「誰があなたを護るのか」　読後感想文

 青山繁晴　殿

いつも有益な情報をありがとうございます。私は現在 台湾に居住しておりますので日本の書籍を扱う書店に並べられるのを待っておりましたが、我慢できずアマゾンで取り寄せました。

一気に読み進める事が出来る、まことに分かり易い構成で「男系天皇」「女性天皇」「女系天皇」の定義をしっかり理解できました。そして読後は日本と天皇について深く考える時間が持て、久しぶりに日本国憲法を読んでみました。

私たちの年代の者は小学高学年で日本国憲法に付いて勉強する時間が有りました。日本国憲法第一条「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とあります。

条文の「象徴」という解釈を帝国憲法との相違説明において『象徴』とは『飾り』と理解したら良いと教えられました。天皇陛下を尊敬敬愛する私ですが、日本において天皇が必要不可欠なものであると言われても先生の教えが頭にこびりついており腑に落ちない部分が有りました。言葉の大事さに今更ながらに気がつく若輩者です。

今まさに霧が晴れました。象徴とはまさしく象徴であり日本の象徴と聞けば桜、富士山などをイメージされる方も多いと思います。桜、富士と同等に扱うことは畏れ多い事ながら私の場合は日本の象徴は？と問われても天皇陛下は現れません。なぜなら私の心の全てに透明人間の様に天皇陛下がいらしゃるからです。

此の事に気づかせてくれた青山繁晴様に感謝申し上げます。

外国に居住すると意識するしないに関わらず日本と向き合う日々です。憲法解釈で誤魔化すような日本で有ってはならないと思います。良き方向に愚民をお導きください。