2018年7月5日木曜日

ボルドーワイン  Ch.Petrus 1976'

【思い出】19995/27   20万のワインを飲む値打の有ったXdayです。
【大好き印】★★★★★
【Menu】飲んだ時点で23年経過。抜栓するやいなや部屋中にむせかえるような香りが立ち込めワクワクしながらデキャンタしたものです。
下品ですが瓶に残る澱交じりのワインも飲みほしてしまいました。ひょっとするとこの瞬間にワインの魅力にはまったのかもしれない。
【種類・格付けAOCワイン / Chateau Wine / AC Pomerol
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【村 名】Pomerol
【Cepages】100/ME 
【ETC.】
【所有者】【醸造家】【管理者】J.P.Moueix
【consultant   Enorogu】
エチケット↴




『世界最高峰のワイン Romanee-ContiとCh.Petrus』
(1)共通点
産地が同じフランス。
赤ワインであること。
自社畑を持つワイナリーであること。
収量を極端に減らすことで品質の高いブドウにし、より良いワインを生産することを目的としている。「Romanee-Conti」は、年間で平均的に7000本、「Ch.Petrus」も4000万本程度に生産量をおさえています。
(2)生産地と品種の違い。
「Romanee-Conti」ブルゴーニュ地方にあるため大陸性気候となります。冷涼な地域である上にシャルドネが育ちやすいようなミネラリティーのある土壌をしています。
そのため、カベルネソーヴィニョンのような、どっしりとした黒ブドウは高品質なものは育ちにくく高級品種であるピノノワールが生み出しやすく、ロマネコンティもピノノワールだけで造られている。
「Ch.Petrus」ボルドーのドルドーニュ川の右岸にあり、粘土質系の土壌をしているためにメルローが中心となり海洋性気候で温暖なためピノノワールなどは造りにくくカベルネ系で良いものが生まれます。
メルロにカベルネフランをアサンブラージュしていますので、単一品種ではありません。
(3)味わい
「Romanee-Conti」エレガントながら芯もあり美しい後味。ブドウはピノノワールです。外観の色合いは淡く、スミレやハーブなど、シャープでミネラル感の強い香りが特徴です。味わいはエレガントながら筋肉質、タンニンや雑味なども少なく、まさに透き通った味わいの高級ワインという感じ。爽やかでフレッシュながらも、濃厚さや奥行きがあり余韻も長いのが特徴。
「Ch.Petrus」メルロにカベルネフランが入っています。まず、熟成ものとなると、トリュフや土、なめし革のような独特の濃厚な香りが漂います。外観の色は非常に濃く、濃い紫色になっています。厚みもあり、飲む前から濃厚であるということが伺い知れるはずです。飲み口は優しく、非常にまろやか。濃厚さがありながらも、メルローの持つしなやかなさは失われておらず、絶妙なバランス感を楽しむことができます。ジャムを思わせる圧倒的な存在感もポイントです。
(4)栽培法の違い
「Romanee-Conti」昔ながらの伝統製法を一切変えていません。バイオダイナミクスと呼ばれる、月の満ち欠けなどによって変化させる超オーガニック農法を取り入れています。畑を耕すのにも馬を使いますし、有機肥料以外は一切使わないという徹底ぶりです。
「Ch.Petrus」畑造りにはこだわっていますが粘度が露出している独特の土壌をしており、この土壌を活かした栽培が行われています。やや近代的な方法で畑を管理しており、グリーンハーベストという夏場に行うブドウの房周りの適葉が有名です。健全なブドウを安定的に収穫するため、細心の注意を払っているわけです。
(5)醸造法の違い
「Romanee-Conti」ブルゴーニュの高級ワイン生産者たちの多くは、伝統的な方法でワインを醸造している。ロマネコンティも同様に専用の木桶で醸造されています。
ピジャージュと呼ばれる櫂入れ作業は根気も必要な、桶に入ってしまったら人命すら危ない作業ですが、これもかたくなに守ります。発酵温度は32℃と高めであり、新樽を100%使用します。
「Ch.Petrus」1969年よりセメントタンクの中での発酵が行われています。
発酵温度は30℃で、2〜3週間ほどの期間行われています。タンクの中でのマロラクティック発酵、そして新樽(50%〜100%)で熟成されています。また、コラージュを卵白で行いますが、濾過は一切しません。
(6)価格
「Romanee-Conti」の方が高値で取引されます。それは、より少ない生産量であったり、「Romanee-Conti」という名が大きな原因でしょう。しかし、味わいなどを考えると、どちらに軍配が上がるということでは無く、好みの問題ということになります。
エレガントな「Romanee-Conti」、優しさと強さを備え持つ完璧に近い「Ch.Petrus」。その時々の気分に応じて飲み分けることが、最も賢い方法でしょう。そして、最後に共通するところは料理などをいただかず、そのままワインだけで楽しむレベルのものであるというところです。