ボルドーワイン Ch.Latour 1978' 記念日に飲む最高の赤ワイン

2023年1月1日日曜日

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PauillacとSt.-Julienの村堺にあり、壁をめぐらしたCh.Le'oville Las Casesの隣に92haの畑を所有しています。
1855年に行われたナポレオン3世の格付けで第1級に評価され、今もなお進化し続ける脅威のグラン・ヴァンは、ボルドーのみならず、世界最高のワインの一つです。

ボルドーワイン Ch.Latour


Ch.Latour の基礎知識

一般的セパージュ

「グラン・クリュCh.Latour
一般的にCS/75、ME20%、CF/PV/5のブレンドで作られ、年間平均製造量通常は18,000ケースです。
「セカンド・ワインのLes Forts de Latour
一般的にCS/70%、ME/30%というブレンドで、年間平均製造量は11,000ケースです。
「Pauillac」近年はサードラベルも生産している。


シャトー・ラトゥールの歴史



Château Latour  は、Bordeaux で、そして世界で最も有名なワイン生産者の一つである。
Médoc 地区の Saint-Julien との境にある Pauillac commune の南東の角に位置している。

1855年のボルドー格付けで1級に格付けされ、世界で最も人気のある高価なワイン生産者のひとつとなり、力強い骨格の Cabernet Sauvignon を主体とした、数十年の寿命を持つワインを生産している。
 
この地は1331年から河口を守るための砦と守備隊が置かれ、いくつかの小作地ではブドウの栽培が始まっており、16世紀には早くもこの地のワインが Montaigne に認められています。砦はフランスとイギリスの100年戦争(1337年11月1日~1453年10月19日)において、このあたりの防衛の要となりました。

ラベルに描かれている農園のシンボル、サン・ランベールの塔は防衛用の砦の一部です。鳩舎として設計され、1620年頃に建てられたもので、オリジナルの塔はもう存在しない。
サン・ランベールの塔

Latour は、 Mouton や Calon-Ségurとも関係のある Ségur家の連綿と続く長い家族経営で、一つの所有地として発展してきました。
  • 1698年、Alexandre de Ségur侯の所有になりSégur家による運営が20世紀まで続く。
  • 1716年、Alexandre de Ségur侯は「Lafite」も所有する。
  • 1718年、息子のNicola Alexandre de Ségurが「Mouton」「Calon Segur」も手に入れる。
  • フランス革命(1789年7月14日〜1795年8月22日)後に分割され、1841年まで完全に再統一されることはなかった。
1993年以来、シャトーはフランスの大富豪 François Pinault によって所有されており、彼の持ち株会社である Groupe Artemis の傘下に入っている。
Groupe Artemis が所有する他の有名なシャトーには、 Burgundy の Morey-Saint-Denis「Le Clos de Tart」、 Vosne-Romanée「Domaine d'Eugénie 」、Condrieu  の「Château-Grillet」、 Napa Valleyの「Araujo Estate」がある。

偉大な畑「ランクロ」

「ワインの品質の8割は畑で決まる。」という言葉があります。その点、ラトゥールの畑は、偉大なワインになることを約束されたものといっても過言ではありません。

全92haの畑を所有していますが、grand vin 用には、シャトーを囲む畑の区画ランクロと呼ばれる47haの区画のブドウのみを使用し、それ以外のワインに使用する区画とは完全に区別しています。1759年のドメーヌの平面図に記載されている。これらの区画の葡萄の樹齢は約60年である。
ランクロはメドック地区の中でも特別に分厚い砂利質を持つ畑で、ここに Cabernet Sauvignon 種80%、Merlot 種18%、 Cabernet Franc 種とPetit Verdot 種が2%植えられておりラトゥールの荘厳なスタイルに反映されています。

さらに、2009年という早い時期から、ビオディナミで完全有機栽培を実践。この農法は通常のブドウ栽培に比べ数倍の労働力が必要、そして湿度が高くカビ病の蔓延しやすいボルドー地方では馴染み難く2018年現在でも極僅かなシャトーしか取入れていません。
偉大な畑と、手間を惜しまない畑仕事は世界最高クラスです。




Latour は他に2つのワインを造っています。それ自体が評価の高いセカンドワイン「Les Forts de Latour 」とサードワインの 「Pauillac de Latour」で、どちらもより若い樹齢のブドウから造られている。

2012年を最後にプリムールからの撤退 

1998年に新支配人  Frédéric Engerer 氏が就任し、今に至るまで、革新的な取り組みで品質を向上させ続けています。
2012年、Latour estate は、Frédéric Engerer を通じ Bordeaux のほぼすべての主要銘柄が毎年参加している Bordeaux's En Primeur 発売前販売キャンペーンに参加しないことを発表し、物議をかもした。2012年以降、この決定を撤回する気配はない。
 
一般的にボルドーのシャトーは、収穫の翌年に樽での熟成段階にあるワインをプリムール販売します。通常、高級ボルドーワインは収穫の約3年後にリリースされるために、収穫したブドウが収入となるのが遅いという問題を解決してくれます。 
シャトーの資金運営が楽になるため、ボルドー地方で伝統的に行われている慣行ですが、ラトゥールでは「飲み頃になった美味しいワインを販売する」ということから、全てのワインを飲み頃までシャトーのセラーで寝かせることにしました。 
これには巨大な設備と資金力が必要になります。しかも、ラトゥールは「飲み頃」ということにこだわり、3年より長い期間熟成させてからリリースしています。


エチケット日記

1999'12/31 ~2000'1/1
新春をフグのフルコース、ウニなどの料理で楽しむ
17-4
Ch.Latour

2004’ 01/01元旦  17-5
保存していたヴィンテージ1978’最後の一本。
スクラップ帳の次頁1/13のところにClos du Marquisのエチケットが貼られてある。
例年、今宮戎の10日までは休暇を取り旅行に出かけているんで何処かへ行ったんだろう。写真を保存していた外付HDDがとんでしまったので記録なし。Ch.Latour 1978'





20040102  17-7
Ch.Latour 1985'

LatourとMoutonを飲むホームパーティー

1999’10/04
日置、斎藤、伊藤、薬師寺
(1)Pommery(Brut) キャビヤ
(2)Les Forts de Latour 1993'大根スライスをカラスミ、明太子、梅肉をトッピングで
(3)Ch.Latour 1978' ローストビーフのタルタルソース
(4)Ch.Mouton Rothschild 1978' 貝柱のムニエル
(5)Ch.Latour 1978' 鴨の燻製
(6)Ch.Mouton Rothschild 1978' アサリの赤ワイン蒸
(7)Ch.Pichon Lalande1975' キエフ風チキンカツ
(8)Ch.Longueville1992'
(9)Ch.Beychevelle 1994'
(10)Ch.Suduirant 1990' 5種チーズ
17-2 ★★★★
Ch.Latour 1978'
17-3
Ch.Latour 1978'


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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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