタリング「より人間によるアクセスデータに近づける」
- 「管理」タブにある「ビュー設定」をクリックします。
- 「ボットのフィルタリング」項目で既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外しますにチェックを入れます。
- 最後に画面下にある「保存」ボタンをクリックします。
4.サイト内検索のトラッキング 「サイト内検索のキーワードを取得する」
- 管理>ビュー設定画面にある「サイト内検索のトラッキング」をオンの状態にします。
- クエリパラメータの入力欄にサイト内検索のクエリパラメータを入力します。(注釈参照)管理画面のレポートページでURLの種類を増やしたくない場合は、URLからクエリパラメータを削除にチェックを入れておくと良いです。
- 最後に画面下にある「保存」ボタンをクリックします。
<注釈:クエリパラメータの確認方法>
サイト内検索のクエリパラメーターは、サイト内検索の結果ページURLで確認できます。
サイト内検索の結果ページURLが、「https://www.asobou.co.jp/blog/?s=googleアナリティクス」の場合、[?]の後に続く[s]がクエリパラメータとなります。ワードプレスで作成されたサイトの場合は[s]になりますが、サイト内検索の仕様によってクエリパラメータが異なりますので、実際に検索を行ってブラウザに表示されるURLをご確認ください。
<注釈:クエリパラメータの設定はしない方が良いとの説もある>
5.Search Console の設定「サイトへの流入キーワードを取得する」
- 「管理」タブをクリックします。
- 「プロパティ設定」をクリックします。
- Search Consoleを調整ボタンをクリックします。
おまけ
Googleアナリティクス360とは?
Googleアナリティクス360は、約月額130万円~の使用料金がかかります。無料版Googleアナリティクスとの違いは下記2点です。
1.一月あたりの最大ヒット数
有料版は月10億ヒット。無料版は月1000万ヒット。
2.利用できるツールが増える
2.利用できるツールが増える
非サンプリングレポート
BigQuery Export
データドリブンアトリビューション
△参考サイト△
*【図解】初めてのGoogleアナリティクス導入&設定と使い方
https://www.yamatofinancial.jp/learning/know-how/googleanlytics-setting-startup.html
https://www.yamatofinancial.jp/learning/know-how/googleanlytics-setting-startup.html
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