ロングステイ日記 2009'

2011年11月23日水曜日

てんやわんやの年金暮らし

t f B! P L
 2009.05,20
ブログ開始
春が嫌いな人がいるのだろうか?。
春はポカポカと暖かくウキウキする季節だ。本を読みながら、まどろんだり、好きな音楽に耳を傾けたり、そこには、まったりとした空間が存在する。 来年も、至福の時間が欲しい。それには、抜かりなく、種を撒かなくてはならない。
①どのような種(計画)を撒くか? 
②どの畑(友人)に撒くか? 
③畑(友人)の灌漑設備(成熟度)はどうか? 
④種(計画)の保管(構想)は万全だったか? 
⑤害虫(競合計画)の駆除はどうするか? 
⑥駆除方法(差別化)は間違いないのか? 
考えられる全ての事をを検討しても、天気は気紛れだ。

 ビジネスと自然の摂理
  春・・・・・・・・・・種を撒く季節
  夏・・・・・・・・・・水をやる季節
  秋・・・・・・・・・・採り入れの季節
  冬・・・・・・・・・・来るべき春に備える季節

2009.06.16
移動日
今日は長い一日になりそうだ。台北に行きます。
大阪空港(伊丹)~成田空港~台北桃園空港のルート。
関空からの直行便で行けば2.5時間のフライトだが、今回は、このルートで行く。所要時間7時間。 成田空港の日航ラウンジで数時間過ごすことになる。
黒・白・黄・銅・アジア・アフリカ・中近東・ヨーロッパ・等々、久しぶりに、まだら模様の世界に身を置き少し興奮気味だ。観光・ビジネス・縁者訪問等々目的はそれぞれなんだろうな。
私は人生の節目になる旅だ。 機内での食事のサービスは、食前酒に柑橘系の爽やかなフレバー香の豊かなシャンパン「POMMER」をいただき、食中酒はHAUT-MEDOCのブルジョワ級「CH.DU-Cartlion」2006’を選んだ。
 前菜・・・・紅マスの昆布しめ 鰻巻 ローストポーク 酢じょうゆ温泉卵 
メイン・・・ハンバーグ&夏野菜の和風ソース きんぴら飯 春雨とカニのエスニック風サラダ
味噌汁 抹茶ミルクいりあんパン
JALフアンには申し訳ないがANAの完全勝利。親方日の丸はダメですね。


2009.06.17
オープンレストランでのファーストフード
現地の人々に混ざって現地料理を食べる。これこそ旅の醍醐味だ。
オープンレストランとは屋台、ファーストフードは小吃だ。

豆乳に干し大根・桜エビ・揚げパンを入れた塩味の飲み物
タンピン・・・・ナン様の物を卵焼きで包んだ物 *ジューシーな小龍包
卵焼きを揚げパンで挟んだサンドイッチ様の物 これを4人で注文した。
私・妻・幼馴染のアーちゃん・今回の宿泊のお世話になっている周さん、のメンバーだ。
料金はしめてNT$273(約¥930円)。安い旨いだけではない、安く旨く量が多い。この国の人々の食に対するこだわりは相当なもので、家を出て5分も歩けば食事が出来るのに、車で20分かけても美味い店でたべる。店側も手抜きは出来ない、毎日が客との勝負だ。 

結局は食べきれずに、テイクアウトしたのだが、帰り道では早々に夕食を食べに行く相談だ。 



2009.06.19
温泉行き 「日月農荘」
今日は温泉行だ。もちろん友達に連れて行ってもらうのですが、台北に来た際は必ず訪れる「日月農荘」温泉です。
湯はもちろんの事、ひなびた感じ、手作り感、が気に入りの理由だ。機会があれば是非訪れて欲しい温泉だ。 
温泉行きのもう一つの楽しみは現地の野菜を食べること。真夏でも朝晩は20度前後で寒暖の変化が厳しい、この土地で取れる野菜は味が濃く日本では味わえないものの一つです。今日も5人で腹一杯食べた。店の名前は秘密。

2009,06,20
果樹園でマンゴー・パパイヤの収穫
到着後、荷物を降ろすやいなや周家の果樹農園に行く。1エーカーの農園だ。
アボガド・マンゴー・パパイヤ等の果物が数10本の木に無造作になっている。それぞれに数種の品種の木があり実がなっている。
1時間余り、それらを、もぎとって遊んだ。 アボガドは妻の足より大きく、マンゴーは顔よりデカイ物だ。
台湾を訪れる楽しみの一つに豊富な果物を食べれる事がある。今回も4日程の間に7種類のマンゴーを経験した。世界中に何種類のマンゴーがあるのかわからないが、全種を食べてみたいものだ。
台湾へはオランダ人が持ち込んだという事だ。 東国原知事で有名になった、宮崎成金マンゴーは私には縁が無いだろう。こちらの店頭に並べられている値段は書かないでおこう。只、日本銀行で発行されている硬貨をひとつも持って行けば買える事は間違いない。 

Yuki Maeoka EMAIL 03/29/2016
 はじめまして。 日本の屋久島在住のマエオカと申します。 トロピカルフルーツを栽培しているので、とても楽しく読ませて頂きました。 突然で失礼とは存じますが、フルーツ栽培が大好きな老人が楽しめるような見学可能な農場をご存知でしたら教えていただけますでしょうか? 
私もアボカドを栽培していますが、足より大きなアボカドなんて見たことも有りません。とても興味深いです。 よろしくお願いいたします。 前岡ゆき

 2009.06.20
台湾南部への旅、新幹線に乗る
今日は2007.1.5.開業の台湾新幹線で高雄(駅名は“左営=zuoying”)へ行きます。
台北高雄間の所要時間は1時間30分。ちなみに現地では新幹線ではなく高鉄と呼んでいる。
グリーン車はビジネス席、指定席は普通席と言う。
初めて海を渡った日本の新幹線だが、当初フランス製に決定されていた経緯もあって、一部、欧州方式を取り入れ開業当初はフランス人が運転していたらしい。
左営(zuoying)屏東(pingtoung)間は在来線。他民族国家らしく北京語・台湾語・客家語・英語の4言語で車内放送が行われている。30分程度の乗車時間で今回の目的地、周家のある屏東に到着した。
「台湾事情」  
原住民;メラネシヤ・ポリネシヤ系の人々で14部族が認定されている。部族の言語を持っている。(原住民の部族間の共通語として、日本語を使用する事が有るようだ。)  
内省人;いわゆる台湾人。戦前より台湾在住の漢民族で福建語に近い台湾語を日常使用している。  
外省人;国共内戦に敗れた国民党と一緒に大陸から渡った人々。北京語を会話で使用する。 
客家人;華僑と一般に言われている人に多く客家語を喋る客家の子孫。 生活の場面では、公用語の北京語、台湾語、客家語を、ごく自然にお互いの言葉に合わせ会話をしている。

2009.06.20
台風が来る
台風が来た。幸い直撃は免れたが南国の台風は、かなりのものだ。何号台風か聞いてみると、名前で呼ぶので分らないとの事だった。そういえばTV画面で「蓮花台風」の表示があった。
 ルールは分らないが、欧米風と自国風の名前を交互に付けるそうだ。台風には、どの国も女性の名前を付ける。不思議なものだ。 ちなみに、北京語では、颱風と書きTAIFONと発音する。

2009.06.21
台湾南部の「花季」冷泉温泉
台湾には温泉が沢山ある。ほとんどが熱泉で冷泉は2箇所しかないそうだ。その一つがここ高雄県田寮郷に有るリゾートホテル「花季」冷泉温泉だ。
この温泉は、日本時代に開発されたたもので、その後放置され、さびれていた物を、本日、私たちが接待を受けている周正道様の友人が買取りNT$4億をかけ再建したそうだ。 
台風の影響がある天気だが、途中、尖がった剥き出しの山肌が連なる、その名も”月世界”という名所に立ち寄った。 

部屋に荷物を降ろすやいなや大浴場に足を運んだ。早朝に出発した体には、心地よい湯だ。2時間あまり風呂場で過ごした。効能書きに出雲風呂(裸湯)の表示が有ったので、湯ぶねにつかりながら出雲の意味を考えていたのだが、結局分らなかった。 
6時から、夕食だ。総数11人。台湾へ来てからの連日の食事攻勢に少し疲れ気味の胃には、程好い加減の料理内容だった。
海の幸の創作料理で一品ずつ運ばれる懐石風のものだ。従業員のサービスも含めてかなりのレヴェルだ。 客室・食堂等には日本名が付けられており、浴槽の「出雲」も単なる呼称だった。かなり日本趣味のHOTELだ。

2009.06.22
台湾南部の軍港「旗津」へ行く
旗津へ行く。軍港のある港だ。
清朝時代の砲台跡を訪れる。ここからは、高雄・屏東が望める見晴らしの良い所だ。 昼食は[萬三小吃部]と言う店名の処でとる。大皿に盛られた、魚貝類・野菜・肉類・果実等が数十皿と並べられたコーナーがあり、そこから客が自由に選べるシステムである。
私達のテーブルには、8人が手分けして選んだ12品の特大の皿に盛られた料理が置かれた。当地の名物店のようで観光バスが横付けされていた。 さしずめ日本の一膳飯屋の巨大版だ。気になる値段だが、すべて1皿100NTD(¥300)。 食物・料理法・量・単価には毎食驚かされる。

2009.06.23
台湾南部の「東港」へマグロを買いに行く
黒マグロの有名な漁港だ。現地の人が言う黒マグロは赤身の色から判断するとインドマグロのようだ。「赤身・トロ・カブト」は言うに及ばず「目玉・胃・心臓」 等々捨てる処無く店頭に並べられている。
私の好きな目玉の値段を聞いてみると2個でNT$40(¥120)だった。 ここで食材を買い求め今日も宴会だ。6/16日に台湾へ着いてから今日で7日間。体重は1.5kg増である。 
三地門にある原住民カルチャーパークにも行った。ものすごく興味深い所で再訪したいと思ていたところだ。原住民と日本の関わりに興味がある。
「原住民の人口」
     *Saisaiat族 5,400人 
    *Thao族 600人
     *Bunun族 48,000人
     *Tsou族 6,400人
     *Rukai族 11,000人
     *Atayal族 80,000人
     *Sedig族 10,000人
     *Sakizaya族 10,000人
     *Paiwan族 82,000人
     *Truku族 22,000人
     *Kavalan族 1,000人
     *Amis族 169,000人 
    *Puyuma族 10,000人
     *Yami族 3,000人

2009.06.24
地下鉄優先座席事件
今日は6/20からの長い招待にお別れする日だ。
周家の家族には、言葉で表せないほどの歓待をうけた。感謝感謝。
今日の移動予定は、屏東→左営(高雄)までは在来線、高雄→台北は新幹線、台北→内湖(昆陽)は地下鉄、家まではタクシー。 
途中、高雄の義弟の住む旧軍人村に立ち寄る。閑静な一戸建が集まる高級軍人村だ。いずれ、老朽化と人口増の為に一部を史跡として残しそれ以外は全て取壊されマンションに変わる運命だそうだ。
民進党の陳水偏総統の時代に決定された。これにも国民党(外省人)と民進党(内省人)の政争があるのかも知れない。陳水偏総統時代に蒋介石総統の銅像が相当数市内から撤去されたらしい。 
台北にたどり着いた地下鉄の中で事件は起きた。帰社時間帯に遭遇し満員だった。たまたまpriorityseatsの前に陣取ることにした。すると初老の紳士が席を立ち妻に座れと勧めるではないか。お断りをしたのだが、強く座れと勧めるので有難く座らせてもらった。こちらは紳士よりも若いし、レディファーストで譲られた気配でもなく、席を譲られた理由が分らず困惑していた。
眼前にあるポスターでハタと気がついた。どうも妊婦と間違えられたようだ。暑い時期なので彼女は、かなりルーズな薄手の服を着ていた。、屏東での接待ずくしで立派になった下腹が原因のようだ。見たところ妊娠6ヶ月。目の前に貼ってあるポスターは漢字だらけで意味不明だが、そこには立派な妊婦が写っていた。 某国でよく見かける優先座席の風景と台湾では明らかに違う。若者や健常者が座っているのを、見たことがない。

2009.06,29
孔子菜という料理
 「屏東」行の際、周様に店名“孔子小館”で夕食の接待を受けた。店名の孔子と食は関係がないと思っていたが、そうでも無いらしい。それは論語の一説に[疏食を食い水を飲み肱を曲げて之を枕とす。楽しみ亦た其の内に在り]の一説があり、これを実践している孔子菜という料理を提供している店らしい。 
孔子菜という料理は孔子の直系の子孫達が暮らした”孔府”に伝わる料理で、この店の料理が孔子菜なのかどうかは定かではないが、非常に美味な外省人の料理だった。

今年は孔暦2560年(孔子誕生=紀元前651年)。魯、現・山東省に生まれた思想家。 時の権力者に用いられ儒教は国教となり現在まで続く。

2009.06.30
国防訓練の日
私達には想像できない国防訓練が本日ある。13時から2時間余り屋外での活動は禁止されるようだ。私の知る限り戒厳令は解除されたと思ったが、やはり戦時体制が続いているのだろうか?。国民参加の軍事訓練は初耳だ。少し緊張と興奮を覚えた。

2009.06.30
夕陽の淡水
淡水に夜景を見に行く。以前よりも海岸沿いが整備され、一大観光スポットになっている。
夕陽の時間に間に合う様MRTで行く。地下鉄に自転車車両があり、びっくり。そういえば台北市内から淡水までサイクリングロードが整備されているんだった。 エスカレーターでの利用者の立つ位置は、大阪と同じ右側、ちなみに東京は左側。こんなとこにも大阪人気質と似通ってるみたい。
地下鉄(MRT)の場所を尋ねる時にMRTと言っても通じ難い。少し発音が難しいのですが捷運(jue yuin)と言えば通じるようですよ。私は今のところ出来ません(笑)。 
夕陽はばっちり拝見できました。地平線に沈む夕日は、どの地で見ても、素晴らしい。

2009.07.03
蘇澳冷泉
一泊2日の小旅行に出かける。台北から高速で40~50分の宜蘭(イーラン)という所だ。トンネルが出来るまでは山超え谷越えで3~4時間もかかったようだ。
旅の目的は馴染みの薄い太平洋側に行くと言うことだ。 17時頃に出発し19時には現地の美味しい料理を食べ終え温泉公園で足湯をしたり、生ビールを飲みながら遊んだ。
知人が携帯したPCから流れるミュージックは南国風の物だ。爽やかな風に吹かれ気分も爽快に数時間過ごす。 

さて、寝床は蘇澳(su-ao)の温泉旅館だ。この地は台湾に2箇所ある冷泉温泉のもう片方の地だ。ここは資料によると日治時代に竹中信景氏が開発した冷泉らしい。街中には冷泉プールや足湯、ぶくぶく湧き出る冷泉を利用した共同の洗濯場があり、なかなか趣きのある土地だ。 又

冷泉だけではなく、立派な漁港があり、マグロを筆頭に色とりどりの魚を含む様々な魚が陸揚げされていた。ザルに盛られた鯵をNT$30で買い求める。帰宅後、数えると32匹入っていた。一匹日本円で3円だ。造り・ナメロー・塩焼・にして食べる。残りは開きにして一夜干にする。

2009.07.07
国民党軍人
台湾にも日本同様の戸籍がある。昨日、義母が入所している養老施設を訪れる。まず入口で訪問の手続きをする。壁の掲示板には、入所者のプロフィールがはられている。氏名、生年月日、等々と共に本籍地の欄があり、中国各地の省が書かれていた。全員が大陸各地から台湾に渡って来ている人だ。 ここは軍関係者で恩給を支給されている者だけが入所を許されているそうだ。ここには、日本軍と戦い、親族を殺され、家財産を失った人が少なからずいるはずだ。ここにいる間は日本語は小声で話そう。嫌な過去を思い出させないために。(2009.7.7)

2009.07.08
マンションバブル(今回は違う?)
台北は市内、市外を問わず、マンションの建築ラッシュでマンション価格も高騰中だ。日本国内の建築事情を知る者にとっては、羨ましい限りだ。

一方、このところの為替レートは約10,000円はNT$3,400前後だ。日本での私の所有物件が170万/坪、こちらの同環境の物がNT$80万/坪で日本よりも高価格だ。 その上、こちらの1住戸の面積は平均50坪ある。と言うことは、ほとんどの物が億ションである。
知人と話したのだが、景気はかなり冷え込んでいる上に、ここ10年間は給料も据置きが一般的らしい。誰が、この高価な物を買えるのだろうか?。売れ残り物件もかなり有るらしい。
建築で景気を支える意図が有るのだろうか? この異常事態は日本のバブルどころでは無い様に感じる。
日本の1/2以下で生活できる国のマンション価格が1.5倍だ。どの様な決着になるのか、はなはだ心配だ。表向きはダメなのだが大陸からの投資がかなり入っている様に伝え聞く。

2009.07.08
変わった事、変わらない事
今日で台湾滞在23日目。
初めての訪問が昭和の時代で30年前だったと思う。その後、年に1回は少なくとも必ず訪問をしている。5月や8月の連休を利用しての縁者・友人を訪ねる数日の旅だ。
 今回の様な生活感のある滞在は初体験だ。生活をしてみて、この国の様々な変化に気が付いた。 まずは、ここ数年でどんどん整備されている新幹線・MRT・高速道路等のインフラだ。

以前はどこへ行くにもタクシーを利用した。走っている車の半分がタクシーのように感じる程台数が多かった。そして、走っている車が洗車され綺麗になったのか、空気が綺麗になったのか、はたまた裕福になったのか、傷ついた使い古された車を見かけなくなった。

又、バスの充実振りには素晴しいものを感じる。が、バス停に数分間隔で4~5台走り込み、行先の違うバスを、おいそれと外国人は利用は出来ないだろう。冒険心が必要だ。

衛生面では、ハエが気にならなくなった。下水道が整備されてきたのだろ。ますます屋台での食が楽しくなった。 
以前は流血騒ぎがあったのかと錯覚するほど生々しい赤色の痕跡が歩道に点在していた。今はビンロウを口にする人が減ったのだろうか、血痕様の物が少なくなった。しかし、販売している店は多く点在している。外国人からみて、口中を真っ赤にしてビンロウを噛んでいる姿は、低レヴェルの人の様に感じるし、気持ち悪いものだ。この習慣はどうかと思う。

しかし変化をあまり感じないのが、歩道だ。狭い歩道に単車の放置、おまけに段差だらけ、たまにある点字ブロックを無視した置物。台北101や国際見本市等の世界に自慢できる建築物を持つ国になったのに。

2009.07.16
旅の終わりに(中国人のルール)
1ヶ月の海外滞在も昨日で終わった。
今は最終目的地の伊丹空港へのフライトに向け成田空港のラウンジで帰国の感激もなく妻とシャンパンで乾杯中です。 
成田~伊丹の機中でまさかの座席争奪戦が行われた。中国からの小グループの観光客が搭乗しており、それぞれの事情のもとに、それぞれが自由に座席を選び座っておりました。
そこへ、飛行機は決められた席に座るものだと思い込んでいる日本人客が乗り込んできたから、たまりません。 
我々の席は無事に確保されていたのだが、数名の日本人搭乗者の席が占拠されていた。大混乱の開始だ。交通整理すべきスタッフが中国語を喋れない。英語で喋っているのだが、相手が理解できない。何というANAの不手際か、今は北京語スピカーが一人ぐらい必要な時代だ。世間が分からない上層部なのだろう。 
座席争奪戦の一方の言い分は自分達は既に座っているのだから、この席を譲って欲しい。後から乗り込んだあなたは空いている席に座ったら良い。決められた席に座るのが当然だと思っている日本人。
まさに文化の激突、ルールに対する考え方の激突だ。 傍若無人・唯我独尊・自己中心・自分勝手・意固地・融通性・堅苦しさ。激突を考えられる全ての言葉を列記した。
アテンダントの奮闘の結果、離陸後、グループは希望する席に座れたのだが、その時の様子が面白い。「最初はダメで、今なぜOKなんだ」と不満タラタラ。親子・友達と隣席できて楽しそうにしている中国人。ありえない騒動にまきこまれ不快感を隠せない日本人達。

日本の団体観光の農協的行動が外国の批判を受けていた同様の事がここで行われている。
先進国のルールとは何だろうと考えさせられる一幕だ。中国人への個人ビザ発給が解禁され個人観光客が増えたら、受け入れる我々の態勢はどうなのだろうか、はなはだ心もとない。

2009.10.23
一期は夢よ、ただ狂え
[自分の生きてきた人生を好きになれ][好きになれるような人生を生きろ]。
私の好きな言葉だ。 一昨日、友人が私に[一期は夢よ、ただ狂え。(観世)]と言った。
現在の私の力では理解出来ない。 只、自分の今日までが、好きか?と、言われれば???????????。

2009.10.24
しばしのお別れです
今日は、夫婦で体と心のケアの為に阪神線今津の藤田療術院を訪れた。 台湾でロングステイを始める為、次の訪問は2010’3月の予定だ。藤田先生に縁あって、お世話になって以来こんな長期のご無沙汰は、初体験である。大丈夫だろうか?。夫婦共々、不安を口にする今日此の頃だ。 精神的な安定や体のケアを長年していただき、有難うございました。新天地での、生活レポートも読んで下さいね。日本では、TVでB級グルメがもてはやされているらしいが、シャラクサイ。私が超スペシャルB級グルメの数々を紹介いたします。乞うご期待!!!!!!!。

2009.10.29
台湾到着
26日夜、台北到着。 27日、28日と当地の入居前の仕来たりor行事を済ませた。荷物は来週の火曜日か水曜日に届くようだ。当分、荷物の整理、不足用品の調達に奔走しなければいけないだろう。

2009.11.03
ロングステイ開始
昨日、無事に通関が終わり今日の13::00より、台北のステイ地に荷物が運ばれる。段ボールの数が180個ある。相当の荷物だ。無事、終わる事を願うのみだ。 
日本は明日は祭日だ。 

2009.11.06
荷物整理に追われる日々
 荷物搬入も無事終わり3日がたった。さすが日系会社の運送屋だ。心配無用だった。スタッフ6人が手分けして実に手際良く仕事をしてくれた。

今は荷物整理、家具調達等に追われ、炊事が出来る状態ではない.友人知人が差入れてくれた小吃で、台湾B級・C級グルメの日々を満喫している。 
落着き先は家内の親友所有のマンションを借りた。この建物は、旧軍人村がマンション化されたもので、家内にとっては、幼い頃からの顔見知りが沢山住んでいる。
お隣さんは、昔も隣に住んでいた家族らしい。兎にも角にも、台湾の人達は親切で大阪のオバチャンのようだ。有難い事だが、いずれ「じゃまくさいオバチャン」と感じるときが来るかもしれない。 台湾でも「おばさん」は「おばさん」と言います。

2009.11.09
海外で迎える誕生日
昨日は63回目の誕生日を台湾で迎えた。
私は忘れていたのだが、友人が密かに段取りしてくれたらしい。友人、親族に囲まれた盛大なパーティーだった。 
謝謝・・・・・・ 毎日、友人に囲まれて賑やかに新生活を送っております。
 

2009.11.10
中古家具のオークション
63歳と2日目の朝を迎えた。午前中は家具オークションの下見に行く予定だ。午後にはニューヨークから、身内の不幸で帰国されている友人家族が来るようだ。 当分、日本を想いだす暇も無いような日々が続くだろう。

2009.11.11
偏頭痛
歳のせいか頭の反射神経も鈍っているようだ。
昨日はニューヨークから帰国中の友人家族の親子5人が訪れてくれた。大人同士の会話は北京語、子供同士の会話は英語、親子の会話は北京語と英語のゴチャ混ぜ。こうなると私の頭は滅茶苦茶。
小1時間で思考回路は停止し脳死状態だ。 緊急避難が必要だ。本日はオークションで落札した家具の引取予定だ。

2009.11.12
自由を勝ち取った犬
世界中には雑多な種類の犬がいる。
この国の犬は自由を勝ち取った世界唯一の犬ではないだろうか。街中で、寝そべっている犬のなんと多いことか。ここの人たちは鎖で繋ぐ飼い方をしないようだ。首輪を付けていない犬もいるので、飼犬と野良犬の区別がつかない。 
インドの牛の様に宗教的な意味合いが有るわけでは無く、ただただ放し飼いをしているだけで、その数だけ糞が有ると云う事だ。下を良く見て歩かないと幾度となく糞攻撃に会う事になる。

笑い話だが中華圏では動く物は飛行機と戦艦以外は全て食の対象になると云うのに、なんと堂々としている事か。 こちらの人も優しい。車道に犬が寝そべっていれば、大人しく避けて車を運転している。
この優しさを、歩道横断中の人間様に対しても持って欲しいな。犬の放し飼いは、衛生面でも問題があると思うので、飼い方の指導なども、早急に実行して貰いたいな。

2009.11.16
小さな事(?)に、こだわらない台湾らしさ
今日は1人で台北市内に出かけた。昔では絶対に出来ない1人歩きがMRTの開業で可能になった。住まいの最寄駅は「木柵線の内湖線内湖」だ。
目的地に行くには「忠孝復興」で乗換える必要が有った。行きはスムーズに行けたのだが、帰りの「忠孝復興」駅の乗換えで少しトラブルが発生した。
「木柵線・内湖線」の案内表示を探したのだが、見当たらない。有るのは「文湖線」の標識だけだ。右へ左へ数10分、探したのだが、見当たらない、「エイままよ」と文湖線」の案内標識に従ってみると、内湖方面のプラットホームが有った。
なんのこっちゃ。開業時は「内湖線」だったのが、なにかの都合で「文湖線」に変わったらしい。そして、案内冊子などは、当時のままだったと云う事だ。

2009.11.19
北投温泉
温泉から帰って来たところだ。いつ も行く陽明山ではなく、今日は北投温泉へ行った。
ここも日本人が開発した温泉街らしく、日本の雰囲気が残された古い建物もある。
私達は、その名も「熱海ホテル」の温泉にはいった。 
MRT開通のおかげで、この温泉街にも簡単に来れるようになった。 

『北投温泉』 1896年、大阪出身の「平田源吾」が台湾初の温泉旅館「天狗庵」を開く。台湾温泉文化の幕開けだ。

2009.11.23
湯質
湯質と言っても、温泉の事ではない。当マンションには、大型湯沸器がついている。
浴槽に湯をはって20分もすると湯が冷めてくる。同じ湯でも、湯沸器と給湯器の湯質は違うようだ。 もっとも、シャワーで用を足すこの国にの人々には、どうでも良い事。

2009.11.26
台湾の英国紳士
林山北路2段の馴染みの美容室に行った。
正確には家内達グループの馴染みの美容室へ妻達と同行した。彼女達の美容中、私は店先の椅子に腰掛けコーヒーを飲んでいた。 
カシミヤのロングコート&スーツ・ネクタイ&ハットそして腕にはコーモリ傘。英国紳士風の初老の人が眼の前を通り過ぎた。まだ真冬を迎えていない。台湾の冬は私も初体験になるのだが、今はまだ、Tシャツ・半袖ポロ・半ズボンの人を沢山見受ける。 衣食における、多様性と云うか、好き勝手と云うか、自由気儘と云うか、兎に角、面白い国だ。

2009.11.29
台湾の100円ショップ
 今日は11月最後の日曜日。なにをするかno-idea。
駅前の「日湖デパート」にDAISOが進出している。こちらでは39元ショップとなっている。大変な人気だ。こちらへ来て1ヶ月、身のまわり品で必要な物は、まずDAISOを見て回ることにしている。大概の物はあり、非常に便利な存在だ。 
このDAISOもしかり、日本にあって台湾にない物は無いほど日本の商品は町に溢れている。
先日、両替した。レートは1$=¥89だった。その2~3日後、¥86になった。このところの円高は、両刃の剣である。嬉しいような悲しいような。

2009.11.30
引越の荷解き
国内の引越であれば家具や家電製品は当然持ち運ぶのだが海外では、そうはいかない。
家電製品は不便な事に電圧の違いで日本国内仕様品は直ぐにダネになるケースがある。
つまらない物は処分して現地調達のほうが安くつく。 と云う事で家具及び家電製品はTV以外、全て処分した。
冷蔵庫や洗濯機は引越間際に自分で身を処してくれた。所謂つぶれたのだ。
台湾に持ち込んだ物は、記念品や趣味の物、食器、衣類、などである。これらを整理するには家具が必要だ。まず家具探しだ。 
家具選びは大変だ。趣味の問題か国柄の違いか、こちらの感性に合う物が無い。入れ物が無ければ段ボールの開梱も、ままならない。
この1ヶ月、必要最小限の整理が出来ただけだ。 まーしょうがないか。
賃貸マンションだし、終の住家でもなし、ここは気持ちの持ちようで次の引越時の梱包をしていると考えよう。

豆漿(飲み物)に油條・焼餅・蛋餅(食物)などの定番の朝飯が珈琲に火腿三明治(ハムサンド)のセットにどれくらい侵食されていくのか、興味のある出来事だ。
ちなみに我家の本日の朝食は珈琲と花捲饅頭夾蛋・焼餅油條(ネギ饅頭に卵焼きと油條のサンドイッチ)だった。珈琲は日本から持ってきたLION-COFFEEだ。

2009.12.01
米を食べる文化
2009’12/1 今年は年始年末は台湾で迎える。師走とは無縁の年末だ。
当地では、旧暦で正月を迎えるので、会社関係は2月の13日から21日までの10連休になるらしい。ちなみに2/13が除夕です。 
今日は裏山へアーチャン(妻の幼馴染)がドライブに誘ってくれた。ハイキングを楽しんでいる人も沢山いた。ひとしきり我々も森林浴を楽しみ下山した。
昼食を「瑞湖」の「大湖餐館」でとることになった。古くから有る店で「内湖」の人なら誰でも知っていると言っていた。 各テーブルの料理は、大きなスープの鍋が1つ、オカズが1人2~3皿の割りで注文されている。我テーブルは、この店で合流した家内達の幼馴染の「メッシー君」との4人だ。料理の量は他テーブルと同様だった。ご飯は大きさが湯飲み茶碗ぐらいなもので、出された。台湾では普通だ。 
ここで新発見。この量のオカズを食べつくすには、ご飯の量が少ない。おかわりの2~3杯は必要だと思うのだが、皆様おかわりをするでもなく、見事に余すことなくオカズが腹に入ってしまった。
 以前サイパン旅行の時、タクシードライバー(女性)が米を食べる習慣は日本が持ち込んだと言っていた。(日本語は怖い日本人先生から小学校の時習ったと言っていた)。日本人は米の消費量が多いのかも知れない。
特に我々関西人は「お好み焼とご飯」「うどんにご飯」という食べ方をよくするので米の消費量は多いと思う。

2009.12.02
ひさしぶりの青天
朝日が気持ち良い。久しぶりの青天だ。
多分10月末にこちらへ来てから1週間程度しか快晴は無かった様な気がする。
今日の昼食はCOSTCOの買物帰りにMRT「葫州」(huzhou)駅前の、日本で云うところの一膳飯屋で食べた。過去2~2度行った事があるが、味は悪くない。この店の名物は「魯肉飯」のようで、皆さんが食べていた。これを日本の食物に強いて例えるなら、さしずめ肉丼だろう(全く違うものだが)。
NT$25(¥75)は安い。そして旨い。 私達は「噛桂竹筍」「噛豆腐」「噛大腸頭」「白片肝rien」「湯青菜」「汁錦意麺」×2「清湯米粉」「汁錦米粉」。本日の4人分のメニューでした。〆てNT$570(¥1700)でした。

2009.12.03
カップヌードルで昼食
今日は昨日の青天がウソの様な曇天だ。早朝には雨が降っていたようだ。朝食は豆乳とパンで済ませた。久方振りのオトナシイ朝だ。
妻の体調が優れないのを気づかって誰も電話を寄こさないのだろう。
MRT内湖の「日湖デパート」の地下に「MATUSEI」と言う名のスーパーが有る。ここには割と日本の食材が有るので利用する事が有る。名前からして、日系のスーパーだろう。
昼食用にカップヌードルを買いに来たのだが、NT$65(¥182)もした。非常に高い。屋台なら数品、食べれるような値段だ。 このところの中華攻めで、こちらの料理に食傷気味の腹が要求したので、高いと思いながらも買ってしまった。

2009.12.06
避暑地への旅
台湾には西側(台湾海峡)と東側(太平洋側)を隔てる3000m級の山々が南北に走っており、その麓の「清境農場」と言うところへ、ドライブをした。
台北から一気に高速を走れば4時間程度の旅で、この地域の中心都市は台中になるのだろう。
麓と書いたが、それでも海抜1700mの表示が有ったように思う。ちなみに世界一、高い所に有るスターバックスでコーヒーを飲んだ。 
この一帯では、「日月潭」が必ず観光雑誌では紹介されている。2日目は「清境農場」から50km程離れた海抜800mの「恵孫林場」に宿を取った。 この小旅行での特筆物は、高地で採れる野菜の美味しさだ。私の表現力では伝わらないので、美味しいとだけ書いておきます。

2009.12.09
マンション屋上の権利
昨夜は日本料理に誘われ古川と言う店へ行った。
数回行った事の有る店なので味は分かっていたのだが、住む環境が変わったので舌の環境も変わったのだろう、非常に美味しく感じた。
昼食はヤハリこの近所(中山北路2段)の《金仙蝦捲魚丸店》と言う店で”雛腿飯””排骨飯””貢丸湯”を食べた。この店の”雛腿飯””排骨飯”は絶品で台湾訪問の時には、必ず一度は訪れていた店だ。
合計NT$195(¥580) ここ2~3日屋上の補修工事がウルサクて、我慢できない。最初は上階の内装工事かと思っていたのだが、屋上の漏水事故で敷き詰めているタイルを剥がす為の振動ドリルの音だ。朝は9時前から夕は4時頃までバリバリガタガタ、全くうるさいのなんのって。
この建物は30年は経過しているとの事で床版厚は多分100mmだろう。うちは7階建ての6階なのだが、とにかくうるさい。 

マンション屋上に部屋らしい構築物が作られているのを見る事が有る。これは部屋らしいではなく部屋そのものである。そして、是は最上階室の所有者が屋上を使用する権利が有るとの理屈で、その人達が建築しているものだ。屋上の床は、その下の人の天井だ。当たり前、その通り。言われれば理屈だ。 と言う事で漏水を補修している人は真下の室の所有者でした。「ところ変われば品かわる」で、ま~~~いろいろあります。

2009.12.10
交流協会の図書館
家具の買い足しにイケヤへ行った。家からはMRTで8駅先の南京東路まで行って、後は徒歩5~6分の距離だ。
11時20分頃に駅に着いたので食事をしてから買物に行こうと言う事になった。軽い食事を、と言うことになり駅前の兄弟大飯店の2階で飲茶を食べる事にした。 
ワゴンサービスが有り、ゆっくりと食事ができる雰囲気の良い、気に入りの一店だ。 あと復興北路に有る(竹家荘)という店、ここもナカナカの飲茶を出す。 
この駅近辺には交流協会も有り、日本人がわりと訪れる地域ではないだろうか。私達も帰りに図書館に新聞を読みに行った。

2009.12.11
羊肉漢方煮込鍋(私の造語)を食べる
きょうの夕食は来台以来はじめての1人ご飯だ。
妻は友人の音楽プロデュサーとの会食に行った。彼は有名な歌手のプロデュースをしているとの事だが、歌手名を聞いても分からない。日本の歌手名さえ、この年になるとままならないのに、いわんや外国の歌手名なんて、とんでもない事だ。
プロデュサーが久しぶりの国内なので一緒に食事をしようという事になったようだ。 それはそうとして自分の食事をどうするか?いつも人任せの注文なので、名前と料理が一致しない。名前と料理が一致しないどころか、メニューに何が書かれているかさえも分からない。この状況を脱する為に最近は、注文料理の写真を撮る。そして、注文伝票を1枚もらって帰る。帰ってから、注文伝票で発音を習い写真に料理名を貼り付ける作業をしている。 生きるための涙ぐましい努力だ。この努力を早くしていれば、今頃は日常会話が出来ただろうに。

後悔先に起たず。以上の様な状況なので、行先は洋食風の店選びにしょうかな等と思案中に優しい大家さんから食事の誘いが有った。渡りに船とはこの事で喜んでお誘いを受けた。料理は先日もお世話になった羊肉を野菜等と漢方で煮込む鍋料理だ。
これから寒くなると体の芯を暖める為、漢方煮込鍋(私の造語)を頻繁に食べるそうだ。 本当に優しいご夫妻で、順調に台湾生活がスタートできたのも多分にご夫妻によるところが大である。今日は12月の10日、年末まで20日という時に半袖アロハで過ごしている。いくら暑い国といえども異常気象のようだ。

2009.12.12
建築建材展示会に行く
台北世界貿易センターに出かけた。建築建材展示会を見る為だ。特に目的は無いのだがビジネスのヒントを探しに行った。
とりたてて新しい方向性の商品はみあたらなかった。 帰りはアヒルの燻製を買うためにMRT永春で途中下車をした。この店の味は格別美味しい。夕食はこれとワイン、最高のマリアージュだ。

2009.12.13 
良く遊び良く遊ぶ
今朝は昨日の夜更かしがたたって10時に友人のモーニングコールが来るまで寝てしまった。
朝ごはんを屋台で買って持っていくから一緒に食べようとの事。10分くらいで、両手に食べ物を抱えて、いつもの元気なアーチャンがあらわれた。
今日のメニューは純粋の台湾の朝ごはんだと言って、テーブルにオカズを広げた。もち米の団子を焼いた物、大根餅を焼いた物など、いずれも醤油味で、日本人には、すっと口に入るものだった。スープも塩味のサッパリ系だった。 
食後のコーヒーを飲んでいるところへ、S夫妻から電話が有り陽明山の温泉行のお誘いだった。30分もしない内に我々5人は車中の人となり、温泉に向かってのドライブだ。
昼食は、途中で山菜料理を食べる事になった。筍子が大変美味しい。これは、台湾にしかない種類だと思う。温泉に入る前に、女性軍3人と2時間後の再会を約し、露天風呂で世間話をしながらゆったりとした時間を過ごした。 
温泉の後は、山を反対方向に下りて魚を買いに行く話ができていた。場所は金山、野柳方面だ。亀吼漁港で魚をいろいろ物色し、その内の数点を(代客料理)の看板が架かった飲食店で食べて帰る事になった。これは、購入した魚を持ち込んで料理を作ってもらって食べるシステムで香港のreiyuemenと同じシステムだ。但し、スケールは香港の1/10だった。これで今週も終わった。

2009.12.18
布問屋のある迪化街へ出かけた
引越依頼、手つかずになっていたLDKの窓のカーテン布を買いに迪化街へ出かけた。
ものの本によると大陸との交易で18世紀から栄えた台北で1番古い街のようだ。なるほど街並みはレトロな建築物が軒を並べている。
郷愁を感じるのは、その中に大正ロマンを感じる様な建築が混ざっているからだろうか。それにしても、バロック建築群が見事に保存され現在も、漢方・乾物・お茶・布地の店が営業を連綿と行っている。 私達は永楽市場という布地問屋が集まっているビルを見て回る事にした。

買物も終わり時計を見ると3時を回っていた。スイーツがわりに屋台で、(台湾ぜんざい)(ピーナッツの熱い甘い汁)(牡蠣の台湾風お好み焼)(酒煮込み牛腎臓スープ)を食べてバスで家路に着いた。 行きも帰りもバスを乗り継ぎ内湖から行ったのだが、帰ってからインターネットで検索すると、MRTの雙連駅から徒歩5分程度で迪化街に着くと書いてあった。ほんまになんのこっちゃ。わてらの家はMRT内湖駅から徒歩5分やで。

2009.12.20
本日も温泉行き
本日も温泉行きだ。
相手変われど主変わらずで、今日はアーチャン夫妻と一緒だ。昨日と変わった事はMRT西湖st.前で(小龍包)(豆奨)(揚棒とレタスのサンドイッチ)(卵蚤)の朝食を取った事だ。 
S夫妻の家へ温泉の割引券をもらいに行ってから、陽明山への出発だ。もちろんS夫妻には朝食の出前付だ。 陽明山への道は色々あるらしく,今日は別のルートで上がった事以外は殆んど昨日のコピーだった。 今日も1日楽しかった。明日から温度も20度近くに戻るらしい

2009.12.20
陽明山へ温泉行き
台湾にも寒波襲来だ。昨日の温度は12度だった。
温泉行きにS夫妻が誘ってくれた。坐骨神経痛の持病で5年前から車の運転を放棄している。
今日も送り迎え付の温泉行きだ。「・・・・・には、足をむけれない」と言うが東西南北どこにも足を向けれないほど皆様にはお世話になっている。 本当に有難い事で、感謝、感謝、感謝。

10時に出発、途中必ず立ち寄る店で(鳥スープ鍋)(野菜)(地鶏)等で腹こしらいをして支払NT$1200(¥3600)だった。場所は「竹子湖路・・・・・」の看板を入った所だ。 

馬槽花芸村の名前がついている温泉で、白濁の柔らかい湯を2時間余り楽しみ帰路に着いた。温泉に地元TV局が取材に来ていたのでマイクを向けられる事を期待したのだが、全くの無視だった。
 馬槽花芸村の入場料は1名NT$150(¥450)なのだが、割引券の様なものを渡してNT$50(¥150)にしてもらっていた。 
帰路は「馬槽驛桟」で(黄色のサツマイモのスープ)(黄色のサツマイモのから揚げ)を食べるのが恒例のコースで、とにかく甘い、本当に甘い甘い台湾スイーツだ。料金は1品NT$40(¥120)、食事合計はNT$120(¥360)、お土産の黄色のサツマイモをNT$600(¥3600)分買い合計NT$720(¥3100)支払った。イモは、かなりの量だった。 
「馬槽花芸村」温泉の割引券はこの店でもらったみたいだ。今日も、もらっていた。車でもらった割引券を数えると16枚あった。金額にするとNT$1600(¥4800)分で使った金額はNT$720(¥2100)だ。 なんと気前のいい大将だろう。S夫妻が仲良しと言う事もあるのだろう。 明日も温泉と漁港での食事を別夫妻に誘われている。今のところパラダイスだ。

2009.12.22
台湾籍になってしまった媽媽
昨日は食事会のハシゴだ。昼は「三井」という日本料理店で大阪時代の知人との会食だった。事前情報で高い店だと言う知識はあったのだが、なるほど料金は高かった。
しかし、味付け・皿数などから考えると決して高くは無いのですが、年金生活者が和食を食べたくなった時、気軽に行ける店ではない。 
お一方は人生の半分を日本で暮らされ、去年、台北に戻られた方です。その方曰く「去年1年、台北で暮らしたのだが、夏がとてもつらかった。今年は春から秋までは、日本で暮らす」。
南国台湾の夏を知っているつもりだったのに多少不安がよぎった。 
もう1人の方は当年84歳の江戸子風のりゅうちょな日本語を喋るかくしゃくたる媽媽だ。その方が「貴方達が現在、住んでいる内湖に私も戦時中の疎開で住んでいました。

私も年金暮らしと言えども、取り合えず戦後子なので、台湾で疎開と言う言葉を聞いた時なぜか、不思議な気がした。 食後のコーヒーは紀伊国屋書店(最寄り駅はMRT忠考復興)に行った。ここでは、半分が日本語ブース、あと半分が中国語ブース、そしてUCCの喫茶店を併設していた。
日本語の本を入手しようと思っていたので大変ありがたい情報だった。他国で暮らす人間に必要なものをそれとなく教える心配りだと思った。 媽媽は毎日、散歩をかね、ここで本を読みながらコーヒを飲むそうだ。勿論、日本語の本である。この日も小説を2~3冊購入されていたが、読み終えた本は淡水の大学に寄贈するらしい。
私も愛読している月刊誌の文芸春秋を探したがあいにく売り切れだった。部数が少ないので、発売後数日でなくなるとの事、1月号が10日後にでるそうなので、忘れず買いにこよう。 
12月号は媽媽が「私も毎月読んでいるので終わったら回してあげる、今85%ぐらい読み終えたから・・・・・・」 といっていらしたので、お言葉に甘える事にした。
考えてみれば、当年84歳と言う事は、23歳までは日本人だったわけで現在も台湾で日本人の生活をしていても何の不思議もないのだ。大先輩だ。 
昔の人は日本語を喋れる人が多いぐらいの認識だった自分が恥ずかしい。いつの日か台湾籍になってしまった日本人がいると言う事だ。そして日本語で考え行動したほうが楽なのだろう。ある台湾の世論調査がネットに出ていた。嫌いな国の1位は韓国38%、2位大陸人28%、3位日本9%。
夕方5時からはホテルのconcierge世界組織・golden-keyclubの会食にモンチャンと同行した。場所は天母の澎園温泉農荘だった。カラオケでさぶちゃんの(北の漁場)をぶちあげた。久しぶりのカラオケだった。

2009.12.23
異国で迎える天皇誕生日
今朝は2日続きの青天だ。このところの天候不良で気が滅入っていたが今日は爽やかな朝を迎えた。台湾の人が天皇誕生を祝っているのだろうか?  まさか・・・・・。
気温は15~16度だ。台中から訪れた知人は台北は寒いと言っている。私は春先の清々しさを感じている。 他国で暮らすコツは日本の尺度を棄て「全てこんなものだ」という気楽な感覚が必要だと思っている。今日は何をするか思案中だ。

2009.12.24
台湾で買う日本商品
春の陽気にひかれて外出する事にした(日本は真冬だが)。半袖アロハは流石に気が引けて長袖にしたので少し暑かった。
目的地はMRT忠孝復興に有る微風廣場ビル5Fだ。各国のブランドショップが出店しており、地下には日本のスーパーが有る。 
まず、5階にある紀伊国屋書店で文芸春秋1月号をNT$290(¥870)で買った。日本では税込み¥770なので高い。買った本を流し読みする為に書店内の喫茶店でコーヒーを飲む事にした。
アメリカンLサイズがNT$119(¥350)、スターバックス等ではNT$60(¥180)ぐらいなので少し高い。 
地下のスーパーで、芋焼酎を探すと、黒霧島が置いてあった。今晩はお湯割りを一杯飲もうと思ったのだが値段をみて棚に返した。
NT$900(¥2700)の表示、日本で買えば¥900である。こんなところにも円高の影響がでているのか間税の関係か。数日後には日本の友人が届けてくれる事になっているので我慢の子だ。 

昼食は同じく地下の食堂街で済ませた。日式カレーとメニューにあったので,注文したのだが、味は?。 日式(日本式)と書いてあっても台湾風にアレンジされているのが普通だ。値段はNT$169だった。ちなみにアメリカンコーヒーは米式珈琲とかいてあるが焙煎の深い濃い味だ。 

帰り道に日本のロト6と同じような、宝くじを買った。「威力彩」という名前のもので、なんでも今週はNT$3億が当たるという事だ。2組購入したのでNT$200だった。 本日の出費はNT$778(¥2200)、少し年金生活には、堪える出費だ。

2009.12.25
珈琲文化が定着するか?
正月明けに訪れる友人夫妻のベッド用品を買いに、午前中「大潤発」と言うアメリカ型のスーパーへ行った。
今日は新しい気づきが有った。出入口に扉のないオープンスタイル、いわゆる純粋な屋台を含む屋台風の店の変化だ。以前は、中華圏の食べ物を扱う店が殆んどだったが、最近は握り寿司・パスタ・珈琲など毛色の変わった屋台がある。

特に目につくのはコーヒを売る店だ。あえてコーヒーを売る店と書いたのは、日本人のイメージする喫茶店ではないからだ。 スターバックスなどの喫茶チェーン店は数年前より進出していたが、コーヒーもあるスタンド飲物店が町のあちらこちらで目に付くようになった。
セブンイレブンでもホットコーヒーの販売を始めたので、あながち一時的な流行とは云えないのかも知れない。というのは、台湾のセブンイレブンはハワイのABCと同じように50mも歩けば1軒あるぐらい密集して店舗数が多いので商売になると見込んでいるんだろう。 


2009.12.26
知人の訪問
朝食を小吃店で、S夫妻&M夫妻と一緒にする事になった。朝食後、陽明山の温泉へ行く事になるだろう。
下山後、両家族はクラブ歌手の歌を聞きに行くと言っていた。日本でいうところの歌声喫茶のクラブ版だ。我々は日本から訪れている知人に会いに「淡水大学」に行く。なんでも、観光学という学問分野が有り、それのセミナーで訪れたらしい。

2009.12.28
調理に工夫が要る食材
昨日は日本から台湾に訪れている知人が2人我家に訪問してくれた。
1人は日本在住の台湾人で孫の出産に立ち会う為に帰省している人、もう1人は韓国人で、日本の大学で観光学を教えている教授。この2人を交えて現地の友人と一緒に交歓会を開く。
今日は週始めの月曜日だが何の予定も無く、家にとじこもりだ。もっとも、毎日が今日のこの時間にこれをしなければいけないと言う事がない気儘な生活。 
台湾入国以来、この2ヶ月間、毎日が友人知人との会食ずくめで、落ち着いて夫婦水入らずの食事がなかった。今日は久しぶりに二人のテーブルになりそうだ。 
食材は殆んど日本と同じ物が手に入りますが、調理方法を工夫しないと美味しい物が食べれないようだ。人間と同じで姿形は同じでも、環境・育ちが違うと性格も変わってしまうようだ。妻も日本時代の味付け、舌触りなどを出すのに、苦労をしている。今日までのところ、厳しいようだが及第点はなし。

2009.12.28
川湯温泉
明日午前中は、シンポジュームで京都から台北に訪れている大学教授のオカアサンを連れて紗帽谷の川湯温泉に行く予定。ゆっくり台湾の温泉を楽しんでもらおうと思っています。 
夕食は教授と市内のホテルで飲茶を食べる約束をしている。ワゴンサービスの有る店なので気にいってもらえると思う。

2009.12.30
源泉掛け流し「紗帽谷」川湯温泉に行く
台湾は温泉が非常に多いところだ。温泉は有り難いのだが地震も多い。阪神大震災を経験しているので、震度2程度の揺れを感じても2日ぐらい頭が痛くなって困っている。
今日は紗帽谷にある川湯温泉に行った。メンバーは大阪時代の友人とシンポジュームで台北に来られている佛教大学教授の母上との4人連だ。 
源泉掛け流しの柔らかい感じのする良い湯だった。バックグランドミュージックの演歌に合わせて一節、唸ったりもした。帰りにはMRT石牌駅でベジタリアン料理を食べた。店の名前は「369素食点心」と書かれていた。
これは麻雀の筋数字なので、親父が麻雀好きなのかと思ったのだが、小吃店では「147」「258」と共に良く店名に使われるらしい。出所は、やはり麻雀の筋だった。 
シェラトンホテルへ母上を送ったついでに、ロービーでコヒーを飲んだ。やはりまずかった。ヤハリと言ったのは、ホテルなので期待をしていたので。
まだ台湾でコーヒーの美味しい店に出会った事が無い。 今日は、年末30日なのだが、台湾は旧暦で祝う為、正月の気配はゼロだ。

2009.12.31
台湾での初正月
初めての正月を台湾で迎える事になる。今朝、COSTOCOに正月用の食材を買いに行ったが揃わなかった。これは最初から分かっていた事、正月気分が全然しない。
日本のようにビジネス街の車や人通りがなくなる分けでもなく、食材を山のように買い込む人も無く、まったく普段と一緒だ。 
 29日から、完了したと思っていた屋上の工事が再開された。いまもガリガリとコンクリートをハツル音がマンション中響いている。正月三が日も工事をするようだ。もっとも、こちらの人にとっては、新年でもなんでもないのだが。習慣の違いには、ほとほと困ったものだ。

台湾の正月は旧暦なので、今年は2月の13日だそうだ。新暦の正月のお祝いは無いのだが、会社は三が日は休みになるようだ。戦後、なにからなにまでアメリカナイズされた社会で育った私には、こちらの習慣、文化が古臭く感じられるのだが、どちらが、良いのだろうか?。




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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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