- ローヌ北部で評価の高い赤ワインの産地としては、Côte-Rôtie、Hermitage などがあげられるが、Cornas のワインもこの2つに劣らない完成度となっている。
- Syrah 種100%の赤ワインの持つエレガントな赤ワインを楽しみたいのなら、Cornasのワインは外せないところだ。Cornas 産の最も高価な赤ワインのトップテンの1つです。
この記事は以下のような人におすすめです!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Wine étiquette
Tasting
- ボリューム 軽□□□□□□□□□□□□■重
- タンニン 控□□□□□□■□□□□□□渋
- 甘み 辛□■□□□□□□□□□□□甘
- 酸味 弱□□□□□□□■□□□□□強
- エレガント
Profile
Domaine Alain Voge Cornas
- 【Ownership】Lionel Fraisse
- 【Region or Appellation】Cornas > Northern Rone > Rhone > France
- 【Wine Style】Red - Bold and Structured
- 【Grape/Blend】Syrah
- 【Blend】100% Syrah
- 【Sweetness】Dry
- 【Maturation】French Oaked
- 【Alcohol ABV】12.5%
- 【Avg. Price 】¥29,000/750ml
- Cornas は、南向きの急斜面を利用してぶどうを栽培している。
- そこから作られるSyrah 100%のワインはフルボディワインの濃厚でパンチのある飲み応えも格別、そして深みのある赤い色合いで、独特の渋みと酸味が調和するワインは、どこにも存在しない個性的な赤ワインであると言われている。
- Cornas の代表的なワイン;Alain Voge、Sans Soufre、Domaine du Tunnel
- 畑の全面積は約140haと狭いが、歴史のあるぶどう畑として知られており、ワインの品質は Hermitage に次ぐと言われている。
- 約140haのわずかな敷地面積の中で、生産者によって個性的なスパイスとボディが感じられる Cornas ワインが生産されています。
- Cornas の生産者;Alain Voge、Romain Duvernay、Paul Jaboulet、Domaine Courbis、Jean-Luc Colombo、ChapoutierYves Cuilleron、Domaine Vincent Paris、August Clape
Winery
- Domaine Alain Voge は、フランス北部の Rhône Valley 渓谷にある、オーガニックかつバイオダイナミック農法でワインを生産しているワイナリーです。特に、Cornas で造られる赤ワインの Syrah と、 Saint-Péray で造られる白ワインがよく知られています。
- Les Chailles は、スタンダードな一本で、228リットルの樽で18ヶ月熟成されています。新樽は一切使用していません。
- 枯木から造られる Les Vieilles Vignes は、15〜20%の新樽を使い、20ヶ月熟成されています。
- Les Vieilles Fontaines も15〜20% 割合の新樽を使い、24ヶ月樽熟成されています。ブドウ畑が La Fontaine(泉)と呼ばれる場所にあることにちなんで名付けられました。ここはかつて、Cornas 地方の貴族が飲料水を調達していた場所です。2010年ヴィンテージが、 Robert Parker の「ワイン・アドヴォケイト」で100点を獲得し、Cornas のワインとしては初めての快挙でした。
portfolio / trio of Saint-Péray Whites(Marsanne 種)
- コンクリートタンクで発酵・熟成させたキュヴェ Harmonie です。
- Ongrie(旧名 Cuvée Boisée とand Terres Boisées )。これは、228リットルと400リットルの樽で発酵・熟成させます。新樽の比率は30%で、澱と共に13ヶ月間熟成されます。
- Fleur du Croussol は、このワイナリーで最も古いブドウの木から造られています。これは、Saint-Péray 地区の Crussol 丘陵にある花崗岩と石灰岩の土壌で育ったブドウです。熟成期間は「オングリー」と同じ方法で16ヶ月間です。
このワイナリーでは、他にも赤ワインでは、単一畑の Saint-Joseph と Côtes du Rhône を生産しています。また、Marsanne 種のブドウを使った伝統方式の Saint-Péray sparkling ワイン Les Bulles d'Alain(アランの泡)」を造っています。
- 樹齢30年の Syrah が植えられた6.5haの Cornas 畑、ほぼ Marsanne が植えられた4haの Saint-Péray 畑、合計で13haのブドウ畑があり、2016年からはすべて有機認証およびバイオダイナミック認証を受けています。
- 現在は、既存のブドウ畑から選抜した苗木を使って植え替えを行う massal selectionに特に力を入れています。
- この Domaine は、4代目ワインメーカーの Alain Voge(1939-2020)によって設立されました。彼は1958年に父親のブドウ畑で働き始め、父親の早世後、1965年から母親と共にワイナリーを運営しました。 Alain Voge は、2020/08/26、81才で死去。
- ワイン造りの傍ら、彼は1978年までブドウの苗木業者として、また1980年までは蒸留酒製造者としても活躍しました。
- Alain Voge は家族からいくつかのブドウ畑を受け継ぎ、1980年代にそれらを拡大し始めました。その過程で、彼はワイン産地としての Cornas と Saint-Péray が消滅の危機に瀕しているのを救う運動のリーダーとなりました。
Last updated 11-Dec-2024
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French Wine 雑学
Rhone
Rhone Valley は、フランス南東部の主要なワイン生産地域です。
Lyon から地中海沿岸近くの Rhone Delta まで、Rhone 川の南北240 kmをカバーしています。
Northern Rhone の特徴
- Cornas やHermitage など非常に範囲の限定されたクリュが固まった地方で、夏暑く冬寒い大陸性気候で、酸味と渋みのバランスのよい上質なワインを小量産出する。
- 北部では単一のブドウ Syrah シラーから赤ワインが造られる。少量の Viognier,Roussanne, Marsanne を混ぜることを許可されているAOCも有ります。
- 白ワインは Viognier か Marsanne から造られる。
- 北部のワインは、当たりはずれが少ないが、生産量が限られているため値段も高い。
- 夏は暑いが、冬はミストラルによって雲のない地中海性気候の下、広大な畑が広がっていて、素朴で安価なワインの大量供給地であると共に、Avignon 周辺には個性的ワインの生産地も点在する。
- 14世紀にローマ教皇庁があった Avignon の北にあるAOC.Châteaunuef-du-Papeが有名。
- 南部ローヌの特徴は、殆どが赤ワインで、一部でロゼ、白ワインが造られている。その大半のワインは口当たりのいい早飲みタイプで手ごろな値段で楽しめます。
- ローヌは北部と南部ではさまざまな点で違いが大きく、南部では、Grenache を主流に数種のブドウをうまく組み合わせて造られている。Châteaunuef-du-Pape などは13種類の葡萄から造られている。









