2014年7月12日土曜日

フランスワイン Provence & Corse

出典:フランスワイン辞典


輝く太陽、紺碧の海、豊富な料理、気取らない“人生を楽しむ”風土、プロバンスは人を引きつける魅力には事欠かない。
このプロバンスは,日照りの強い地中海性気候。雨は春や秋に激しい雷雨となるが、年間を通じれば少なく、乾燥地帯。 名物の強風「ミストラル」は、湿気を運び乾燥を防ぐから葡萄にとってはむしろ好ましい。石灰質、砂岩、片岩土壌の畑は、平野、丘陵、渓谷、岩山、海岸と言った様々な地形と景観を有していて、栽培品種も多く、出来るワインも多彩。

プロバンスと言えば、ロゼ(全生産80%)が有名、そして近年その品質の向上は総体的に上がり、それが牽引車になって、赤や白も今まで以上に品質が向上している。

【Coteaux d'Aix-en-Provence】
プロバンス西部に当たるこのACは、北はデュランス川に始まり、南はマルセイユ近郊の地中海沿岸の村々に及ぶ広大な産地。
春はアーモンドの木々が満開の花を咲かせ、夏は松林に蝉の声が響き渡り、秋から冬に掛けてはミストラルと言う冷たく乾燥した北風の影響を受ける地中海性気候、プロヴァンス特有の四季に彩られた地である。
土壌は粘土石灰質土壌、砂岩を含む砂質土壌、小石の多い砂質泥土土壌の3つに分けられる。

2014年7月11日金曜日

フランスワイン Midi(Languedoc-Loussillon)

この地域は、ミディと言う愛称で呼ばれている。

フランスの全葡萄栽培面積の38%を占め、4億ケースに近い膨大なワインを産出する。フランスのヴァン・ド・ターブルとヴァン・ド・ペイの大半はこの地域からのもの。AOCワインの生産においても、ボルドー、ローヌに次ぎ、第3位。ワインの種類は多彩。

この地域の良いワインは原産地呼称より葡萄品種に重きをおいているものを探すべき。
出典:Wine Book フランスワイン事典

2014年7月9日水曜日

フランスワイン Sud Ouestについて

フランス南西地方(Sud-ouest)はボルドーの東側からスペインとの国境、ピレネー山脈の麓に至る地域。

南西地方のワインは一様ではない。フランスワイン産地区分の「南西地方」と言う呼称は、便宜的呼び方で、歴史・文化的には「ガスコーニュ地方」と呼ぶのがふさわしい地方です。

ボルドーが売り切れた後に市場に出されると言うボルドー優遇政策の長い歴史が、南西地方のワインをマイナーなワインにしてしまった。
しかし、歴史も古く、個性的なワインが少なくないとはいえ、この地方のワイン産地は、ばらばらで纏まりがない。

北部(ベルジュラック地方)AOC
Bergerac( 赤ワイン・ロゼワイン)  Monbazillac(最高級の甘口白ワインで有名)   Montravel  Saussignac   Pecharmant  Rosette   Cotes du Duras  Cotes du Marmandais   Buzet 

東部(カオール・ガイヤック地方)AOC
Cahors(マルベックを使った色の濃い赤ワイン)  Gaillac(赤・ロゼ・白)  Cotes du Frontonnais

南部(バスク・ピレネー地方)AOC
Madiran(赤)  Pacherene du Vie-Bilh   Juracon   Bearn & Irouleguy

2014年7月7日月曜日

フランスワイン Rhoneについて

ローヌワインは、北部と南部では出来るワインの性格は大きく異なる。

北部ローヌはコルナスの並はずれた段丘やエルミタージュの堂々とした丘など非常に範囲の限定されたクリュが固まった地方で、夏暑く冬寒い大陸性気候で、酸味と渋みのバランスのよい上質なワインを小量産出する。
Northern RhoneのAOC↴

南部ローヌは、夏は暑いが、冬はミストラルによって雲のない地中海性気候の下、広大な畑が広がっていて、素朴で安価なワインの大量供給地であると共に、アヴィニヨン周辺には個性的ワインの生産地も点在する。
Southen RhoneのAOC↴


2014年7月5日土曜日

フランスワイン AlsaceのAOC

アルザスのAOCはブルゴーニュなどのように畑、村、地区と言った区分に細分化されていない。

「Alsace Grand Cru」
51区画  
厳しい収穫規制、栽培方法の規定、最低アルコール度、官能検査など多くの基準を遵守し、手摘みで収穫され、土地の個性を色濃く映した個性的ワインである。
使用品種を、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカの4品種に特定している。若いうちから飲め、なかには10年前後までの熟成も出来るものが有る。
エチケットには、区画名、ヴィンテージ、品種名が記載されている。

「Cremant d'Alsace」  
シャンパーニュと同じ「瓶内二次醗酵」による製造方法の発泡性ワイン。
ワインは、透明感と深みを兼ね備えた淡いイエロー・ゴールドの繊細な気泡を生み、果実香豊かで女性的な発泡性ワイン。
リースリング、ピノ・ブラン、ロワール、グリ、オクセロワ、シャルドネ等をブレンドして造られる。

「Alsace」
全生産量の80%がこのクラスです。

「Cote de Toul」  
1998年 AOCに昇格。
このAOCはアルザス地方に隣接するロレーヌ地方、モーゼル河左岸、トゥールの町の西側、Cote de Meauseと呼ばれる斜面の一画で若飲みタイプの白と赤とロゼを産出している。
オーセロワ種から造られる白は、しなやかなボディーでフルーティーで溌剌としている。
ピノ・ノワールとガメ種をアサンブラージュしたロゼは、フレッシュで果実香に富み、淡い銅色を帯び、Gris de Toul」と呼ばれている。
ピノ・ノワール100%の赤は、きめ細やかなタンニンを含み、ボディーもしっかりしている。

「特殊なラベル表示ワイン」
*Vandanges Tardives 「遅摘み」(貴腐が伴う場合もある)
*Selection de Graine Nobles 「精選粒選り」(貴腐葡萄のみ)
これらは、リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ等の貴腐葡萄あるいは過熟した葡萄を摘んで造られるもので、糖度他きわめて厳格な条件が課せられて生産された高級品。

「アルザスの葡萄畑」
ヴォージュ山脈とライン河の間の、南北約120Kmに渡る標高2~400mの丘陵地帯にあり、ヴォージュ山脈によって、大西洋からの湿った空気が遮られ、フランスで最も少ない降雨量の地域。
冬は積雪に見舞われるが、 夏はこの山脈が障壁を作り、輝く太陽と灼熱に覆われる。

この気候とライン地溝帯の水はけの良い砂、砂利の土壌によって、アルザス独特の辛口白ワインを生み出している。

アルザス・ワインの特色は、フリュートと呼ばれる細身の緑色瓶と共に、ラベルに大きく「葡萄品種」を表示する。
ボルドーではシャトー名、ブルゴーニュではクリマ(畑名)、シャンパーニュではブランド名、アルザスで重要なのは「葡萄品種」である。

「葡萄品種」
リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・ノワール
アルザスでは単独品種でワインを造り、ボルドーのように混醸しないのが一般的でありワインの性格は品種によって異なる(EdelzwickerあるいはGentilと表示されているワインは複数の品種をブレンドしている)。ドイツ系の品種が主力だが、ドイツ・ワインとは違ったスタイルのワインに仕立て上げている。
他の地区では比較的甘口に造る品種であってもアルザスでは総て<辛口>のワインに仕上げる。
瓶詰めも生産地で行われることが規定されている。

2014年7月4日金曜日

フランスワイン Champagneについて

Champagneとは白い土壌の平野を意味し、この地方のワインと言えば「シャンパン」である。
土壌は、シャブリと同質のキンメリジャンと呼ばれる石灰岩の混ざった泥土質で、 この水はけのいい白い土壌が、乏しい日光を反射、吸収し、葡萄の成育を促している。

「シャンパン」とは、このシャンパーニュ地方の限定された地区で栽培された葡萄を使い、葡萄の品種や製法などワイン法に規定された条件を満たした「発泡ワイン」のみを言い、この条件を満たしていないものは「シャンパン」を名乗ることは出来ない。



2014年7月2日水曜日

ブルゴーニュワイン  Chablis地区の格付け

Chablisはブルゴーニュの最北端に位置し、葡萄畑は約20Kmに及ぶスラン川流域の小さな谷となだらかな丘陵にある。キメリジャン隆起と呼ばれる非常に珍しい瀝青質粘土地帯の上にありシャルドネ種からシャブリ独特のキレのある辛口ワインを生み出しています。

「牡蠣にはシャブリ」と言われるほど生き生きとした酸味の利いたワインは、辛口白の代名詞になっており同じ辛口白でも植物系の香りと風味を持つムルーソとは対照的にミネラル系の香りと風味は「火打石」などと鉱物系の表現をされる。

【格付け】1978年制定
*Chablis Grands Crus(シャブリ・グラン・クリュ 特級)
*Chablis Premieres Crus (シャブリ・プルミエ・クリュ 1級)
*Chablis (シャブリ)
*Petit Chablis (プティ・シャブリ)

【Chablis Grands Crus】
ブラン・クリュ(特級) は、シャブリの町の直ぐ近くの扇状地形の丘の傾斜地(標高200m以上)に畑が有りワインは品が良く繊細且つ優美です。
「牡蠣にはシャブリ」とよく言われるますが、手を加えた料理でないとクラン・クリュのワインの秀逸さは生かされません。長寿で10年は保存できる。
Blanchot 
Bougros 
Les Clos 
Grenouilles 
Preuses 
Valmur  
Vaudesir

【Chablis Premieres Crus】
いい造リ手の物はカリフォルニアなど新世界のシャルドネとは、はっきりした違いがあり「流石ブルゴーニュ、やはり風土と伝統」と唸らせるものが有る。シャブリとその周辺の数ヶ村にあり、おおよそ40の畑がある。下記はその代表的なもの。
Mont de Milleu
Montee de Tonnerre
Fourchaume
Vaillons
Montmains
Cote de Lechet
Beauroy
Vau Ligneau
Vau de Vey
Vaucoupin
Vosgros
Les Fourneaux
Cote de Vaubarousse
Berdiot
Chaume de Taivat
Cote de Jouan
Les Beauregards
【Chablis】
Grands Crus、 Premieres Crus 以外のもの。シャブリ全生産の60%がこのクラスの物です。 
ちなみにGrands Crusは5%、 Premieres Crusは31%です。 

【Petit Chablis】 
シャブリの指定範囲地区外の畑のもののカテゴリー。

ブルゴーニュワイン  Beaujolais地区のAOC格付け

ボージョレーは、風土、葡萄品種、ワインのタイプにおいてコート・ドール等に象徴されるブルゴーニュとは違ったワインの世界を形成している。近くの「美食の町・リヨン」との深い結びつきがボージョレーのワイン造りに影響を与えているかも知れません。

ガメ種の単品種から造られる赤ワインは、きれいな濃紫赤色、豊かな果実香、それに爽やかな酸味を添えている。他地域では成功しないGamay種もボーショレーの花崗岩質土壌とは最高の相性で、独特の性格を形作ている。

気候的にもブルゴーニュの中で最も恵まれており、総体的に、乾燥した寒い冬、暑い夏の大陸性の気候に属し、西からの湿気の多い風を受けない東向きや南東向きの畑は、地中海性の天気のいい夏の恩恵を受けている。

【AOC格付け】 

96村でAOCボジョレーを構成し、AOC「ボージョレ」を名乗れるワインは、赤であればGamay種、ほんの少量作られている白ワインはChardonnay 種を使用したものとさだめられている

Cru-beaujolais (村名)

     Saint-Amour 
  Julienas
  Moulin-a-Vent
  Chenas
  Fleurie
  Chiroubles
  Morgon
  Regnie 
  Brouilly
  Cote de Brouilly

Beaujolais-Villages
  ソーヌ=エ=ロワール県の8か村とローヌ県の38か村が名乗れるAOC
Beaujolais
 ボージョレ・ヌーボーはこのAOCに属する。
 ヌヴォーとは、その年に収穫されたブドウ(ガメ種)の出来具合を確認するための試飲酒のことで、短期間でワインとして完成させなければならず、MC法と呼ばれる急速発酵技術を用いて数週間で醸造される。業者などが、その年の購入量を決めるための指針となっている。
それぞれの国の現地時間で11月15日~21日の木曜日に該当する日の午前0時に一般への販売が解禁される。

2014年7月1日火曜日

ブルゴーニュワイン 地図

地図出典:フランスワイン事典
Bourgogneの五大産地

 Cote d'Or / Cotes de Nuits 地区

Vosne Romanee村  (Flagey Echezeaux村含む)
1級畑(15) 特級畑(8)
Gevery Chambertin村
1級畑(26)  特級畑(9)

Cote d'Or / Cotes de Beaune 地区


ブルゴーニュのAOC(格付け)

フランスのAOC制度の基盤はテロワールの概念がワインの個性を造ると考えられることで成立しています。
ブルゴーニュでは、畑の区画が細かく、明確になされていて、それぞれが個別のAOC名を名乗っている。大きくは下記のように4つのカテゴリーに分類されていて、一般的に、これを「格付け」とも言う。

特級【AOC・Grandes Crus 】全生産量の1%
非常に高名な畑で、多くは、修道院に帰属していた中世からの歴史的畑である。
ラベルには、Montrachet(モンラシェ)、Corton(コルトン)、Romanee-Conti(ロマネ・コンテ)等、大きく畑名が記されている。Grandes Crusと付記されることもある。

1級【AOC・Premieres Crus】全生産量の11%
村の中で、地質・地形・位置の良さで1級に格付けされた畑で、ラベルには、
Vosne-Romanee(村名)+Les Buaux Monts(畑名)ないしPremieresCrusと付記されている。


村名【AOC・Communales (村名)】全生産量の23%
上記2つの属さない、良質なワインを造る村(複数の村に跨る場合もある)の畑。行政上の単独の村の場合と周辺の村を含む場合がある。
ラベルには、Vosne-RomaneやGeverey-Chambertin等のように、村名が表記される。


地区【AOC・Sous-Region】
 Beaujolais や Macon等
地域【AOC・Regionales (地域名)】
 ブルゴーニュ全域に渡るもの。ラベルには、前者の例で、Bourgogne Aligote。