ボルドーワイン  Ch.Puygueraud 2004'

2018年7月2日月曜日

Bordeaux Cotes de Blaye

t f B! P L
【大好き印】★★★
【Menu】
【種類・格付けAOCワイン / Chateau Wine  / Cotes de Francs
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【村 名】Francs
【Cepages】10/CF  85/ME  5/Malbec Thienpont一族はCFを大切にしています。
【所有者】Thienpont一族 (Ch.Le Pin他所有)
【醸造家】【管理者】Nicolas Thienpont
【consultant   Enorogu】
【所有者】
【ETC.】比較的手ごろな値段ながら、重厚な味わいとバランスの取れた果実味を持つところが気にいって我家では「Ch.Moulin saint-georges」に次ぐ二番手の位置づけでテーブルワインとして常備していたワインです。
【Ch.Puygueraud の歴史】
1946年、George Thienpontによって購入される。
二度の世界大戦によって荒廃していた27haの畑を蘇らせ1979年よりブドウ栽培を開始。
1983年にファースト・ヴィンテージをリリースする。
現在はPavie Macquinを再生させた息子のNicolas Thienpontが運営しており、コストパフォーマンスの優れたワインを生み出しています。
シャトーが所有するブドウ畑は、標高117メートルのCotes de Francsの高原に位置し
粘土と石灰岩から成る白亜質の土壌でブドウ樹は1ヘクタールあたり4,500本の密度で植えられています。ブドウの台木やクローンは、テロワールの個性を最大限に表現できるように細心の注意を払って選定し、管理しています。
また、健康的に成熟したブドウの収穫を可能にするため、通常よりも収量を抑え、夏とヴェレゾン期(ブドウが色づく頃)の選定やグリーンハーヴェストなどをしっかりと行うことによってブドウ栽培に理想的な環境を維持しています。

手摘みで収穫されたブドウは厳しく選別され、ステンレスタンクにて発酵。
穏やかに果皮浸漬と抽出を行います。樽にてマロラクティック発酵後は澱と接触させながら12-16ヶ月熟成させ、軽い清澄を行った上でボトリングされます。
こうして完成するシャトー・ピュイゲローのワインは華やかな果実のアロマが印象的。
豊潤な果実味に心地良い酸とタンニンが溶け込んだ、穏やかで純粋な味わいが特徴です。

エチケット↴
71-31~64
20070900  71-65
20071200  71-66
20080215  71-67
20090923 71-68
20090900  71-69
20090900  71-70
20090900  71-71


【Thienpont家の歴史】
ボルドー右岸Pomerolの名門Thienpont一族のワインの歴史は、1840年代、Camille Thienpontがベルギー東部のエティクホーフェでワイン商を創設したことから始まります。
1924年、Georges Thienpont (1881-1960)はPomerolのVieux Chateau Certanを購入しボルドーの名醸地にThienpont 一族の地盤を固めました。
同じく1921年に購入していたSt.EmilionのCh.Troplong Mondotは世界恐慌の煽りを受け1930に売却。
Georges Thienpontには13人の子供がおり、そのうちの何人かがワイン造りに関わっております。そして現在は次の世代のJacques やFrancoisなどの現役世代が活躍しています。
Thienpont 一族が共同で所有権を持つVieux Chateau Certanを主軸に、ボルドーの右岸を中心に多くのワインを手掛け4世代にわたり、ボルドー屈指の名門一族として最高峰のワインを世界中に提供しています。

「ティエンポン家のワインの特徴」
「右岸で」「家族経営で」「小規模生産」というのが最大の特徴です。
・完熟した果実味(青みを全く感じないが、決して過熟ではない)
・メルローの肉厚で柔らかい果実味+カベルネ・フランの華やかさと骨格
(ティエンポン家はカベルネ・フランを大切にしています)
・しっかり感じる美しい酸味
・熟れて質の高いタンニンが緻密に詰まっている
・良い樽感があるものの強すぎず、果実味を大事にしている
・アフターに口がスーッとするフレッシュ感とミネラル感
こういった特徴が相まって、綺麗にバランスが取れ、まとまりがある味わいのティエンポン家のワインは、単体で飲んでももちろん美味しいですが、お料理ともよく合います。

「Vieux Château Certan」Pomerol1924年フランドル地方のワイン商であったGeorges Thienpont (1881-1960)氏が購入し、これがThienpont 一族のボルドー地方参入の始まりとなる。
14haの一枚畑は23区画に分けられ、区画ごとの土壌、植樹されているブドウ品種、樹齢などによりそれぞれの栽培方法で畑の手入れを行います。
平均樹齢50年の高樹齢であることと、ポムロール台地のミクロクリマによるこの土地ならではの利点により、「Vieux Château Certan」のブドウはどの品種のブドウも、どの区画でも完璧な完熟レベルに達することが出来ます。
醸造はヴィンテージにより15~17バッチに分けて行っています。
現在はGeorges 氏の孫であるAlexandreが指揮を執り、2011年には息子のGuillaumeも加わっています。

「Ch.Le Pin」Pomerol
1979年、Thienpont一族はポムロール台地の中心部に位置する小さな畑を購入した。
オークの新樽でマロラクティック発酵を行う当時としては大変斬新なワイン造りを行った。これはSt.Emilionで始まった「Garage Wine」の流れをつくるきっかけになったと言われている。
年間生産わずか7000~8000本と少なく、ファーストヴィンテージから高値での販売を始め、その人気は設立当時目標としていたペトリュスをも凌ぐ勢いだ。
【Cepages】8/CF  92/ME

「Ch.Pavie Macquin」St.Emilion Grand Cru
現オーナーの祖父アルベール・マカン氏 (1852-1911)の名前に由来しています。
彼はSt.Emilionでフィロキセラ被害に遭ったブドウ樹を接木の技術で救った人物でもあります。15haの畑はSt.Emilionの丘の頂上部にあります。石灰岩の上にある粘土石灰質の土壌は水はけが良いと同時に、ブドウ栽培にちょうど良い水分を自然に保つ、素晴らしい土壌です。粘土質の土壌からは肉厚な果実味を持つしっかりとしたボディのワインを生み、口当たりは柔らかくもパワフルな味わいのワインができます。
1990年より天才醸造家Stéphane Derenoncourt(ステファン・ドゥルノンクール)氏をコンサルタントとして迎え、Nicolas Thienpont氏が1994年から総支配人として指揮を執っています。
2006年9月のSt.Emilion地区の格付けの見直しによりPremiers Grands Crus Classes
(Classe-B)に昇格。

「Château Roque de Jean Lice Cuvée François Thienpont」Bordeaux Supérieur
Entre de Mers地区の石灰岩台地に有るシャトー・ロック・ド・ジャン・リスの畑の中で優れた区画をFrancois氏が選りすぐり、栽培から関わり、その区画のブドウのみで醸造した特別なCuveeです。
Thienpont 一族は石灰岩を含む土壌でのブドウ栽培やワイン造りの経験が豊富にあるため、このようなテロワールのブドウから行う醸造や熟成に精通しています。
モチベーションの高い栽培者と力を合わせ、このリッチでチャーミングな果実味を感じる、そして綺麗にバランスのとれたBordeaux Supérieurワインを造っています。
ファースト・ヴィンテージは2003年で、マコンのコンクールで初年度から金賞を受賞しています。

「Château Alcée」 Francs – Côtes de Bordeaux
2011年、Nicolas Thienpont氏がCastillon台地の上に、赤粘土の表土の下に石灰岩のある土壌から成る3haの畑を購入。更に目の詰まった粘土の薄い表土と石灰岩から成る畑を新たに購入し2014年1月には畑を6.5haとする。
このワインは凝縮感のあるテクスチャーと果実の丸みが感じられ、洗練されたフィネスとミネラル感を兼ね備えたスタイルとなっています。

「Les Fillottes」Pomerol
最高品質を目指すFrançoisとGuillaumeがタッグを組み、共同で造るPomerolの新しいワインです。FrançoisはGrand Cruのエキスパートであり、Guillaumeは父のAlexandreと共に「Vieux Château Certan」を造っています。
「Les Fillottes」の畑は「Vieux Château Certan」のすぐ側にあり畑の土壌は目の詰まった粘土と砂利から成ります。
樹齢の高いこの区画から、ワイン愛好家唸らせるような高品質のPomerol wineを生みだしています。

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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