ワイン投資 フランスBordeauxワイン Ch.Cos-d'Estournel

2020年1月10日金曜日

Bordeaux Le Medoc Wine雑学

t f B! P L

ワインの副業は誰にでもできます。とは言ってもワインを買って、保管して数年後に売るというような安易な考え方では自分の消費用になるだけです。

それにしても、自分が消費するのですから損をしたという事にはならず利益を生み出せなかったという事で諦めは付きます。

ワインの副業で大事な三要素。
  1. 銘柄選び
  2. ヴィンテージ選び
  3. 保存方法
以上のことを守っていただければ十分副業になります。何故ならワインは骨董品では無く消費され量が減っていき自然と希少価値が生まれます。ただし、いつの間にか世間相場が上がっていたというぐらいの感じで取り組んでください。
そして、ワインを投機の対象にしてはいけません。楽しく飲むものです。之を忘れるとワインの神様に怒られしっぺ返しがきますよ😀😀😀😁😃😄

Ch.Cos-d'Estournel
1999’/08/05に飲んだワインラベル

現在飲めば私が1999’に飲んだものより更に熟成し部屋中をコスの香りにする素晴らしいワインになってるでしょう。
当時の私のテイスティングノートには「濃いいガーネット色で、黒系の果実香、ハーブ、若干スモーキーなニュアンスが感じられます。凄い肉厚の熟したタンニンが豊かに口の中で広がります。しっかりとバランスのとれた力強い飲み口です」と印象を書いています。

Ch.Cos-d'Estournel はカベルネ・ソーヴィニヨンの力強い骨格に、メルロの比率を増やしてアロマと果実味を加わえ、早くからでも飲めるワインに仕上げています。コス・デストゥルネルならではの独特の優雅さが大好きです。


ワイン投資の基本

  • ワイン投資は財産保全策の一つと考える。
  • 投機的な投資行動は慎みます。
  • ワイン購入時は同一銘柄を最低3本以上購入してください。理由は一本は購入時に飲む、数年後にもう一本飲む。その時点で残りを熟成するか否か、何年熟成するか判断する。
  • 個人の熟成は売却時に保存方法の信頼度が問題になりますのでできれば信用の於ける倉庫業者に預ける事を考慮してください。

ワインはデリケートな生き物で飲む時の温度が大事です。そして、素晴らしい味を表現させるためにも保管する温度や湿度などに気を配ることが必要です。
とは言うものの高額のワインセラーを購入し個人で熟成させるにはやはりそれなりのリスクが伴います。
私は5年未満の保存用には大型のワインセラーを使用していますが10年以上の長期熟成を試みるワインは実績のある寺田倉庫やエノテカのレンタルセラーを利用するケースもあります。
Wineは保存状態が良ければ投資対象になります。その場合、保存を如何にしていたかが大事な要素になります。個人の保存では信頼度が薄いです。やはり実績の有る専門業者に預けるのがベストです。
https://longstay-wine.blogspot.com/2020/09/blog-post_8.html

参考情報

ワインミニ情報

【種類・格付けAOCワイン / Chateau Wine  / Medoc Seconds Cru Classe(第2級) 
【地 域】Bordeaux
【地 区】Medoc
【村 名】St.-Estephe
【Cepages】65/CS  2/CF  33/ME  
【所有者】何度か売却が繰り返えされ、1917年にボルドーを代表するワイン商人のFernando Ginesteに買い取られる。
【醸造責任者】【管理者】醸造の指揮をとっているのはFernando Ginesteの偉大な曾孫であり、1970年から1998年までCh.Cos-d'Estournel の経営者でもあったBruno Pratsの息子のJean-Guillaume Pratsです。
【ヴィンテージ】80年代のグレートヴィンテージは82' 83' 85' 86' 88' 89' 90'

著名評論家評

「ロバート・パーカー」評
格付け第2級の王様で、限りなく第1級に近いスーパーセカンドと称賛しています。

「ヒュー・ジョンソン」評
サン・テステフのワインの中で最も洗練された物と称賛しています。

ワイン情報

アルコール度数: 12.5%
スタイル:フルボディー
サービス温度: 16°

ヴィテージ情報

<フランスワイン>
1985年は前年の不作から⼀転、フランス全⼟で素晴らしい偉⼤なワインに仕上げられました。開花までの期間に⾬が多かったものの、結実は申し分なく、その後の暑い乾燥した夏と秋がブドウの順調な⽣育・収穫に⼤きく寄与しました。
特にボルドーでは⿊ブドウの収穫量は過去最⼤となり、タンニンも多く含んだ、⻑期熟成に向いた素晴らしいワインが数多くつくられました。⼀⽅でこの乾燥した天候が影響し、ソーテルヌでは貴腐菌の付き具合が難しい状態でしたが、10⽉以降に貴腐化が進み、素晴らしい⽢⼝ワインに仕上がりました。

熟成スピードを左右する代表的な要素

  • 酸味の量ポリフェノールの量
  • 残糖量
  • アルコール度数

投資

価格推移

利益率:150% 

 

大胆予測

ここ数年で下り坂を迎えると考えられます。早めの処分をお考えになるべきでしょう。

熟成はミステリー。どのような上昇下降を描くかは百戦錬磨のテイスターであっても結局は開けてみないと分からないものです。

「飲み頃」を難しくしているのは、あくまでも飲み手の主観によって決まっているということです。いわゆる「ピーク」を良しとするテイスターもいれば、「ピークのちょっと手前」が好みという人もいるのです。もちろん「ピークの下り坂」を評価する人もいれば、それを「劣化」という人もいます。同一ワインを飲んでも評論家によって「飲み頃評価」が変わるのはこのためなのです。ワインが嗜好品である限り、主観的な評価に差があるのは当然のことではないでしょうか。

ワインの「飲み頃」というのは本当に困ったもの。海千山千の修業を積んでも結局は開けてみないと分からないからです。


Ch.Cos-d'Estournel情報 

ブログ記事

  • ヴィンテージ1985’▼https://longstay-wine.blogspot.com/2019/05/chcos-destournel-1985.html
  • ヴィンテージ1987’▼https://longstay-wine.blogspot.com/2017/02/chcos-destournel-1987.html
  • ヴィンテージ1988’▼ https://longstay-wine.blogspot.com/2016/04/cos-destournel-1988.html
  • ヴィンテージ1993’▼ https://longstay-wine.blogspot.com/2016/04/cos-destournel-1988.html
  • ヴィンテージ1997’▼https://longstay-wine.blogspot.com/2017/08/chcos-destournel-1997.html
  • ヴィンテージ1999’▼https://longstay-wine.blogspot.com/2018/04/chcos-destournel-1999_2.html

こぼれ話

19世紀初頭のシャトーの当主であったルイ・ガスパール・デステュルネルは、ワインづくりの他にアラブの馬をフランスに持ち込む事業家でした。
世界を旅した彼はどこかの地で中国風文化にふれたのでしょう、ボルドーにかってない異国情緒たっぷりの中国風のパゴダをもったシャトーを20年がかりで建てています。街道に面した豪華な凱旋門の上には「ライオンと馬」を組合わせた紋章が周囲を睥睨しています。

エレガントな鮮やかな浅黄色のアジアのパゴダのような外観の建物Chai醸造場)がポイヤックの北境にあるLafit Rothschildを見下ろしています。

歴史

  • 19世紀初頭 ルイ・ガスパール・デストゥルネル(創始者)
  • 1852年、マーティンズ(ロンドンの銀行家)に売却。
  • 1853年、ルイ・ガスパール・デストゥルネルが死去。
  • 1855年、メドック格付けでサン・テステフ最高のシャトーとなる。
  • 1869年、エラズ家(バスク地方の貴族)の所有。
  • 1889年、ホスタイン兄弟の所有。
  • 1917年、ボルドーを代表するワイン商人のFernando Ginesteが所有。
  • Ginesteの孫たちPrats兄弟がCh.Cos-d'Estournelを引継いでいきます。Jean-Guillaume Pratsは家族経営だったCh.Cos-d'Estournelを施設の刷新などを行いトップシャトーに育てました。
  • 1998年、「メルロー家」「タイヤン・グループのオーナー」「モヤノ氏を代表者とするアルゼンチンの投資家」たちに売却する。
  • 2000年、Societe de Domaine Revier(スイスの実業家)が所有する。

Jean-Guillaume Pratsの経歴

家族経営だったCh.Cos-d'Estournelを施設の刷新などを行いトップシャトーに育てます。
  • 2000年にスイスの実業家のMichelle Ravierが購入してからも支配人としてとどまります。
  • 2013年 LVMH(モエ・ヘネシー&ルイ・ヴィトン)Estates&WinesのCEOに就任する。
  • 2018年3月、DBR(Domaine Baron de Rothschild)のCEOに就任する。
  • 2013年にLVMHのエステーツ&ワインのCEOになってからはニュージーランドの「クラウディ・ベイ」「ナパのニュートン」「中国のアオ・ユン」など8か国の15エステーツを指揮してきた。
  • 2018年再びボルドーに戻ってきたボルドー人のジャン・ギョーム・プラッツは、シャトー経営にたけ、グローバル企業で、アオ・ユンなどの先駆的なプロジェクトを成功させた手腕で、ラフィット・グループの海外展開に貢献するのは間違いないでしょ
  • 1868年以来パリRothschild家が所有しているCh. Lafite-Rothschildは、2018年に150周年を迎えます。                             これを機に2018年4月からDBR(Domaine Baron de Rothschild)のチェアマンにEric de Rothschild男爵の娘Saskia de Rothschildが就任する。          33年間にわたりCEOを務めてきたChristoph Saranは2018年3月で、Jean-Guillaume Pratsと交替する。また、技術責任者も2016年に、シャルル・シュヴァリエからエリック・コレールに交替しています。                 Eric男爵は1975年に継承してSaran CEOとチームを組みグループ企業の品質と地位を高め、ボルドーに「デュアール・ミロン」「リューセック」「レヴァンジル」、ラングドックに「ドメーヌ・ドーシエール」、チリに「ロス・バコス」、アルゼンチンに「ボデガス・カロ」を所有展開しました。                      また、ボルドーのネゴシアンワインや海外展開に力をいれ中国でのLafite人気を加速させたり、山東省でのワイン生産プロジェクトも始めた。             Eric男爵はマネージング・パートナー、Christoph Saranはシニア・アドバイザーとしてグループにとどまります。
ワインで副業のサイトマップ
https://longstay-wine.blogspot.com/2020/10/blog-post_30.html

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自己紹介

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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