ワインを副業にする初心者基礎知識/Ch.Latour2000’実例

2020年11月21日土曜日

Wine雑学

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私の投資例

ボルドーワイン・Ch.Latour 2000’

私の個人的ルールでチェックと楽しみを兼ねて5年毎に1本自己消費しています。
  • 2003’投資金額:¥29,800で2CS購入
  • 2020’相場 \88,000
  • 2020’保存本数:20本 
Grape variety: 75% /Cabernet Sauvignon   20% /Merlot   4%/ Cabernet franc   1%/ Petit verdot
Ranking: 1er Grand Cru Classé
Owner: Artemis
Peak: 2020-2055
Intensity: full-bodied
Production: 175,000 bottles

現在の粗利益:¥1,044,800
現時点では「ワイン投資コンサル」martin nishida の面目躍如といったところです。
このブログのコメント蘭にて無料相談を受け付けております。お気軽にどうぞ。
#ワイン投資 

結論

株式などの投資理論からみると流動性や手数料の点でワイン投資は理屈では避けるべき投資です。
ワイン投資を投資効率や期待リターンだけで考えるならそれは単なる投機でありただのギャンブルになりやるべきではありません。

「私のワイン投資」考

  • 資産運用としてのみ捉えずに、趣味の要素を加えた投資という理解をお勧めします。これだと好きなワイン銘柄に投資し、値上がりすれば売って利益確定する。利幅が薄かったら、売らずに自分で飲むこともできます。
  • 2ケース購入して値段が倍になったところで1ケースを売却すれば残り1ケースをタダで高級ワインが楽しめます。ちょっとこじつけのような気もしますが、自分で飲めるという楽しみの有る現物投資がお勧めです。
  • ワインファンドでは、銘柄選択はできません。現物を手に入れることもできません。また、高額の投資金額が長期間拘束されます。更に破綻リスクも脅威です。

あくまで趣味の延長で楽しみながら稼ぐ副業感覚でやるべきだと思っております。が、やる以上は必ず利益を出す銘柄選択が必要です。

ワイン投資をするに当たって

ワイン投資に必要なこと?

株や証券と同じく「投資をするテーマを決める」ことができるぐらいの最低知識は必要で自身がワインのエキスパートになる事です。
「投資のテーマ」とは❓
ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、新世界(アメリカ、オーストラリア、チリ)等の産地の選択と銘柄。

簡単なワイン投資法は?

ありません。知識を持たずにワイン投資はできません。趣味の勉強は楽しいものですよ。
  • 知識が無くともファンドなどでワイン投資の商品を買えますが、それは投資ではなく賭けごとです。
  • ワインファンドの場合、買い付け時の手数料が3%と消費税、運営報酬として年間1.75%、成功報酬として年間利益の20%、他にも実費として保管手数料や鑑定報酬などが引かれます。
  • ワインファンドの場合、更に破綻リスクも脅威です。
  • ブローカーを通す方法も有りますが、この場合ブローカーが売りたい商品を買わされるリスクがあります。

必要な知識

  • 生産者(ワイナリー)の基本姿勢 
  • 銘柄の特徴
  • 生産量
  • ビンテージ(生産年)の気候
   ▼天候とワインの関係
   https://longstay-wine.blogspot.com/2020/10/blog-post_16.html

売りのタイミング

生産ヴィンテージと熟成の時間差により価値が高まり値段が上がります。なので、そのワインのピーク前が売り頃です。
  • トップクラスのワインを保存していれば、年間で8〜15%くらいの利回りを得られる可能性が高いです。
  • 投資の対象となるような高級ワインは、長期熟成を経て味がよくなり価値が上昇します。
  • 長熟タイプのワインであれば、飲み頃になるには15年〜20年は熟成が必要で、中には100年経っても劣化せず熟成が続いているワインもあります。
  • Penfolds Grange Hermitageなどは、15年目らいでやっと飲めるようになります。15年目をベースに引き続き消費されるため、さらに価格が上がります。品質は50年目ほどでやっと劣化が始まります。

買いのタイミング

年によって気候が変動しワインの生産量や品質が変わります。
そして、それによって価格も変動するため、基本は良いヴィンテージワインをリリース時に購入することです。

投資したワインの値下がりリスクは?

ワインは販売された途端に、多くの本数が飲まれてしまいます。そして、世の中にある在庫の量が減るのにともない需要は上がります。

長熟typeのワイン
長期投資を前提に保持をしていればリスクがなさそうに思えるワイン投資だが値下がりはあるのだろうか?
高級ワインは飲み頃が10年単位で訪れます。基本的に物の値段は、需要と供給のバランスで決まるため、需要はあるのに供給量が少なければ価格が上がるのが基本だ。
特殊な例だがワイン自体の評価が低くても、生産量が低い年のワインは値段が高いケースもある。

並酒
普通のワインは10〜30年も品質が長持ちすることはなく10年も経たないうちに品質が劣化します。それに比例して値段も下がってしまいます。

ワイン投資の特徴

ワイン投資は資産の分散や長期投資に向いています。
投資の対象となるような高級ワインは、長期熟成を経て味がよくなり価値が上昇します。
長熟タイプのワインであれば、飲み頃になるには15年〜20年の熟成が必要で、中には100年経っても劣化せず熟成が続いているワインもあります。このようにワインは長期投資において極めて都合のいい性質を持っているといえます。

通常は投資してからリターンを得るのに少なくとも3〜5カ月はかかります。これは視点を変えれば経済環境の影響を受けた価格変動性が低く、比較的安定している投資商品と言えます。

何故ワインは投資対象になり得るのか?

ワインは消費物なので、需給でいえば市場に供給されているワインは常に減っていく。つまり需要が勝って価値が上がっていくことになります。
その年のワインはその一度きりしか造られないため、構造的に需要が供給を上回る形になっています。

ワイン投資の種類

  • 現物投資
  • ファンド
  • ボルドーのプリムール(先物取引)
プリムールとは?
ワインとしてリリースされる前の、樽の中で眠っているワインを購入し、1〜2年たって出荷されてから受け取るシステムです。

ワイン投資のメリット

  • ワイン投資のメリットは、長期運用に適した分散投資に最適だと言えます。資産全体のリスクを下げるには分散投資が不可欠で、他の金融商品と値動きが異なる(相関が低い)ワインはその対象となり得ます。
  • すでに資産を持っている方のリスク分散に使えるのはもちろんですが、値上がり益が期待できますので資産運用の観点からみると株や不動産以外に分散投資できるという点です。
  • 他の商品と異なっている点として、同じワインは二度と手に入らないということがあります。似たような性質のものとしては、絵画などの美術品があります。

ワイン投資のデメリット

流動性リスク
  • ワイン投資には、株式のような取引所がありませんので、売り手と買い手の相対取引となります。
  • さらに市場が小さいぶん流動性が低く、売りたいときに売れない可能性があります。
各種手数料
  • ワイン投資は売却時にかなり高い10%程度の手数料が掛かります。
保存
  • ワインは生き物なので慎重に保存しなければなりません。
  • 売却時に保存状態を問われます。
上記2点の理由で安全に保存するには専門のレンタル倉庫に預けるのがベストだと思います。利用料金は1ケース12本/年間3000円程度。

ワインの保存▼https://longstay-wine.blogspot.com/2020/09/blog-post_8.html


税金
ワイン売却時の利益に税金がかかり雑所得として課税されます。

投資対象ワイン

投資対象になるワイン

長熟タイプのワイン
飲み頃になるのに15年〜20年は熟成が必要なもの。中には100年経っても劣化せず熟成が続いているワインもあります。
  • ボルドー・メドックの五大シャトー
  • 上記に準ずるボルドー・メドックの2級〜5級の格付けシャトー
  • ブルゴーニュのコート・ド・ニュイやコート・ド・ボーヌのグランクリュワイン
  • イタリア (Barolo/Solaia/Sassicaia/Ornellaia/Luce)
  • スペイン (Vega Sicilia Unico)
  • オーストラリア (Penfolds Grange Hermitage)
  • ニュージランド (Providence)
  • カリフォルニア (Opus One/Jordan/Insignia/Gundlach Bundschu/Monte Bello)
  • チリ (Sena/Domus Aurea/Almaviva/Don Melchor)
上記銘柄に加味するポイント
  • 醸造責任者
  • パーカーポイント
  • 購入予定ワインのビンテージの気候
  ワインは銘柄が同じでもヴィンテージによって価値が違います
  • 世界的な出来事
    2000年代では2000’ヴィンテージがミレニアムワインとして人気を博しています。 
  • 銘柄のピークドリンキング

投資対象から除外するワイン

  • リリース時からプレミア価格が付くシンデレラワイン。
  • ブティック系と呼ばれる生産量の少ない小規模ワイナリーのもの。
  • 並酒

まとめ

ワイン投資は絵画などの美術品同様に長期運用に適した分散投資に最適だと言えます。
投機的な投資は絶対にしないよう肝に銘じてください。

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台北の日貨専門店 瑞瑞

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自己紹介

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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