台北市立中山高級中学(旧・台北州立第三高等女学校)

2010年8月14日土曜日

台湾に残る明治大正ロマン

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日本時代の台北には、主に在台日本人子女のための女子高等教育機関として最高水準の教育が行われていました。

この肩掛け通学カバンで有名な中山女子高級中学も前身は日本時代のナンバースクールの1つです。113年の歴史を有する女子校の伝統スタイルは、日本の香りがする「白いブラウス」「通学カバン」スタイルです。
5~6年前に廃止が検討された際はNEWSに取り上げられるほどの反響があった。 

校舎は3級古跡に認定されています。(中山女子高中)

肩掛け式通学カバン(中山女子高中)


1.台北州立台北第一高等女学校
1904年(明治37年)に「台湾総督府国語学校第三附属学校」として開校したのが始まりで、台湾で最も早く設立された高等女学校の一つです。
設立当初は、主に在台日本人子女のための女子高等教育機関として機能し、最高水準の教育が行われました。
1922年(大正11年)以降は優秀な台湾人子女(主に名門・富裕層の出身者)も少数ながら入学が許されました。
その歴史と伝統、そして卒業生の社会での活躍により、男子のナンバースクールと同様に、当時の女子教育におけるトップ校として認識されていました。
現在の北一女中の校内には、日本統治時代の校舎の一部(光復楼など)が古蹟として残っています。
現在は、台北市立第一女子高級中学(略称:北一女中、北一女)に校名は変わりましたが、伝統は引き継がれています。蔡英文総統の出身校です。

2.台北州立台北第二高等女学校
現在の台北市立中山女子高級中学(中山女高)の前身の一つ。こちらは、比較的早い段階から台湾人子女の比率が高かったとされています。

3.台北州立第三高等女学校
現在の台北市立松山高級中学。


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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