イタリアワイン スーパーIGTとは❓

2018年11月10日土曜日

Wine雑学

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イタリアワインを知るうえで大事です。イタリアワイン法を飛び越え世界市場へ品質で勝負に出た生産者がいます。

IGT(限定産地表示テーブル・ワイン)とは❓
IGT(限定産地表示テーブル・ワイン)とは、テーブル・ワインの中の、特定の産地で特定の葡萄品種から造られるワインで、産地(州,県,地域)が特定出来、使用品種が明示されたワインである。同じ品種を85%以上使用すれば品種名も表示できる。2011年現在、IGTは118銘柄。

『スーパーIGT』

IGTのカテゴリーのワインではあるが、尊敬と愛情を込めてスーパートスカーナorスーパータスカンと愛好家は呼んでいます。

1968年、トスカーナ中部の海岸に近い地域(Bolgherl)で国際品種を使い、DOCやDOCGの規定外の造り方をした
「サッシカイア」が生まれ、世に出ると、その品質の高さで、たちまち人気を博し、内外の市場で高い評価を受けた。以後この成功が一つの潮流となり「スパーIGT」と呼ばれる数多いワインを生み出していった。

これらのワインは、国際品種(赤ではカベルネ・ソーヴイニョン、ピノ・ネロ、メルロー、白ではシャルドネ、ソーヴイニヨン・ブラン)を使いDOCやDOCGの規定外の造り方で生産量を抑え小樽での熟成を行うものが殆どである。なかには地元の伝統品種とこれらのブドウを組み合わせたワインも造られている。

三大Bolgheri

スーパートスカン誕生の地ボルゲリで圧倒的な存在感を放つ『3大ボルゲリ』

Sassicaia

  • 元祖・スーパータスカン。
  • 無類のボルドーワイン好きだったオーナーが、自家消費用につくったカベルネ・ソーヴィニヨンのワインが、世界的に高く評価されるようになった。
  • 「サッシカイヤ」の成功の陰には、フィレンツの名門・アンティノリ社の当主・ピエロ・アンティノリに負うところが大きい。1385年、フィレンツェのワイン・ギルドに加盟して以来600年以上に渡り、ワインを造り続けている名門中の名門である。
  • 栽培と醸造の現場を担ったのがジャコモ・タキスで、彼はピエモンテで生まれ、トリノ、アルバで学び、1961年から30年以上もアンティノリ社で働いています。
  • トスカーナの大地がカベルネ・ソーヴィニヨン栽培に適していることが証明された。1994年には「ボルゲリ・サッシカイア」という単独DOC呼称を得るに至る。 

Ornellaia 

  • トスカーナの名門、アンティノリ盟主の弟がつくり出したスーパータスカン。
  • サッシカイアの成功を受け、サッシカイアから助言を受けながら開発された。
  • サッシカイアよりもカベルネ・ソーヴィニヨンの割合が低く、4割ほどのメルローがブレンドされる。
サッシカイアの目覚ましい躍進から数年後、1981年に「オルネッライア」がボルゲリ地区に創立されました。 オルネッライアの創始者はフィレンツェの名門アンティノリ家の次男マルケーゼ ロドヴィーコ アンティノーリ伯爵です。
設立当初はとくに、サッシカイアからオルネライアへワイン造りのアドバイスも行われていたと言います。ロドヴィコ侯爵は、カリフォルニアに渡りワイン造りを学んでいます。

Grattamacco 

  • サッシカイアが『デカンター』誌でセンセーショナルなデビューを果たす僅か1年前、1977年にボルゲリでサッシカイアに次いで2番目にワイン造りに取り掛かかています。
  • ボルゲリ地区の内陸部カスタニェート カルドゥッチの丘に畑があり、カヴァラーリ家によって1978年に初ヴィンテージをリリースしました。
  • ピサ大学を首席で卒業した優秀なエノロゴで幻のブルネッロ「ポッジョディソット」も手がけるルカ マローネ氏を中心に、畑の全てを有機栽培にしブドウ本来が持つ高いポテンシャルを引き出し、「グラッタマッコ」は更なる進化を遂げ、30年は熟成に耐えうるポテンシャルを持つワインとなっています。

スーパートスカンの一つSOLAIA

  • アンティノリがつくるスーパータスカン。
  • カベルネ・ソーヴィニヨンをメインに、2割ほどのサンジョヴェーゼが足されるのが特徴。
  • ソライアに使われるサンジョヴェーゼの畑には、アンティノリが編み出した「アルベレーゼ」という特別な栽培方法が採られ、地中まで混ぜ込まれた白い石が太陽光を反射し、ぶどうの成熟を助ける。
SOLAIA

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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