Trewa Carmenere Maule Valley ・Carmenere に魅せられた

2024年2月5日月曜日

South America

t f B! P L
Maule Valley

  • 近年のチリは新しい醸造技術の実験場の趣きで世界的にも人気のあるワインの産出国になっており目がはなせません。
  • Carmenere の素晴らしいワイン

Trewa Carmenere

この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人

Wine étiquette

2004'01/30 3-1 宅飲み
このランクのワインで開栓と同時に香りが周囲に漂い Carmenere の素晴らしさを感じた一本です。

※Trewa のセカンドラベル

Tasting

  • ボリューム    軽□□□□□□□□□□□■□重
  • タンニン     控□□□□□■□□□□□□□渋
  • 甘み       辛□■□□□□□□□□□□□甘
  • 酸味       弱□□□□□□■□□□□□□強
  • バランスが良い

Profile

Trewa carmenere

  • 【Winery】Trewa Winery  
  • Ownership】
  • Region or AppellationMaule Valley > Chile
  • Wine StyleRed - Bold and Structured
  • Grape/BlendCarmenere
  • Food PairingBeef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】
  • 【Alcohol ABV】13.5 - 14%
  • 【Avg. Price 】¥2,000/750ml


Trewa Cabernet Sauvignon

  • 【Winery】Trewa Winery  
  • Ownership】
  • Region or AppellationMaule Valley > Chile
  • Wine StyleRed - Bold and Structured
  • Grape/BlendCabernet Sauvignon
  • Food PairingBeef and Venison
  • 【Sweetness】Dry
  • 【Maturation】
  • 【Alcohol ABV】13.5 - 14%
  • 【Avg. Price 】¥2,000/750ml
2025'03/09 3-3 宅飲み


Region or Appellation

Maule Valley
  • Maule Valley は、Central Valley を除く Chile 最大、最古のワイン生産地であり、Loncomilla はその一部です。30,000haのブドウ畑を有し、伝統的に品質よりも量に重きを置いてきました。しかし、この状況は急速に変わりつつあります。
  • Chile の歴史的な赤ワイン用ブドウ品種 Pais の木は、徐々に Cabernet Sauvignon や Carmenere など、より国際的な品種に置き換えられています。古木の Carignan から世界クラスの赤ワインがいくつか造られています。
  • Central Valley は、アンデス山脈と海岸山脈の間を、北は Chile の首都 Santiago から南は新進気鋭の産地 Bío Bío まで伸びています。
  • Maule Valley は約100kmにわたって広がっており、ワイン生産の中心地は Santiago の南290km、南緯35度に位置している。
  • Maule Valley は Central Valley の主要産地である Maipo や Colchagua よりさらに南にある。Maule Valley Denominación de Origen は、その広大な土地から、低地の河谷からアンデスの丘陵地帯まで、さまざまなテロワールを持つ。
  • Maule Valley は Chile で最初にブドウが植えられた地域のひとつで、ブドウ栽培の歴史はスペイン人による植民地化の始まりまでさかのぼります。この地域は長い間、Chile で最も成功したバルク生産ワイン地区のひとつであり、このことは、この地に植えられている大量の Pais が証明するところである。
  • Maule のブドウ栽培者たちが品質向上に取り組んだのは、ここ20年ほどのことで、1990年代半ばにワイナリーを設立したカリフォルニアの Kendall-Jackson 帝国が先駆けとなっている。
  • この地域は、樹齢70年の Carignan の木で急速に知られるようになり、プラムやブラックフルーツの豊かな個性を持つ、ソフトで土っぽい赤ワインを生産しています。Chile のワイン生産地の中でも南部に位置する Maule は、北部にある他の地域よりもやや涼しく、年間降雨量も多いが、そのほとんどは冬に降ります。Chile の多くの地域と同様、日照量が多いため日中は暖かく、夜間はかなり冷え込む。
  • アンデス山脈から太平洋に向かう途中、この地域を東西に流れる Maule 川は、気温を和らげる効果がある。
  • Maule 川によって運ばれるは沖積土の土壌は、地域によってかなり異なり花崗岩、赤土、ローム、砂利などがある。土壌の特徴として、丘の斜面に広がる畑は水はけが非常に良く、一方で川沿いの谷底にある畑は土壌が豊かで、収穫量が多くなる傾向にあります。
  • Maule Valleyのブドウ畑の多くは、ブドウの凝縮度を高めるために dry-farmed を行っています。
  • ブドウ栽培のノウハウと、質の高いワイン造りを目指す Chile の動きは、Maule Valleyのワイン産業にとって願ってもないことだが、この地域が Maipo や Colchagua の名声にすぐに匹敵することはないだろう。
Loncomilla < Maule Valley
  • Loncomilla は、Chile 中央部の Maule Valley DO の中心にある渓谷す。 Santiago の南250kmにある San Javier と Villa Alegre の町を囲むように、ワイン生産地域を構成する魅力的な vineyards の歴史の重みや気品が広がっています。
  • 特に Cabernet Sauvignon と Merlot の Bordeaux 品種を使った、濃厚で果実味豊かな赤ワインが、この地で造られる最も重要なワインである。
  • 渓谷は、Maule 川の南支流である Loncomilla 川を取り囲みこの地域の地理的な特徴となっている。 Loncomilla のブドウ畑のほとんどは、川を囲むかなり平坦な土地にあり、主に沖積土とローム質の土壌は肥沃で、高い収量を生み出すことができます。
  • 谷の少し上流には丘陵地帯があり、そこには砂利と花崗岩が分解された水はけの良い土壌が広がっている。このような痩せて乾燥した土壌では、ブドウの木は水と栄養分を得るために根を深く張ることを余儀なくされ、より品質の高いブドウを生産することができるのです。気候は地中海性気候に分類され、Maipo Valley など Chile 北部の地域よりも冬の降雨量がかなり多くなっています。この降雨のおかげで、長く乾燥した夏の間、ブドウの木を支えるのに十分な地中の水分が確保されます。
  • 夏の間、灌漑を行う畑もありますが、多くの畑では、収量を抑え、ブドウの風味の凝縮度を高めるために、灌漑を行わない乾性栽培の手法が選ばれています。 Loncomilla は、太平洋と南極のフンボルト海流から80kmほど離れた場所に位置しています。海から吹き込む涼しい風は、午後遅くに Loncomilla Valley に流れ込み、熟成期の暑く晴れた日の影響を和らげます。
  • Chile のブドウ栽培にとって非常に重要な日中の気温差は、Loncomilla では特に顕著です。日中と夜間の気温差が最大で20℃にもなるため、ブドウは夜間に冷却されることになります。このため、ブドウの成熟期間が長くなり、フェノールが完全に熟すことができます。
  • Loncomilla には Bordeaux 品種が多く Cabernet Sauvignon、Merlot、Carménère、Carignan、白ワイン用のSauvignon Blanc、Chardonnay が畑に植えられています。

Trewa Winery

  • Trewa は、Chile 中央部の主要なワイン産地である Maule Valley を拠点とするワイナリーです。ここは、Chile で最も古く、かつ最大のワイン産地の一つとして知られています。
  • Trewa とは、Chile の先住民族マプチェ族の言葉で「犬」を意味します。マプチェ族の文化において犬は「忠実な守護者」とされており、ワイナリーの土地や伝統を守る姿勢が込められています。
  • Chile の豊かな自然と、何世代にもわたって受け継がれてきた農家の伝統をボトルに詰めることを哲学としています。
  • Maule Valley は、スペインの宣教師が初めてブドウを植えた場所であり、チリワインの原点とも言える地域です。ここには、País や Carignan といった品種の、樹齢100年を超えるような古木が今も大切に守られています。
  • Trewa は、手頃な価格帯から高品質なものまで幅広いラインナップを展開しています。
  • 赤ワインは、Cabernet Sauvignon、Merlot、Carménère、Carignan、白ワインは、Sauvignon Blanc、Chardonnay のワインを展開しています。
  • Trewa のワインは、非常にコストパフォーマンスに優れていることで知られています海外の評価サイト「Vivino」などでも、手頃な価格に対して品質が高いと評価するユーザーが多いです。
  • Maule Valley の多様な土壌と日中の強い日差しと夜間の冷涼な風の気候を活かし、ブドウ本来の果実味を強調したクリーンなスタイルが特徴です。
  • Trewa Wineryが評価されているのは、単に新しいワインを造るだけでなく、Chile 「失われかけた伝統」を再発見している点にあります。見捨てられていた Pais 種を、「歴史的な価値のあるブドウ」として高品質なワインに昇華させています。大規模な機械化ではなく、手摘みや馬を使った耕作など、昔ながらの「人の手」によるワイン造りを尊重しています。
Carmenere
  • Bordeaux の「第6の赤ワイン用ブドウ」として見過ごされがちだった Carmenere ですが、南米、特にチリで新たな活路を見出しました。今や Chile を代表する赤ワイン用ブドウとして、確固たる地位を築いています。


関連記事

  • https://longstay-wine.blogspot.com/

Chile ワイン雑学

チリの原産地呼称法 D.O.(Denominacion de Origen)

チリワインが国際的に評価を高めてきたことに伴い、1995年、農業保護庁農牧局により、新しい原産地呼称法が施行されました。ブドウ栽培地域を特定することを目的とし、ブドウ品種やヴィンテージのラベル表記についても規制されています。
  • 生産者ブランド
  • 品種名
  • 収穫年
  • 生産国
  • 生産者名
D.O.(Denominacion de Origen)原産地呼称ワイン
原産地呼称法にて定められたブドウ栽培地域で収穫され、同法に定められたブドウ品種から造られるワイン。
 表示規定
  • 産地名:定められたブドウ栽培地域内の、同一地域で収穫されたブドウを75%以上使用すれば表記可能。
  • 品種名:75%以上同一品種のブドウを使用すれば表記可能。複数の品種を表記する場合は、15%以上使用の品種を多い順に3品種まで左から右へ表記可能。
  • 収穫年:75%以上同一収穫年度のブドウを使用すれば表記可能。
原産地呼称なしワイン
  • チリ国内にて収穫され、指定されたブドウ品種から造られるワイン。

一般用語としてのチリワインの種類


Varietalとは、
  • 一般的に、単一の葡萄品種で造られ、オーク樽での熟成をしていないワインを指す。最もシンプルなベースのワイン。ラベルには Varietalとは記載されず、品種名だけが記載されている。
Reservaとは、
  • 一般的には、オーク樽での熟成を行っているワインである。
  • 白ワインでは、樽熟成をしていないものがあり、特有かつ独自の風味特性を持つ、という意味で、Reserva と表示さている場合もある。
  • Reserva は、単一品種だけで造る場合と、複数の品種を混ぜて造る場合がある。前者の場合は、品種の特長を生かしたものになり、後者は、各ワイナリーがいろいろな品種をそれぞれ独自の割合でブレンドしたのもので、生産者の個性を色濃く反映している。
  • 上級ワインに対する格上げ名称 Reserva Especial、Grin Reserva があり、アルコール度が少し高い。
  • Reserva と言う品質補足表示語は、ラベルには記載してもしなくてもいいことになっている。
Premiumとは、
  • 各ワイナリーの最上位クラスのワインを Premium Wine と呼んでいる。しかし、ラベルにはこの記載は無いからラベルからは判断できない。その代り、そのワイン専用のブランド名が付けられいるのが一般的である。

こぼれ話

The World's Best Chilean Wines
    1. Viñedo Chadwick, Maipo Valley
    2. Seña, Aconcagua Valley
    3. Tococo de Alcohuaz Syrah, Elqui Valley
    4. Concha y Toro Don Melchor Cabernet Sauvignon, Puente Alto
    5. Viña Almaviva, Puente Alto
    6. Errazuriz Las Pizarras Chardonnay, Aconcagua Valley
    7. Matetic Syrah, San Antonio Valley
    8. Concha y Toro Carmín de Peumo Carmenere, Cachapoal Valley
    9. Clos Apalta, Colchagua Valley
    10. RHU de Alcohuaz Mezcla Tinta, Elqui Valley
    Chile Wine
    高級 Bordeaux-style red wineや、興味深い古いブドウ園から作られた独特のワインなど、チリ全体を代表するワインです。Chile Wineにおいて国内最大の winery 「Conchay Toro」の功績は大です。
    1. Laberinto Pinot Noir, Maule Valley
    2. Casa Silva 1912 Vines Sauvignon Gris, Colchagua Valley
    3. Viñedo Chadwick, Maipo Valley
    4. Montes Purple Angel Carmenere, Colchagua Valley
    5. Montes Purple Angel Carmenere, Colchagua Valley
    6. Santa Ema Amplus Carignan Old Vines, Cachapoal Valley
    7. J. Bouchon 'Pais Salvaje', Maule Valley
    8. Vina Almaviva, Puente Alto
    9. Garage Wine Co. Carignan
    10. Casa Lapostolle Clos Apalta, Apalta
    11. Marques de Casa Concha Chardonnay, Limari Valley
    Chile's Most Expensive Wines
      最も高価なチリワインのトップ10です。平均価格は100ドルを超えていますがトップ10のうち3つは100ドル未満です。最も高価なものでさえ、実際にはかなりお得な価格です。
      1. Vinedo Chadwick, Maipo Valley
      2. Montes Taita Marchique Vineyard Red, Colchagua Valley 
      3. Vina von Siebenthal Tatay de Cristobal Carmenère, Aconcagua Valley
      4. Vina Almaviva, Puente Alto
      5. Cono Sur Silencio Cabernet Sauvignon, Maipo Valley
      6. Concha y Toro Carmin de Peumo Carmenere, Rapel Valley 
      7. VIK, Millahue
      8. Seña, Aconcagua Valley
      9. Errázuriz Kai Carmenère, Aconcagua Valley
      10. Casa Lapostolle Borobo
      Mouton の  Managing Director 「Dhalluin」
      • Dhalluin は、ペルーの Tacama estate でワイン造りのキャリアを始めました。
      • 彼は1985年にChâteau Beaumont(cru bourgeois )、2003年に Château Branaire-Ducru の Patrick Maroteaux に加わりました。
      • 彼には、ワインの世界で最高の成長を遂げた managing directors のエリートグループ たとえば、Margaux の Paul Pontallier、Latour の Frédéric Engerer、Haut-Brion の Philippe Delmas である彼の仲間とは一線を画す何かがあります。
      • Dhalluinの履歴書は、 Almaviva, Mouton, Opus One. Baron Philippe de Rothschild S.A とワインメーカーのウィッシュリストのように読めます。
      • 2003年に Mouton に入社して以来、彼は Rothschild portfolio の抜本的かつ包括的なオーバーホールを監督してきました。彼は、66回の会議を通して約4500万ドルの計画を Philippine de Rothschild に提示しました。そして、再建と植え替えはまだ続いています。 Clerc Milon(2011年に完成)には新しい vat room があり、広大な重力式醸造セラー、最小の50ヘクトリットル以下の発酵タンクを含む多くの新しい発酵タンク、実験的なブドウ園など、Mouton の変容があります。
      • 彼は「これは未来です」と言い、「アイデアは実験的であるが革命的ではない」と言います。そこで彼は、朽ちる危険性が大幅に少ない「Opus One」と、その70%が有機栽培である「Clerc Milon」での有機ブドウ栽培の実験をしますが、Moutonでは慎重に作業を進めています。
      • 彼は年に4回コンサルタントとして「OpusOne」を訪問し、 Chile と Languedocにほぼ同等の注意を払っています。
      • Julien de Beaumarchais de Rothschild と2014’亡くなった故 Baroness Philippine の相続人 Philippe Sereys de Rothschild に変わり大使の役割があります。それは、上海、台湾、香港、そして、Mouton の市場を構成する超高額の個人がたむろするところへの旅行があります。
      Remembering Bordeaux's Madame de Rothschild
      • 女優、ワイン生産者、ボルドーの grande dame , Philippine de Rothschild 男爵夫人は、2014年8月22日に亡くなりました。
      • 男爵夫人は Holocaust を生き延び、30年間の演技キャリアの中で、 Alain Delon や Catherine Deneuve などのスターと一緒に舞台や映画に出演しました。彼女は2回結婚し、3人の子供をもうけます。
      • 1988年に父親が亡くなり、「Château Mouton Rothschild」の指揮を執ります。彼女は家族の所有物だけでなく、Baron Philippe de Rothschild SA の生産を近代化、多様化するための仕事を続けました。
      • Madame de Rothschild は、Californiaの Robert Mondavi との「Opus One」や Chile の Conchay Toro との「Almaviva」などの大陸横断の合弁事業を通じてムートンの国際化を支援しました。
      • OpusOneのCEOであるDavidPearsonは、「父親が亡くなり男爵夫人が Mouton を引き継いだ時に最初に引き受けたプロジェクトが「Opus One」でした。彼女にとって「Opus One」は個人的なプロジェクトでマダムの精神と熱意が winery の一部となっています。」
      • Philippine de Rothschild は、夫の Jean-Pierre de Beaumarchais との間の息子 Julien 、そして俳優の Jacques Sereysとの最初の結婚で授かった2人の子供Camille と Philippe をもうけています。 両方の息子は会社の経営に関わっています。 
      • 彼女は9月1日月曜日、シャトーのブドウ園の近くで父親のそばに埋葬されました。
      With Wine, Machismo Rules in Latin America
      • Latin America の巨人は Brazil と Mexico です。世界第8位の経済大国である Brazil はより大きな市場で、Mexico は依然としてワイン購入の第2位です。
      • Forbes 誌が世界で5番目に多い億万長者を抱えているとランク付けしたのは Brazil であります。
      • Sotheby’s  New York auction の担当者は彼等をこの様に語っています。「彼らはボルドーの Grand Cru、Ornellaia や Gaja のような super Tuscan、そして Spain の Vega Sicilia 、南米からは、Conchay Toro-Rothschild の合弁会社Almaviva を購入し、それを共有し、飲みたいと思っています。彼らは今日消費できるより成熟したワインを購入する傾向があります。彼らは、carpe diem "今この瞬間を楽しめ""今という時を大切に使え"の姿勢を持っています」
      • シカゴを拠点とするHart Davis Hart(HDH)の副社長 Allan Frischmanは、「これらのワインは、温度管理されたエンクロージャーに何年も保管するために購入されていません。ワインを開封して共有する以外の理由でワインを購入するという概念は Brazilian のほとんどにとって異質なものです」と最近のブログ投稿に書いています。
      Pawn Shop(質屋) wine 
      • アメリカやロンドンにはワインを担保として扱う高級Pawn Shop(質屋)が有り pawn-shop wine と言われています。

      Carmenere Wine

      • この果皮の黒い赤ワイン用ブドウ品種は、もともとフランスの Bordeaux 地方で生まれましたが、Chile の土地で最も適した環境を見出しました。
      • Carmenere は熟すのが遅い品種であり、そのポテンシャルを最大限に引き出すには、豊かな日照量と温暖な夏が必要です。しかし、最適な環境で育てば、色調の濃い上質な赤ワインになります。それは、Merlot のような肉厚でふっくらとした魅力と、Cabernet Sauvignon が持つ控えめなハーブやスギのような香りを兼ね備えた味わいに仕上がります。
      History
      • Cabernet Sauvignon も Merlot も、18世紀半ばまではBordeaux 地域であまり普及していませんでした。当時は Carmenere の方がはるかに重要で、特に Medoc 地区では主要な存在でした。Carmenere は、栽培面でもブレンド面でも親種の Cabernet Franc と相性が良く、その成功ゆえに、当時の Medoc 全域で最も広く植えられている品種の一つとなっていました。
      • こうした状況は1860年代まで続きましたが、この時期にアメリカ大陸からヨーロッパへ phylloxeraブドウネアブラムシが侵入しました。Carmenere 種はこの害虫に特に弱いうえ、他の品種に比べて「接ぎ木」がうまくいきにくいという性質がありました。そのため、phylloxera 耐性を持つアメリカ産の台木が導入されるようになると、Carmenere 種はほとんど栽培されなくなってしまいました。
      Carménère in Chile
      • 19世紀、ブドウの天敵であるphylloxera が蔓延する前の Bordeaux で、意欲的な Chileの栽培家たちがその地のブドウの枝を持ち帰りました。しかし、当時人気が出始めたばかりだった Merlot だと思って彼らが持ち帰ったものの多くは、実は見た目がよく似た Carmenere(Cabernet Merlot) だったことが判明したのです。
      • この品種は古くから知られていましたが、一時期その人気はかなり落ち込んでいました。しかし、別の品種と混同されるという無意識のミスが、結果として Carmenere を絶滅から救うことになったのです。 現在、このブドウは Chile を象徴する独自の看板品種となっています。
      • Merlot と Carmenere のブドウの葉は非常によく似ています。そのため、1994年にモンペリエでDNA調査が行われるまで、その違いは見過ごされてきました。
      • Chile は、Carmenere の「救世主」としての地位をうまく活用してきました。その印象的な復活劇を、Chile のお家芸とも言える効率的なマーケティング戦略に組み込んだのです。
      • Montes の Purple AngelConcha y Toro の Carmin de Peumo CarmenereErrazuriz の Kai Carmenere などは、いずれも最高級ワインの代表格であり、Chile 初の「アイコン・カルメネール」の座を巡って競い合っています。
      Other growing regions
      • Chile での Carmenere の成功が知れ渡るにつれ、このブドウは「珍しい品種」として世界各地で栽培されるようになりました。
      • この品種は、イタリア北部から New Zealand にも渡っています。例えば Ransom Wines 社では、自社の Matakana vineyards で、Cabernet Franc のクローンとして植えられていた Carmenere を発見しました。
      • イタリアにおける主な産地は、イタリア東部の Veneto 州と Friuli 州です。北イタリアでは、これら2つの品種 Carmenere と Cabernet を混同してきた歴史があり、しばしば Cabernet というラベルのワインの中に混ざっていました。また、 Refosco などの他の品種とブレンドされることもあります。
      • この2つの品種を取り違えてしまった責任は、少なくともフランス側にもあります。例えば、イタリア Lombardy 州のトップワイナリー Ca'del Bosco のケースを挙げると1990年にフランスの苗木業者から Cabernet Franc の苗を購入しました。ところが、育ってみると通常の Cabernet Franc よりも実が熟すのが早く、味も見た目も異なっていることに気づきました。詳しく調査したところ、その苗木は実は Carmenere であることが判明したのです。現在、そのブドウからは Carmenero という名のワインが造られています。
      • こうした背景があったため、Carmenere がIGT(地域特性表示ワイン)やDOC(原産地呼称保護ワイン)として正式に認められ始めたのは、ようやく2000年代後半になってからのことでした。
      • 一方で、Chile 産の Carmenere が世界的に人気を博すようになると、イタリア北部からも「Carmenere」として売り出されるワインが増え始めました。しかし、その中にはブドウ品種を再び間違えて特定してしまっているケースがあることも判明したのです。
      • Tuscany 州の「Predicato dui Biturica」というワインに使われている品種も、おそらく同じ Carmenere だと思われます。古代ローマの博物学者 Plinyプリニウスの記録によれば、当時は「Biturica」と呼ばれていたこの古代品種のルーツは、イベリア半島(現在のスペインやポルトガルがある地域)にあるといいます。
      • 以前は故郷であった Bordeaux でも、Carmenere は今もなお少数のシャトーで栽培されています。例えば、Haut-Bailly, Brane-Cantenac, Clerc-Milon といった有名どころや、さらに東側の Sainte Foy にある Chateaux Claribes 、 Francs にある Chateaux Le Puy などが挙げられます。
      • Chile での成功を受けて、Bordeaux でも再びこの品種の栽培面積が増えていくのかどうか。その答えは、これからの10年ほどで明らかになっていくでしょう。
      Cabernet Gernischt
      • 中国の寧夏ワイン産地にある張裕エステート」のブドウの木を、スイスの科学者であり著述家でもある José Vouillamoz 氏がDNA鑑定したところ、Carmenere であることが判明しました。この結果は、他の調査チームによる追加検査でも裏付けられています。しかし一方で、別の研究では、Cabernet Gernischt(蛇龍珠)として植えられているブドウの中には、実は Cabernet Franc も含まれているのではないか、という指摘もなされています。
      • Cabernet Gernischt は、歴史的に Carmenere に似ていると言われてきました。中国にいつ伝わったのかははっきりしませんが、以前からずっと、ヨーロッパ由来のブドウだと考えられてきました。一方で、この中国の品種には、ピーマンのような青い香りと、ジビエを思わせる独特の風味がよく見られます。こうした特徴は、まさに Carmenere であることを示唆しています。
      • Gernischt という名前は、ドイツ語で混ぜられたを意味する gemischt がなまったものだと考えられています。つまり、もともとは「数種類のカベルネが混ざった」苗木の束を指していたのでしょう。そう考えれば、中国で Cabernet Franc と Carmenère の両方が Cabernet Gernischt という同じ名前で植えられている理由も説明がつきます。
      DNA profiling
      • Carmenere が、 Cabernet Sauvignon や Merlot と似ているのは、決して不思議なことではありません。DNAの研究によって、Carménère, Cabernet Sauvignon,  Merlot の3つは、すべて Cabernet Franc を親に持つ兄弟あるいは親戚関係にあることが明らかになっているからです。
      • 2013年に発表されたDNA解析の結果によれば、Carmenere のもう一方の親(交配相手)は、フランスの希少な品種である Murál であるという説が提示されています。それ以前(2009年)の研究では、Gros Cabernet という品種が親であると推定されていました。
      • Cabernet Sauvignon は、Cabernet Franc と Sauvignon Blanc の交配、Merlot は、Cabernet Franc と Magdeleine Noire des Charentes の交配。
      • Grand Vidure は Bordeaux 地方、特に Medoc 地区で使われていた Carmenere の古い呼び名です。Vidure という言葉は、Cabernet Sauvignon の古い呼び名であ Vidureとも関連があり、これらが歴史的に近い親戚関係にあることを示唆しています。
      Food pairings for Carménère wines
      • Sausage and Bean Stew
      • Creamy Lamb Curry
      • Barbecued Lamb Chops

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      趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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