システムを簡単に説明すると台湾の寺廟には殆んど於いてある茭林(朱色の三日月形をした木札)を使用して行います。
①借入に対する御礼額を「神様に報告して茭林2個を地面に投げます。
②裏表になれば神様が了解した事になります。
③1回目でOKがでれば600元、2回目でOKになれば500元、・・・・・・・→借入できます。
上記の方法で借入額と返済額が決まり、所定の手続き後、赤い袋に入ったお金を受け取ります。全て自己申告です。
私の場合は1回目は(200元お礼するのでお金を貸してください)と念じて木札をなげましたが両方とも表になりOKとならなかった。2回目は300元をお礼すると言う事で木札を投げたところ裏表がでて、見事OKとなりました。よって500元の借入れをいたしました。
手続きは、朱色の用紙に指定事項を記入し600元を添えて窓口に提出し500元の入った紅袋を受け取りました。お礼金の残額200元は来年の正月に持って来るつもりだ。ちなみに、返済窓口には長蛇の列ができていた。このお金の活用方法はゆっくり考えるとして、次の目的地の「清境農場」に向かった。
途中「集集」で軍史公園に立寄り、日月潭を横目に眺めながら、霧社事件で有名な「霧社」を通り過ぎ、「清境農場」にたどり着いた。時刻12:30分。運転のS氏、お疲れ様です。ここを更に進むと「合歓山」へ辿り着く。この山は、太平洋戦争時、真珠湾攻撃の際、暗号として使われた「新高山登れ」の現在名「玉山」から数えて4番目の高さらしい。「清境農場」では3千メートル級の中央山脈連山を眺めながらの昼食をとり、旧知の民宿でお茶休憩をとる。
この後、高山で冷えた体を温めに盧山温泉に向かった。中国文でよく分からないのだが碑文に、日本時代、傷病兵の休養場にしていたと言う様な事が書かれていたと思う。台湾各地の秘境の様な場所にまで、「日本の足跡」が残されているのには少々複雑な気持ちにさせられる。
楽しい一日だったのだが、出発17日早朝4時、帰宅18日早朝4時、の全行程を運転した、S氏には大感謝だ。
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