この記事は以下のような人におすすめ!
- ワイン購入に失敗したくない人
- ワイナリーの物語を知って飲みたい人
- ワインの知識を深めたい人
Poupilleの簡単知識
【種 類】AOCワイン / Generic Wine
【格付け】地区AC
【地 域】Bordeaux
【地 区】Cote de Castillon
【Appellation】Cotes de Bordeaux Castillon
【Cepages】100/ME
【Cepages】100/ME
【所有者】Jean-Marie Carrille
【ジャンル】赤
【スタイル】フルボディ
ワインラベル
絵柄をお覚えていると購入時に便利ですよ。
私はこの1997’ヴィンテージを2000’10/23に宅飲みしています。
ハマチの香草焼き キノコの各種炒め
”少し湿った土の匂いのする素朴な香り、部屋中に漂うインパクトの強い香り、ジャムの甘味を感じる口当たり、果実を煮詰めた様な凝縮感のある味わい。コストパフォーマンスも最高に良いですね。”とコメントしています。評価は★★★でした。
参考2021’相場価格
- ヴィンテージ2016'/¥2200
- ヴィンテージ2015'/¥3500
味わい/香り/合わせる食材
2016’ヴィンテージ 味わい
- ボリューム: 軽い□□□■□重い
- タンニン: 控えめ□□□■□強い
- 甘み: ドライ□■□□□甘い
- 酸味: まろやか□■□□□シャープ
- 果実味:スパイシー□■□□□フルーティー
香り(アロマ/ブーケ)
- 黒系果実の香り:よく熟したしっかりめの味わい。
- プルーンの香り:熟しすぎた葡萄から生産されたワインはプルーンのような個性を帯びる。
- 樽香:果実味と樽の個性が見事に融合したもの。バニラ香
- なめし皮:タンニンの多い赤ワインに出る香り。
- レーズンの香り:収穫を遅らせてつくったワイン
Food Suggestion
このワインを赤身の肉に合わす場合には厚めのステーキが良いです。
添え物、おかず、ソースも考慮する。
添え物、おかず、ソースも考慮する。
Ch.Poupille の追記
- ワインコンテストでPetrusと最後まで張り合ったワインとして一躍スターダムにのったワインです。
- このドメーヌは「Chateau Poupille」ラベルと「Poupille」ラベルの両方を造っています。
シャトー・システム(Chateau Wine)
ボルドーの特有の制度として「シャトー名をラベルに表示」したワインを市場に出すための条件を決めた制度が「シャトー・システム」です。
ボルドーワインは「シャトー・ワイン」と「ゼネリック・ワイン」に分けられる。
「Chateau Wine」
「Chateau Wine」の中でも常に高品質ワインを造っているシャトーには公的「格付け」がなされておりラベルには「Cru Classe」と表示し区別している。
「シャトー名をラベルに表示」できる条件。
*自己の葡萄畑で栽培した葡萄のみを使用する
*自分の醸造所でワインに仕込む
*自分のところで樽貯蔵する
*自分のところで瓶詰めを行う
*畑や醸造所の設備などへの条件はありません。
ゼネリック・ワイン(Generic Wine)
シャトー名を表示できないので一般的には、地域・地区・村のAOCの名前が大きくラベルに表示されている。
ボルドーの大手酒商(メーカーやネゴシアン)が、その地区や村の葡萄や樽酒を買い集め、混醸したワインを言う。 当然ながら他の地区や他の村の葡萄や酒を混ぜることは出来ません。
ワインはその地区や村の性格を反映し、AOCの規定に従った一定の水準以上のものでなければならない。
ラベル表示
AOCにのっとって3種類に分けられる。
- ボルドー全域のもの「Bordeaux」
- 地区のもの「Medocや Graves・・・・」
- 村のもの「MargauxやSt-Emilion・・・・」 これはセミ・ゼネリックとワンランク上の呼び方をする。
フランスワインAOCとは?
概要
1935年に優れた産地のワインを保護、管理することを目的としてAOC(原産地統制呼称法)が制定されAOCを名乗るための規制が定められています。
全生産量の42%がこのカテゴリーに入ります。
Libournais地区
- Libourneの街は、ドルドーニュ川に面し、古くから、ボルドーを経由せず、直接ガロンヌ河を通って北方の国々と交易をしてきた。そのため、アングロ・サクソン系の人々はこのあたりを「右岸」とよんで区別していた。
- ボルドーが英国との結びつきが強いのに比べ、この地域のワインは英国以外の北方諸国との結びつきが強く、 ワイン生産とその交易は自立して発展してきた。
- 中世の巡礼路にありボルドーとは異なる歴史的背景を持っているので、自然条件の違いと共に、ユニークな性格のワインを生んでいる。
- 粘土質を含んだ軟質砂岩の土壌とドルドーニュ川が造った変化に富んだ地形、それに、ガロンヌ河左岸に較べ、それ程強くない海洋性の気候とが相俟って、ボルドーワインの中でも得意な性格を形造くっている。
- メルローの柔らかさを特徴とするそのワインは、ボルドーの中でも最もアルコールがしっかりとしていて豊満である。長期熟成も可能だが、若い内からも楽しむことが出来る。
AC.Cotes de Bordeaux Castillon
- ボルドーの最東端にあるカスティヨン地区で特別に作られたACです。
- 2009年まではCotes de Bordeaux Castillon として販売されていました。
- Cotes de Bordeaux Castillon のワインはすべて赤で収穫量の約70パーセントのワインはメルローから作られています。
- カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランも植栽されています。マルベック、プチヴェルド、カルメネールも使用が許可されています。
- Côtes de Bordeauxのappellationは2003年後半に論議され2009年に創設されました。
Côtes de Bordeauxのappellation設立
- 新世界での新興ワイン地域からのボルドースタイルのワインの人気の高まりに対抗する為に「Blaye」「Cadillac」「Castillon 」「Francs」は一つの旗の元に集まりました。
- アイディアは全体的なボルドーのアペラシオン構造を簡素化しワインの市場性を改善することでした。