プロバンス・ワイン Domaine de Trevallon  (フランス一高いテーブルワイン)

2021年8月7日土曜日

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このワインは IGP Alpilles クラスの Cabernet - Syrah の最高価格のワインです。価格は通常の Vin de pays の8~10倍、イタリヤの SuperTuscany 同様 Vin de pays の常識を覆しているワインです。世界一高いテーブルワイン。評論家の評価が最も高い IGP Alpilles ワインです(2011’/WA/92点、2014’/Jancis Robinson/18/20点 を与えています)            #Provenceワイン #こだわりワイン
 
Romanee-Conti 共同経営者 Aubert de Villaine 氏が「Trevallon」に感銘を受けた事が著名評論家 Robert Parker に知られることとなり、試飲した Robert Parker に「人生最大の発見」と言わしめた。そして1982ヴィンテージが脚光を浴びることとなった。

プロヴァンスワイン Domaine de Trevallon

Domaine de Trevallon IGP Alpilles


  • 【生産者】Domaine de Trevallon
  • 【地域/Appellation】IGP Alpilles
  • 【Country Hierarchy】Vin de Pays - IGP > France 
  • 【ワインスタイル】Red - Rich and Intense / Full Body
  • 【 Grape / Blend】Cabernet - Syrah(Shiraz)
  • 【平均価格】¥10,500 / 750ml 
  • 【おすすめ料理】Lamb
※ 価格は通常のヴァンドペイの8~10倍、イタリヤのSuperTuscany同様ヴァンドペイの常識を覆しているワインです。

  • Cabernet と Syrah はフランスの非常に異なる地域の品種で、フランスの appellation 法では許可されません。(ブレンドは理論的にはIGPワインで可能です)。参考:フランスワインAOP法
  • Syrahはフランス・ローヌ河中流域を原産地とする黒ブドウ品種です。 
  • 単一品種とブレンドの両方に適しており、樹勢が強く比較的容易に様々な気候条件で栽培可能。
  • 若いうちからでも熟成させても異なる魅力を見せてくれる万能さが有ります。
  • シラーにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが多く含まれている事でも有名です。


生産者 Domaine de Trevallon 


  • Domaine de Trévallonは、フランス南部を代表するワイナリーの1つで、Avignon と Arles の間の Alpilles 山脈の端にある Provence にあります。
  • プロヴァンスno1の造り手と評価の高い Eloi Dürrbach 氏がオーナーです。
  • 著名な画家で彫刻家だった父親 René Dürrbach が1955年に別荘として購入したこの土地に Eloi Dürrbach は1973年より住みつき、それまで葡萄畑など存在しなかった土地に葡萄を植え始め、1976年に最初のヴィンテージを瓶詰めしました。
  • Cabernet Sauvignon と Syrah が15ha(37a)、白ワイン用の Marsanne と Roussanne が2ha(5a)植えられます。
  • 著名な画家で彫刻家だった父へのオマージュとして、1996年より父の残した絵を毎年異なるラベルにして使用しています。
  • 1ヘクタール当たり25~30ヘクトリットルとコートドールの特級なみの低収量、そして最低でも1年半以上樽熟させ、真価を発揮するのに10年以上の熟成が必要な素晴らしいワインを造っています。
  • 醸造方法は、ナチュラルを重要視し、全房発酵および天然酵母を用い、濾過せずに瓶詰めされています。

  • 当初、ワインは「Les Baux de Provence」AOCに指定されていました。
  • 1993'のアペラション創設時にLes Baux de Provenceでは20%以上の Cabernet Sauvignon のブレンドは認められなくなり、「格下げ」を余儀なくされVin de pays des Bouches du Rhone としてリリースしている。
  • 1993年、INAOは、Cabernet Sauvignon 比率が高い「revallon」を Vin de Pays des Bouches-du-Rhône に格下げします。現在は、 Bouches-du-Rhône 県の西をカバーする  IGP Alpilles としてリリースされています。


エチケット日記


  • 1998'ヴィンテージを 2002'04/00 宅飲みしました。”★★★☆” 
  • ボリューム: 軽い□□□■□重い
  • タンニン: 控えめ□■□□□強い
  • 甘み:   ドライ■□□□□甘い
  • 酸味:  まろやか□■□□□シャープ
  • 果実味:スパイシー□□□■□フルーティー
※このワインはヴィンテージによってラベル付けが変わっています。      「Coteaux d'Aix en Provence Les Baux」➡「VdP Bouches-du-Rhone」➡「Vdp Alpilles」

画家で彫刻家だった父へのオマージュとして、1996年より父の残した絵を毎年異なるラベルにして使用しています。
Domaine de Trevallon



Wine の要素


  • 【おすすめ料理】Lamb

Region or Appellation




ワイン用語


Remuage とは
  • 瓶内二次発酵の後に瓶の底に沈んでいる滓を瓶の口に集める作業。熟成時に横に寝かされていたボトルを少しずつ左右に回しながら瓶口を下にして倒立させ、澱を瓶口の栓の近くに集める工程。
disgorgement とは
  • Remuage によって瓶口に集められた澱を取り除く作業。
  • dosage とは、disgorgement の後に目減りした液量を補うとともに糖度の調整を目的としてリキュールを加えること。
RM(レコルタン・マニピエラン)
  • 自社畑のブドウだけでその畑の特徴を活かした Champagne を造り出生地の村名を冠して販売している。
lees は2種類有ります
  1. Gross lees~~赤ワインの瓶底に沈殿する大きな澱。
  2. Fine lees~~シャンパンやブルゴーニュの白ワインのように瓶内熟成するときに登場するのが細かい粒子状の粕です。
NV(Non-vintage)
  1. ワイン原料のブドウの収穫年のあるなし。
  2. 黒・白系の葡萄、異なる村、異なる年のものの混醸。
  3. 甘口から辛口まである。
  4. 年号表示無し。
structure とは
  • 甘味、酸味、タンニン(渋み)、アルコールなどの要素で造られる、ワインの味わいの骨格の事。アルコールや酸味等がバランス良く、多く存在していると、骨格=ストラクチャーがしっかりしている、と表現される。
note とは
  • 白ワインでよく使われる表現で 例えるならば、花に直接鼻をつけた時の香りではなく、お花畑で全体的に香る『花の香り』の様な柔らかい香りを表現する時に使われます。
nose とは
  • テイスティングの際に鼻で感じた香りの事。
Climats(クリマ)とlieux-dits(リュー・ディ)の定義
  • Climats とは、特定の地質および気候条件の恩恵を受ける明確に限定された土地の区画。Macro climate, mesoscale climate, micro climate気候、の3つがある。
  1. 例えばある地域が、盆地で大きな水源が近くにないということから大陸性の気候に近く夏は暑く冬は寒いといった特徴がある。これが Macro climate のサイズ感である。
  2. さらにここからある畑をピックアップして見てみると、南西向きの日当たりのいい斜面で、風も山間から吹き降ろしてくる。これが mesoscale climate、中程度のサイズ感での気候の特徴を示す。
  3. そしてその畑の一区画、もっと言えば1本の木単位、1つの房単位でみた時の気候の特徴が microclimate です。
      • Lieu-dit とは、フランスで土地台帳が創設されて以来、その名を地形学あるいは歴史的な特性に由来する土地の小さな区画を指します。
      Vielles Vignes  とは?
      • フランス語で「古いブドウの木」という意味です。
      • ブドウの樹というのは、約3年でワイン造りに使うことができるような実をつけます。そして、20年くらい経つとそれまで強かった木の樹勢が落ち着いてきます。
      • 「樹勢」とは、樹木の成長する勢いのことで、これが強すぎると、果実よりも樹木に栄養が回ってしまい、果実の品質が下がってしまいます。
      • つまり、20歳になると、やっと落ち着いて果実に優先的に栄養を送り込むようになるのです。これ以後、ブドウの樹は丁寧に手入れをすれば、100年以上も生き続けますが、古木になればなるほど、果実の数は少なくなります。
      • 収量は低下しますが、少ない果実には、太陽の光が十分に当たり、また、栄養も十分に行き渡ります。そして、木の根が地中に深く張り巡らされることで、地中の水分、栄養分をたっぷり吸い上げます。
      • ただし、若木でも剪定などによって果実の調整はされています。


      フランスには国で定められたワイン法があり、2008年までは「AOC法」、2009年からは「AOP法」で定められています。




      ワインのこぼれ話


      ワインの生産過程で得られる副産物で主要な2つが得られます。
      • ブドウの搾り粕は、文字どおり、ブドウを搾った後に残る果皮や種子などです。
      • 澱(オリ)は、発酵を終えた酵母や、ワインの熟成過程でたんぱく質やポリフェノール、タンニンなどの成分が樽やタンク内で結晶化したものを指します。
      • グラッパ/マール酒、家畜の飼料、有機肥料、化粧品、ロッシェル塩(レーダー軍事利用)などに利用されています。




       この記事は以下のような人におすすめです!
      • ワイン購入に失敗したくない人
      • ワイナリーの物語を知って飲みたい人
      • ワインの知識を深めたい人

      Domaine de Trevallon の写真



             


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      趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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