発泡酒の全てが分かる 

2018年11月15日木曜日

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【フランス】
Champagne シャンパーニュ地方の特定の地域で作られたもののみに許される呼称。
Champagneとは白い土壌の平野を意味し、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。
このChampagne地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「Champagne」を名乗ることは出来ない。

Champagne地方の全ブドウ栽培地は村単位で格付けされ分類されており、その格付けによってブドウの価格が決まる。
Grands Crus       100% (最高値の100%で販売できるという意味)
Premiers Crus     90~99%
Autres Crus        その他

大手メゾンのChampagneは、大部分が複数の村のブドウを混ぜて造られている。
一方、レコルタン・マニピエランは、自社畑のブドウだけでその特徴を活かしたシャンパンを造り、出生の村名を冠して販売している。


Cremant 
瓶内二次発酵など厳しい条件を満たし、シャンパーニュと同じ製法で造られたシャンパーニュ地方以外で造られたSparkling wineの総称で1974年に正式にアペラシオンとして法的に認められたAOCです。ラングドック、ボルドー、ロワール渓谷、アルザス、ブルゴーニュといった多くの地方で生産されています。
Sparkling wineはVin MoussouxVin Effervescent、Languedoc地方では伝統的にモーザック種の葉を覆う柔らかな綿毛に由来すると言うBlanquetteと呼ばれる。
【South Languedoc Limoux】
リムーの発泡性ワインは、地元の伝説によると、1531年、リムーの町の程近い、ベネディクト派のSt-Hilaire(サン・ティレール)修道院のカーヴで、コルクで閉めた瓶の中でワインが発酵し、泡だっていることを修道士が偶然発見したと言う。
シャンパーニュのドン・ペリニオン師の伝説よりも1世紀も早い発見であることから、世界最古の発泡性ワインと言われている。
「Limouxの発泡性ワイン3AOC」
 Blanquette Methode Ancestrale
 祖先伝来の手法で造られ、その製法はシャンパンと同じ壜内醗酵だが、壜熟前のリクード・ド・ティラージュを行わない。葡萄が本来持つ糖分と気温の変化だけで、自然醗酵が行われる。壜詰めは必ず3月の「月の下降期(Vieille Lune)」と決まっている。この時期でないと十分な泡が出来ないと言い伝えられている。金色を帯びた淡い黄色で、アルコール度は幾分低いが、骨組みのしっかりした美酒。
使用品種はモーザック100%。生産量:5,957hl(126ha)
 Blanquette de Limoux
 祖先伝来の壜内発酵の自然完了を行うものではなく、シャンパンと同じように、通常の壜内二次発酵方式で造る。モーザック、シュナンブラン、シャルドネ種を使う。
熟成期間は9ヶ月以上
生産量:33,790hl(670ha)  
 Crémant de Limoux
 祖先伝来の壜内発酵の自然完了を行うものではなく、シャンパンと同じように、通常の壜内二次発酵方式で造る。モーザック、シュナンブラン、シャルドネ種を使う。
熟成期間は12ヶ月以上
生産量:25,622hl(482ha)

【イタリア】Spumante
Prosecco はイタリアのヴェネト州で造られるグレーラというブドウを使用したスパークリングワインです。
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Franciacortaの産地はミラノのあるロンバルディア州。
温暖な気候により、ブドウの完熟度が高く、果実味豊かな味わいのワインができあがる産地で、シャルドネ、ピノ・ネロ、ピノ・ビアンコが栽培されている。
シャンパーニュ地方と同じ瓶内二次発酵で造られていますが、シャンパーニュ地方の規定よりも瓶内熟成期間が長く、非常に厳しい規定になっています。また、シャンパーニュとは違う、ピノ・ビアンコという品種がイタリアのスプマンテらしいチャーミングな果実の特徴を出しています。

ASti Spumanteはバローロや、バルバレスコの生産地としても有名な北イタリアのピエモンテ州で生産される優しい甘さのあるスパークリングワイン。
スパークリングワインのアスティ・スプマンテと、微発泡のモスカート・ダスティは共にモスカート・ビアンコというブドウから造られています。

Torentはイタリアで最も北に位置するトレンティーノ・アルト・アディジェ州で生産されています。トレントは瓶内二次発酵で本格的な造り方をして、複雑さや長い余韻とミネラル感が特徴のスパークリングワインです。ブドウはシャルドネ、ピノ・ネロ、ピノ・ムニエ、ピノ・ビアンコが使用できます。

Lambruscoは、エミリア・ロマーニャ州で造られる赤いスパークリングワイン。パルマ産の生ハムやパルミジャーノレッジャーノチーズ、バルサミコ酢でも有名な地域で、美食の都と呼ばれています。同じランブルスコでも「ランブルスコ・ディ・ソルバーラ」「ランブルスコ・グラスバロッサ」「ランブルスコ・サラミーノ」など分けられ、それぞれブドウが違いますが、いずれもランブルスコ○○と名前のつくブドウから作られています。

【スペイン】Cava
シャンパーニュ式製法を用いて生産されるスパークリングワイン。
カバとはカタルーニャ州の言葉で「洞窟」または「地下蔵」を意味する。暗さと一定した低い気温、そして湿度を必要とする、スパークリングワインの貯蔵熟成場所を思わせる、ぴったりなネーミングです。
大部分(スペイン全生産量の95%)がカタルーニャ州ペネデス地域で生産されている。
1823年、フランスがスペインに侵攻し、革命派の自由主義政府軍を破った。この侵略によってカタルーニャ地方にスパークリングワインのシャンパーニュ式製法がもたらされた。スペインで初めてスパークリングワインが作られたのは1851年だとされている。
コドルニウ家のホセ・ラベントスは1860年代にヨーロッパ各国を回り、コドルニウ家のワインを宣伝した。ラベントスはフランス・シャンパーニュ地方にも滞在し、シャンパンと同様の伝統的手法を用いてスパークリングワインを生産することを思い立ち数年間の試行錯誤の末の1872年、マカベオ種・チャレッロ種・パレリャーダ種などの伝統品種を用いて、バルセロナ近郊の サン・サドゥルニ・ダノイアでスパークリングワインを生み出すことに成功した。生産成功から25年後にコドルニウ社がスペイン王室御用達のスパークリングワインとなっている。
DOでマカベオ、チャレッロ、パレリャーダの主要3品種に加えシャルドネの使用も認められています。
Catalunya
 Codorniu社
Freixenet社 

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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