2014年6月29日日曜日

ボルドーワイン  Gravesの格付け

【Gravesの格付け】
 Graves Cru Classeには「Grand Cru Classe」又は「Cru Classe du Graves」の表示がある。
Ch. Haut Brion

1855年のMedoc格付け時、唯一Premiers Crus(1級)の仲間入りした実力派。
優雅・芳醇・調和の採れた個性的なボルドーの最高級ワイン。少量しか造っていない白はモンラッシェしか比肩するものがないと言われている貴重品です。
赤:CS45%、M37%、CF18%
白:S63%、SF37%

Ch. la Mission Haut Brion

畑はオー・ブリオンとアルカション街道を挟んだ向い側にある。
オー・ブリオンの付く三つのシャトーはかっては1つのもの、今はオー・ブリオンを所有するディロン財閥が3シャートを所有している。
ワインは、オー・ブリオンが繊細さが溢れているのに対してリッチで力強い。長期熟成型、評価は格付け1級に近づいている。
品種:CS47%、M45%、CF7%、

Ch. La Tour Haut Brion

骨組みこそ劣るがオー・ブリオン同じタイプで、よく似た繊細さを持っている。
品種:CS42%、M23%、CF35%

Ch. Pape Clement

「アヴィニョンの幽閉」で有名なボルドーの大司教ゴート(後に法王クレメンテス5世になる)が、1300年に建てた別荘と言う歴史的シャトー。
しなやかで優美、個性的ブーケの長期熟成タイプ。
赤:CS60%、M40%、
白:S45%、SF45%、ミュスカ10%

Ch. Haut-Bailly

ワインは、しなやかで優美。若いうちから楽しめ、寝かせても素晴らしい。
余韻が長く、繊細で卓越したワインを安定的に送り出している。
品種:CS65%、M25%、CF10%、

Ch. Carbonnieux

白ワインはクラーブの辛口のニュータイプで評価も高い。赤は、白に比べ評価が低い。
白:S35%、SF65%
赤:CS60%、M30%、CF7%、マルベック2%

Domaine de Chevalier

Grand Cru Classe
オー・ブリオンに迫るグラーブの最高峰。
赤も秀逸だが、長期熟成型で生産量の少ない白は名声高くブルゴーニューのモンラッシュに比べられる。
赤:CS65%、M30%、CF5%
白:S30%、SF70%

Ch. de Fieuzal

赤は頑固な造りだが、気品を備え、熟成と共に洗練されていく逸品。
白は凝縮した古典的な造りで、今では、グラーヴの白の中でも最高値が付いている。
白:S50%、SF50%
赤:CS60%、M33%、CF4.5%、PV2.5%

Ch. Latour Martillac 

この地方の大地主モンテスキュー(「法の精神」の著者)家のものであった。
白は力強く、品があり、瓶詰め後3年で魅力をたっぷり持つ。赤は色が濃く、堅牢で、長く熟成させると繊細さとしなやかさがより出てくる。
赤:CS60%、M35%、CF&PV5%
白:S50%、SF40%、ミュスラデル5%

Ch. Malartic-Lagraviere

白は力強く活力に満ちていて、赤は気品に溢れ新鮮さと力強さ兼ね備え、共に、メドックのスパー・セカンドに比肩すると言われている。
白:S20%、SF80%
赤:CS40%、M50%、CF10%

Ch. Olivier

三権分立の思想をこの世に提唱した「法の精神」の著者・モンテスキューが所有する畑でもあった。
白ワインは、新鮮で軽快、知名度も高い。赤も軽やかで、優雅、寿命は短い。
白:S55%、SF40%、ミュスカデル5%
赤:CS55%、M35%、CF10%

Ch. Smith Haut Lafite

90年代後半から、赤・白共に、優雅さとバランスのある秀逸なワインを送りだしている。
白:SF90%、SG5%、S5%、
赤:CS55%、M35%、SF10%

Ch. Bouscaut

この畑はクリュ・クラッセの中では、ガロンヌ河に最も近く、ボルドーとトゥールーズを結ぶ街道沿いにあって、石灰岩の上に砂利層の重なった水はけの良い丘にある。
1980年リュシアン・リュルトンの所有になり現在リュルトンの娘のソフィーとその夫のローランが引継いでいる。
鮮やかな復活を証明する調和のあるしなやかな白、エレガントで濃密さの加わった赤を産出している。
赤:CS35%、M50%、SF&マルベック15%
白:S70%、SF30%

Ch. Laville Haut-Brion 

ワインの醸造、熟成、瓶詰はミッション・オー・ブリオンで行っているが、畑の土壌が全く違い、肥えた石の少ない土壌のため、驚くほど長持ちする力が与えられる。極めてゆっくり熟成する性格を持つワインは、オー・ブリオンやシュヴァリエと共に、グラーブを代表する古典的な白ワインである。
白:S70%、SF27%、ニュスカデル3%

Ch.Couhins-Lurton 

リュルトンの造るクーアン・リュルトンは、ソーヴィニヨン・フラン100%の澄み切った造りで、洗練された軽やかな繊細なワインで、熟成と共に奥行きの備わる異色な白と評価は高い。
品種:SF100%

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【GravesのAOC】
ボルドーの葡萄畑の発祥の地と言われる由緒あるこの地区は、ボルドー市の南、ガロンヌ河左岸に全長約50kmの地帯に広がる。畑は、このガロンヌ河が運んだ砂利と玉石に覆われており砂利を意味する「Graves」が地名の由来である。
メドックが有名になる18世紀以前はGravesのワインが圧倒的にもてはやされ英国に輸出されるClaretの一大産地だった。

「この地域のAOC」
Graves  地区AOC
Pessac-Leognan  村名AOC
Sauternes  甘口白ワインの名醸地  長期熟成型で、豪華・絢爛・深遠・デリシャスのヘビー級
Barsac    甘口白ワインの名醸地  色も薄く、軽く、甘味も薄い、さっぱりしたライト級
Cerons甘口白ワインの名醸地      ソーテルヌ・バルザックのものよりも甘さは控えめ