ドイツワインの特徴
ドイツワインといえばエレガントな香りと力強さをもつ、気品あふれる高級白ワインが世界的に有名です。北緯五十度、日本の地に置き変えると北海道より北の地でドイツ・ワインは造られています。緯度が高いドイツの葡萄畑は、太陽からの放射熱を効率よく受けるために川岸の急斜面に作られていることが多く大河ラインの周辺を始め支流のアール川、モーゼル川、マイン川、ネッカー川などに有ります。
ドイツワインの品質等級
フランスやイタリアなどでは、格付けは「畑」に対してなされるがドイツではワインに対する格付けの基準は「葡萄の成熟度」によります。
ぶどう産地としては北限に位置しており、フランスやイタリアと違ってぶどうを熟させること自体が困難であり糖度の高い葡萄から、補糖などしない「天然ワイン Naturwein」を作ることが最上とされています。
QmPのクラス分け
QmP(Quäitatswein mit Präikat)(生産地限定格付け上質ワイン)はドイツ最高級のワイン群です。収穫時のぶどうの糖度などによって6段階に分類されます。
(1)Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ)
超完熟し貴腐化した葡萄から造るトロピカルな超甘口ワインです。大変高価なワインで世界3大貴腐ワインの一つです。
(2)Eiswein(アイスヴァイン)
寒波により木になったまま凍ってしまった葡萄を、溶けてしまわない様に夜のうちに収穫して、水分が凍ることにより濃縮された葡萄ジュースを絞り出して造る極甘口ワインです。絞り出された葡萄ジュースはベーレンアウスレーゼと同等以上の糖度があることが必要です。
(3)Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)
超完熟、更に貴腐化も一部加わった葡萄の粒を選んで摘み取ったものから造られる極甘口ワインです。
(4)Auslese(アウスレーゼ)
十分に熟しきった遅摘みの葡萄の房のみを選んで造られた高品質ワインです。
(5)Spatlese(シュペトレーゼ)
糖度を高くした葡萄から造られる高品質ワインです。現在のドイツの法律では収穫直前の葡萄の糖度検査の結果によって格付けが決定されます。
(6)Kabinett(カビネット)
QmPクラスの中では収穫時の糖度が低い葡萄から造ったワインですが、熟した葡萄から造られておりエレガントでバランスの優れた高級ワインです。
超完熟し貴腐化した葡萄から造るトロピカルな超甘口ワインです。大変高価なワインで世界3大貴腐ワインの一つです。
(2)Eiswein(アイスヴァイン)
寒波により木になったまま凍ってしまった葡萄を、溶けてしまわない様に夜のうちに収穫して、水分が凍ることにより濃縮された葡萄ジュースを絞り出して造る極甘口ワインです。絞り出された葡萄ジュースはベーレンアウスレーゼと同等以上の糖度があることが必要です。
(3)Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ)
超完熟、更に貴腐化も一部加わった葡萄の粒を選んで摘み取ったものから造られる極甘口ワインです。
(4)Auslese(アウスレーゼ)
十分に熟しきった遅摘みの葡萄の房のみを選んで造られた高品質ワインです。
(5)Spatlese(シュペトレーゼ)
糖度を高くした葡萄から造られる高品質ワインです。現在のドイツの法律では収穫直前の葡萄の糖度検査の結果によって格付けが決定されます。
(6)Kabinett(カビネット)
QmPクラスの中では収穫時の糖度が低い葡萄から造ったワインですが、熟した葡萄から造られておりエレガントでバランスの優れた高級ワインです。
Q.b.A
Quäitatswein bestimmter Aubaugebiete(生産地限定上質ワイン)
- 13のワイン生産地域のいずれかの1地域で収穫されたブドウのみで造られ、公的な検査に合格したワイン。
- ブドウ品種や最低糖度が13の地域それぞれで規定されている。
- また、別のワイン生産地域のワインとのブレンドは認められない。
Deutscher Landwein
ランドヴァイン=地酒
- Tafelwein より個性的で、且つ地方的特色を持ったワイン。
- 19の生産地域が「ランドワイン地域」として指定されている。
Tafelwein
ターフェルヴァイン=テーブルワイン
- ドイツ国内で生産収穫されたブドウを原料としたワイン。
- 日常消費用ワイン。