😁シャトーの顔が見えれば購入も飲む時も楽しいです😀
このPomerol Reseve(ポムロル・レゼルヴ)は、買い付けたブドウと、J.P.M社が所有する数々の優良シャトーのワインも一部使用して造られています。Petrusの原酒が入っていれば楽しいですね。
Petrus
Pomerol Reseve の基礎知識
【種 類】AOC / Generic Wine
【格付け】AC.Pomerol
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【村 名】Pomerol
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【村 名】Pomerol
【Cepages】ME/CF
【所有者】Ets. JP Moueix (PetrusやHosannaを所有)
【スタイル】ライトボディ
ワインラベル
絵柄をお覚えていると購入時に便利ですよ。
私はこの2002’ヴィンテージを2005'7/30に宅飲みしました。
その時のコメント"その名もズバリPomerolとは恐れ入りました”です。評価は★★★でした。
参考購入価格(2005’相場)
- ヴィンテージ2002'/¥2700
J.P.Moueix社について
1937年、Jean Pierre Moueix氏によって設立されたボルドー右岸のワイン商です。
世界最高峰のプレミアムワイン、ペトリュスを筆頭に数々のワインを育て上げた実績を持ち、ボルドーワインを語る上で欠かせない存在。
創業者の息子であるChristian Moueix氏は、ワインメイキングにおいて手腕を発揮しボルドーはもちろんのこと、カリフォルニアにもワイナリーを設立し、プレミアム級のワインを送り出しています。
ChristianMoueix (左)と息子のEdouard(右)
Christian Moueix
父親のJean-Pierre Moueixの足跡をたどり事業を大幅に拡大します。
1968年~1969年までカリフォルニア大学デービス校でブドウ栽培を学び、その後フランスに戻り、1970年にEts.JP Moueixに入社します。
1991年に社長に就任し、現在は家族経営の副社長である息子のEdouard Moueixが家業に加わています。
Edouard Moueix
Ets.JP Moueix社の副社長。Christian Moueix氏の息子。
「Petrus 」や「Le Pin」の産地Pomerolについて
- Pomerolには他のボルドー地区「Médoc」「Graves」「Sauternes」「St.-Émilion」の様に公式のワイン分類システムは有りません。
- ボルドー地域の東、リブルヌ地区のサンテミリオンに接した高低差20メートルばかりの800ha(2000a)の砂利地帯がポムロールです。ボルドーワインの生産地区分類でリブルネの呼称になっているリブルヌの町はポムロールのすぐ南にあります。
- 最高のワインが生産されるのは、ポムロールがサンテミリオンと接近する砂質の土壌に一定の割合の粘土を含む東部です。
- 最も高く評価されているポムロール生産者の3つ「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」は東部地区にあります。
- Merlot主体で造られるワインはワインを豊かで滑らかで、若い時から飲めて、長期熟成も可能にします。そして、風味のあるスパイス構造と要素を追加するためにCabernet Francも使用されます。良い特徴を持ったメルローですが、早咲きの品種で春の霜に弱いというリスクも有ります。
- 前世紀には殆ど認められていなかったアペラシオンでしたが、現在では「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」などは老舗Médocの多くのcru classéよりも高い価格で販売されています。高級ワインの需要が継続的に増加し、この小さな品質重視のアペラシオンの生産が限られていることを考えると、国際的なワインの世界におけるポムロールの地位は、今後しばらく安全でしよう。
フランスワインについて
フランスワインは法律により厳しく管理されています。
AOCとは?
1935年に優れた産地のワインを保護、管理することを目的としてAOC(原産地統制呼称法)が制定されAOCを名乗るための規制が定められています。
全生産量の42%がこのカテゴリーに入ります。
詳細記事⇒△フランスワインとは❓ 産地とAOC制度△
また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
ボルドーワインについて
詳細記事⇒△ボルドーワインとは❓ 基礎知識(生産地区の特徴と制度)△
Bordeaux 地域
ボルドーはフランスのAOCワインの約4分の1に当たる膨大な量のワインを産出しています。また質においても並酒から最高級ワインに至るまで有る幅広く多彩な銘醸地域であります。
Medoc地区
1855年、ナポレオン3世によって、この年に開催されるパリ万博の目玉商品として赤ワインはメドックのものが61選ばれ1級から5級までのランク付けがされた。
唯一の例外はグラーブの「オー・ブリオン」がメドック以外から1級に格付けされています。
白ワインはソーテルヌのものが26選ばれています。
Pomerol村
- 評判の大きさとは裏腹に小さな村である。歴史や文化の影を持つ建造物が見当たらず、平凡な田舎風景が起伏の少ない台地に広がっている。
- 葡萄畑の総面積は約800haと小さく平坦な土地にある。
- ここのワインの評価が高まるのは20世紀始めでJean-Pierre Moueix社の功績が大きい。
- サン・テミリオンの隣にありながら、はっきり違うワインが生まれる理由は土壌にある。
- 太古の地層の侵食と中央山岳地帯からトルトニュー川が運んだ堆積土壌とで形成され鉄分を多く含み肥沃。西側が砂質、サン・テミリオンに近い東は粘土質。
- 栽培葡萄品種はメルロ種が主でほぼ80%を占める。残りも殆どがカルベネ・フラン種で、ソーヴィニヨン種は少ない。
- 出来るワインはメドックのものよりタンニンが少なく、一般的に香り豊かで、輝かしいルビー色。アルコール分が多く、芳醇なコクを持ちながら、柔らかな口当たりが特色。
- 多くは、4~7年で飲み頃となる熟成の速いタイプ。極上ものは長寿である。
- 総体的にバランス良く、高水準。
- 「ch.Pétrus」「Lafleur」「Le Pin」など揺ぎ無い名声を誇る銘柄があり、ポムロールの全生産量は34,850hlと少なくワインは総体的に高価格。
- サン・テミリオンより平均的にシャトーワインの質が高いと言われていて、今やボルドーを代表する銘醸地の一つである。
- 公的格付け(Crus Classés)はなされていない。
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