葡萄畑はカリュアド台地の延長線上にあるMilon の丘、「ラフィット」と「ムートン」に挟まれたCh.Lafite Rothschild の西側に有りますが館としてのシャトーは存在しません。
1855年の格付けでポイヤック唯一の4級シャトーとされました。
ラベルの絵柄は1950年代のポイヤックの港に残っていた海賊の家です。
Ch.Duhart Milon Rothschildの基礎知識
【種類・格付け】AOCワイン / Chateau Wine / Medoc Quatriemes Cru Classe【地 域】Bordeaux
【地 区】Medoc
【村 名】Pauillac
【Cepages】70/CS 2/CF 28/ME
【所有者】Rothschild家(パリ)
【運営主体】DBR(Domaine Baron de Rothschild)
【醸造家】【管理者】Lafiteのスタッフによる管理運営を行なっています。
【ETC.】動画で語るワインレッドの心
こぼれ話/逸話
1962年、ロートシルト家がシャトーを買収しシャトーの復興が始まります。ブドウの植え替えから新しい醸造所と発酵タンクの設置など、徹底的な改修が行われ、40年にもおよぶ努力の結果ようやく過去の栄光を取り戻し今では"メドック格付けの見直しがあれば3級に昇格させてもいいかもしれない”と言われる程の実力を持つシャトーに生まれ変わりました。醸造は1962年以降ずっとラフィットと同じ醸造チームが手がけており、醸造作業についても全く同じ行程で、伝統に則った厳格な収穫管理、手摘み収穫、多種多様な作業を年間通じて手作業で行っています。 造られるワインのスタイルはまさにラフィットそのものでバランスが良くエレガンスとフィネスが重視されているスタイルです。
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歴史
18世紀の初頭、ラフィットを所有していたのはニコラ・アレキサンドル・ド・セギュール伯爵です。1830年、カステジャ家がミロンの畑の発祥の地であるマンダヴィ・ミロンを相続します。
その後、隣接する畑を買い取り、およそ40haとなった畑に「デュアール・ミロン」の名を付けます。シャトー名にあるデュアールとは、かつてルイ15世の武装船の船長で、定年後にポイヤックに住むようになったと人物です。
19世紀後半から20世紀前半にかけてもカステジャ家の所有が続き、50haという広い畑を持つ、ポイヤックの中でも大きなシャトーの一つとなっていました。
1937年以降の25年間で5人の所有者に引き継がれ、その間に畑は分割され次第に衰退していきました。1956年の冷害によってシャトーは更に低迷します。
1962年、ロートシルト家の手に渡りますが、110haの土地にわずか17haのブドウ畑しかないという状態でした。
ロートシルト家は、排水設備、ブドウ木の植え替え、新しい醸造所と発酵タンクも設置、畑の購入・整理統合などを行う大修復をします。40年にも及ぶシャトー改善の結果、ブドウ樹成長し格付け4級シャトーに相応しいレベルに復活を果たしています。
エチケット日記
1999'9/15 宅飲み
口中に残る甘味、香りに育ちの良さが十分にうかがえます。
参考価格(1998’購入)/1994'/¥6000