イタリアワイン 特徴・産地・葡萄品種 について

2018年11月10日土曜日

Wine雑学

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イタリアはワインの生産量においてフランスと常にトップを争う一大ワイン生産国です。
全20州でワインが生産され、地元消費のカジュアルなものから、輸出を目的とした高品質なワインまで、バラエティー豊かなワインが作られています。郷土の食文化との結びつきも強く、地域ごとに個性豊かなワインが作られています。
400種以上の葡萄品種が認定されており個性豊かな味わいのワインが生産されています。この多様性こそがイタリアワインの特徴です。
『ピエモンテ州』
州都はトリノ。イタリア北部で最も重要な生産地です。ネッビオーロ種から作る「バローロ」や「バルバレスコ」などの高級赤ワインの産地として知られています。

『トスカーナ州』
ティレニア海側、州都はフィレンツエ。イタリア中部で最も有名な生産地です。サンジョベーゼ種で作る「キャンティ・クラシッコ」や「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」が有名。ボルゲリ地区の「サッシカイア」「オルネライア」などフランス系品種(カベルネ・ソーヴィニオン」で作るスーパートスカーナが有名です。
州の生産量のうち約85%が赤ワインです。

『ヴェネット州』
州都は水都ヴェネツィア。平野部が多くブドウ栽培が盛んでワイン生産量は20州で第1位の規模を誇ります。
ソアーヴェを筆頭に白ワインの比率が多く、全体の約67%を占めています。

『赤ワイン用の葡萄品種』
Sangiovese(サンジョヴェーゼ)
トスカーナが故郷のイタリアで最も広範囲に栽培されている品種。トスカーナの粘土質や石灰質の土壌が最適だが、栽培地の選り好みの少ない多産品種なので、近年カリフォルニアほか世界各地でも栽培されている。
濃いルビー色の骨格に優れた晩熟型で時に高酸のワインを生む。熟成すると酸味が弱まりエステルの香りが強...くなる。キャンティの主品種。プラムの香りを持つバランスのいいワインを造る。
改良品種の「グロッソ」はブルネッロ・ディ・モンタルチーノやヴィーノ・ノービレ・モンテプルチャーノなど濃密な長熟ワインを造る。

 Nebbiolo(ネッピオーロ)
ピエモンテ州の高貴種で長熟ワインを造る。ピノ・ノワールに似て土壌と立地の好みが難しく、テロワールを極めて忠実に現す。バローロとバルパレスコの主品種。強いバラやスミレの香りを持つ。
Barbera(バルベーラ)
バルベーラ種は、ピエモンテ州とロンバルディア州で多く栽培されている品種。サンジョヴェーゼに次いで多く栽培されている。顕著な酸の有る軽いビター・チェリー風味のワインを造る。
収穫量を抑えた樽熟成のものは香り豊かな奥深いワインを造る。ネッピオーロとの混醸は最高。

Dolcetto(ドルチェツト)
ピエモンテ州の重要な黒ブドウの一種。ルビー色が若々しく、果実の香りがあり、ベースに苦みを含みながら適度の厚みとコクをもつワインに仕上がる。一般的に若いうちに飲まれるワイン。
Aglianico(アリアニコ)
ルビー色で独特の香りを持ち力強い長熟ワインを造る。


『白ワイン用の葡萄品種』
     
 自分の好みのワインを探す上でセパージュを知っておくことは大事です。

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趣味として、Wineや台湾の紹介ブログを書いたり、台湾では大阪の食文化を紹介しながら「話せる日本語」を教えています。 30代前半で起業、60で引退、現在は大阪、南国台湾を往復しながらフリーランスな生活をしています。

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