フランス赤ワイン Ch.Tertre Roteboeuf1992'の基礎知識

2018年6月25日月曜日

Bordeaux Libournais

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Ch.Tertre Roteboeufの基礎知識

【種類・格付け】AOCワイン / Chateau Wine / St-Emilion Grands crus 
【地 域】Bordeaux
【地 区】Libournais
【村 名】St.Emilion
【Cepages】85/ME  15/CF   
【所有者】【醸造家】Francois Mitjavile

こぼれ話/逸話

  • 元祖シンデレラ・ワイン 
  • テルトル・ロートブッフは「ゲップする牛の丘」という意味が有ります。
  • サン・テミリオンのコート(高台)南東部にあり、しかも一番日当たり抜群の東南向きの斜面に位置しており、Mitjavile(ミジャヴィル)さん曰く「葡萄が焼けるくらい太陽が照るよ」というくらいの絶好かつ絶景の場所です。
  • 半すり鉢状の葡萄畑はタンニンを高め、壊し、熱く、速成になるのだが、湿度や風がそれを遅らせてくれるという地中海性気候のミクロクリマが特長だそうだ。

ミジャヴィルさんのワイン造りの哲学

3つの要素でテロワールを表現しています。
1.柔らかいタンニンを造る
 味の奥の方から来る紅茶のタンニン分、シガーやコーヒーなどの強いタンニン分ではなく、良質な葡萄由来のポリフェノールやアントシアニンを求めています。

2.葡萄が熟していなくてはならない
 果実が綺麗にワインの中に溶け込んでいく為に必要であり、ギリギリまで葡萄の収穫を遅らせている。
近くの森で良質なセップ茸が採れ始めた頃に丁度ここの葡萄が熟し、一気に収穫する。

3.酸度は低くなくてはならない
 葡萄の種の中にある味わいも大切な要素(種も熟す)であり、果実が綺麗にワインに溶け込んで行く為には酸度は低いほど柔らかい味わいが生まれる。

Robert Parker評

彼が心に抱いているのは、素晴らしい地の利に恵まれたこのシャトーから、ポムロールのラフフール、ペトリュス、セルタン・ド・メのようなエキス分と強烈さを持つワインを造ることである。
そのため、収穫時期を最も遅くし、収量を低く抑え、ワインの力強さを生かすために相当の新樽を使っている。
最近のヴィンテージには、まぎれもなく、まばゆいほどの果実味と派手やかな華々しさ
があり、ヨーロッパのワイン評論家からおびただしい数の激賞の評が寄せられている。 

エチケット日記

2006’9/10  バルコニーでBBQができるなんて最高の幸せ。
20060910 ★★
Ch.Tertre Roteboeuf


参考購入価格

 2000’購入/ヴィンテージ1992'/¥9000
 2021’購入/ヴィンテージ1992'/¥45000

Ch.Roc de Cambes

Francois Mitjavileがコート・ド・ブールで所有するもう一つのワイナリー。
『ワイン種類』Red Dry Table
『生産地』 France , Bordeaux , Côtes-de-Bourg フランス
『生産者』 Chateau Roc de Cambes
『ブレンド比率』2016年’ 60/ME 20/Ma 15/CS
『テイスティング』ブラックチェリー、キルシュ、新鮮なイチジクのタッチと干したオレンジピールのリッチなブーケがあります。味わいは最初に甘い砂糖のようなテクスチャーが感じられ、ブラッドオレンジや赤いイチゴの実を加えたシャーベットのような、たくさんの果物のニュアンスが感じられます。
ロバート・パーカー氏の後継者の一人、ニール・マーティン氏によればこの段階での判断はしにくく、後日に持ち越しとのたいへん珍しいテイスティングノートとなっています。

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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