フランス South West ワイン  Domaine de la Croix Buzet

2021年9月20日月曜日

South West

t f B! P L

Buzet 産のワインは、Bordeaux wine ほど注目されていませんが、同品質の Bordeaux wine よりも安価で、非常に高い水準のワインが多くあります。      #South Westワイン #ふだん飲みワイン

South WestワインDomaine de la Croix Buzet

About the Product

  • 【生産者】Les Vignerons de Buzet(協同組合)
  • 【Hierarchy/Region・Appellation】Buzet>Bergerac 地区>South West>France
  • 【ワインスタイル】Red - Bold and Structured / Full Body 
  • 【Grape / Blend】Bordeaux Blend Red (CS/Me/CF) 
  • 【平均価格】¥600  / 750ml 
  • 【おすすめ料理】Beef and Venison


  • ボルドーではシャトー名、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、シャンパーニュではブランド名が重要。

 Wine Style Characteristics(特徴)
※ Red - Bold and Structured
  • 熟成能力のあるパワフルでモダンな赤ワイン。
  • 熟した果実味、しっかりとしたタンニン、典型的なニューワールドスタイルのワイン。
  • Forest floor(腐葉土)
  • Tannin(タンニン)
  • Acidity(酸味)
  • Blackcurrant(ブラックカラント)
  • Mint(ミント)
  • Eucalyptus(ユーカリ)


※Bordeaux Blend Redとは
  • 基本的には、Bordeaux の赤ワインを作るために通常使用されるブドウ品種の任意の組み合わせで、正式に定義された、または法的な用語では有りません。曖昧な意味合いで Bordeaux スタイルの赤ワインについて話す場合に使われています。
  • Bordeaux Blend には Cabernet Sauvignon が必須で次に Merlot が続きます。多くの場合、これら2つの品種のブレンドのみから作られています。
  • 更に Cabernet Franc, Petit Verdot, Malbec が様々な組み合わせと比率で使用されます。
  • Carmenere は Bordeaux では殆どみませんが特殊な例外として「Haut-Bailly」「Brane-Cantenac」「Clerc-Milon」 で使用されています。
  • Bordeaux Blend は、ほぼすべてのワイン生産国において独自のスタイルで表現しています。
 Bordeaux Blend wines のフードマッチング
  • Steak entrecôte marchand de vin (red-wine sauce and shallots)
  • Grass-fed wagyu rib-eye fillet
  • Roast leg of lamb with rosemary and garlic

ワイン用語
structure の意味合い
  • 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。 
  • アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
note の意味合い
  •  例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
  • 白ワインでよく使われる表現です。

生産者 Les Vignerons de Buzet

  • Buzet 産ワインの殆どを生産している共同組合です。
  • 協同組合は60年以上にわたって独自の樽を製造しており、Bordeaux の高価なワインに必要な高品質のオーク熟成をワインに与えることができます。そして、現代の消費者がしなやかで若々しいワインを求めるにつれて、より柔らかく、より親しみやすいワインを生産するため Merlot の使用を増やしています。

AC Buzet

  • Buzet は、フランス南西部の  Garonne の左岸で生産される赤、白、ロゼワインのアペラシオン(原産地)です。
  • Buzet の vineyard エリアは西の Côtes du Marmandais と東の Brulhois との間に有ります。 ブランデーで有名な「Armagnac」のアペラシオンは南にあり、 Cahors の有名なブドウ園は少し北東にあります。
  • ブドウ園の面積は約2,000ha(5000a)で、北西部の Bordeaux ワイン産地の影響を強く受けています。
  •  Bordeaux の町は、アペラシオンからわずか100 kmの場所にあります。Buzet のワイン生産量の70%以上を占める赤ワインが Bordeaux とスタイルが似ていることは驚くべきことではありません。それらは、 Merlot, Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc と South West と Loire の品種である Malbec から生産されています。又、 Petit Verdot と Abouriou も10%以下で補助的に使われる場合があります。
  • 白ワインは Bordeaux Blanc 同様、主にSauvignon Blanc、 Gris, Semillon、 Muscadelle から生産されています。South West 原産の Colombard,  Gros, Petit Manseng も10%以下で使用が認められています。
  • 生産量の約4分の1を占めるロゼワインは、ほとんどの場合 Cabernet Franc で造られています。それらはドライでフルーティーで穏やかな香りがする。
  • Buzet の気候は、すぐ北の Bergerac の気候と同じです。降雨は春と冬に集中し​​ます。成長期には、地中海からの乾燥した南風がブドウ園に温暖化の影響をもたらし、成熟を助けます。
  • Cabernet Sauvignon にとって理想的な軽い粘土と砂利の土壌で、Merlot は、この地域全体に広がる石灰岩と粘土質の土壌で、丸い小石と粘土の土台がある砂地は、Cabernet Franc を植栽しています。
  • ローマ時代からワインが作られ、中世にはこの地域の修道院の影響を受け生産量が大幅に増加しました。South West の多くの地域と同様、フィロキセラと2つの世界大戦で大きな打撃をこうむりましたが、1940年代の復活により、生産量はやや増加しています。
  • 年間1,000万リットル弱を生産していますが、独立した生産者は少なく「Vignerons de Buzet 協同組合」が、生産の大部分を担当しています。
  • 協同組合は60年以上にわたって独自の樽を製造しており、Bordeaux の高価なワインに必要な高品質のオーク熟成をワインに与えることができます。そして、現代の消費者がしなやかで若々しいワインを求めるにつれて、より柔らかく、より親しみやすいワインを生産するため Merlot の使用を増やしています。
  • Bordeaux wine ほど注目されていませんが、同品質の Bordeaux wine よりも安価で、非常に高い水準のワインが多くあります。

Bergerac 地区

  • 「シラノ・ド・ベルジュラック」物語が、この町の名を有名にしている。
  • Bergerac 地方は、ドルトニュー河がその川幅を広げる中流域にある。ドルトニュー渓谷は、絵のように美しい村落や城郭が点在し、深い森に包まれた景色と史跡、そして、トリュフと黒セップ茸、野禽類の宝庫である。
  • 葡萄畑は、Bergerac の町を大きく取り巻きドルトニュー河の沖積層土壌の丘陵と台地にあり、温暖な海洋性気候の影響の下に、晩秋は豊かな陽光を受け、多彩な種類のワインを産出している。
  • ボルドーに近い地続きの地区だから、ボルドーの品種とワインスタイルの影響を強く受け、ワインの骨格はおのずとボルドーに似ている。
  • どちらかと言えば、ライト・ボディーからミディアム・ボディーになりがちだが、産地はそれなりの個性を主張している。
  • <赤>は、メルロ種40~50%で、香り高く柔らかな口当たり、若飲みタイプ。
  • <白>は辛口。セミヨン種40~50%で、肉付きよくフレッシュ、果実香あり、若飲みタイプ。近年ソーヴィニョン・ブランの比率を高め品質向上。周辺に甘口の白の有名な産地が集中しているため、<Bergerac Sce>とAC標記する。
  • <ロゼ>は、カベルネ系品種を使い、マセラシオン方式で造る。色はサーモンピンクで、フレッシュ風味です。
AC Côte de Bergerac
  • このACは、地理上では Bergerac と同じですが生産上の規制が厳しく格上です。
  • <赤>は、色が濃く木樽で熟成、骨組みがしっかりしていて複雑さが増し、5~6年で開花する。
  • <白>は、多くはセミヨン種主体の甘口。ボディーは豊かで保存が利く

South West 地方

  • フランスワイン産地区分の「南西地方」と言う呼称は、便宜的呼び方で、歴史・文化的には「Gascogne(ガスコーニュ)地方」と呼ぶのがふさわしい。
  • このフランス南西部は、ボルドーの陰に隠れて軽視されがちだが、歴史も古く、個性的なワインが少なくない。
  • ボルドーが売り切れた後に市場に出されると言うボルドー優遇政策の長い歴史が、マイナーなワインにしてしまったが、その起源は確かなものを持っている。
  • 近年、新技術を導入し、目覚しい品質の向上を成し遂げ、個性を打ち出している。多様で魅力的なこの地のワインの特徴は、美食と深く結び付いている点である。
  • この地方のワイン産地は、ガロンヌ河とトルトーニュ河の両岸、ガロンヌ支流のロット川とタルン川流域、バスク・ピレネー地方と広範囲に広がって点在し、一口に言えば、ばらばらで纏まりがない。当然、ワインも多彩で一様ではない。
  • 大きく3地方に分類することができる。
  1. 北部…Bergerac 地方
  2. 東部…Cahors・Gaillac 地方
  3. 南部…Basque・Pyrénrées 地方

「Gascogne(ガスコーニュ)地方」
  • Gascogne人は、血気さかんで意地っぱり。よくいえば個人主義者だが、要するに頑固者。
  • フオワグラやジビエに恵まれた Gascogne には質実剛健な食の伝統がある。


フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。



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 この記事は以下のような人におすすめです!
  • ワイン購入に失敗したくない人
  • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
  • ワインの知識を深めたい人

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Domaine de la Croix Buzet

  • 2000'ヴィンテージを 2007’03/00 宅飲みしました。”★★”


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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