2014年6月28日土曜日

ボルドーワイン St-Emilion / Pomerol の格付け 

【St-Emilionの格付け】 
サンテミリオンの町は、中世の聖地・スペインのサンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼路の宿場町として栄えた町で欧州の古い中世の町が時間の流れを止めたようにたたずんでいる。
古い家並みの狭い石畳の急坂を登ると丘の上に古い寺院があって、びっしりと建て込んだ赤瓦の屋根の先に段々畑の複雑で変化に富む土壌の葡萄畑が望める。
この葡萄畑を多くの中小・零細シャトーが所有しており選択する楽しみがある反面選ぶのに苦労もします。
特に優れたワインは、「コート」と呼ばれるサン・テミリオンの町を囲む石灰岩系の丘陵地帯と、「グラーブ」と呼ばれるポムロールとの境界に近い、石灰質と砂・粘土の斜面の2つの地域から生まれる。町の東に広がる地域は、下層が砂と粘土の土壌、北部の砂でおおわれた地域と共に、優秀なワインが造られている。
メルロ種中心のワインでブルゴーニュに最も似たタイプといわれている。
Libournais地区は地形と土壌の違いで3つの村名AOCグループと1つの地区AOCグループに分かれる。
*AC St-Emilion
*AC St-Emilion衛星AC
*AC Pomerol
*AC Lalande-de-Pomerol
*AC Fronsac(Canon-Fronsacを含む)
*地区AC Cotes de Castillon  Bordeaux Cotes de France

ポムロール地区には公式格付けがない。
代表的ワインと私的格付け
AAA   Ch. Petrus
AAA   Le Pin 
AA     Ch. l'Evangile
AA     Clos des Litanies    
Ch. Certan-de-May
Ch. la Conseillante 

Ch. la Fleur-Petrus
Ch. Gazin
Ch. Lafleur
Ch. Latour a Pomerol
Domaine de l'Eglise
Ch. Nenin

Ch. Petit-Village
Ch. de Sales
Ch. Trotanoy

Vieux Chateau Certan

サン・テミリオンでは1955年以来、公的格付けがなされていて、10年毎に見直しを計る事になっており下記二つの格付けが有る。
*Premiers Grands Crus Classes
 「Classes-A」
 「Classes-B」
*Grands crus Classes

*St-Emilion Grands crus
St-Emilionは同一地域の中に、St-Emilion Grands Crusと言う別のACをも持っている。
Classeの付かないこの「Grands Crus」表示のワインは、定められた畑(土地)ではなく、質によって選ばれており定期的に検討される。
基本収穫量、官能検査、12ヶ月以上の熟成、シャトー瓶詰などが義務付けられ約200ほどのシャトーが指定されている。
このAC表記のワインは「Grands Crus」の付かない単なる「Saint-Emilion」より、若干上質と言う程度の理解の仕方が妥当と思われ、生産者の違いが大事だと思います。

*Premiers Grands Crus Classes 「Classes-A」

Ch. Ausone

ローマの詩聖アウソニウスが「小さな、かわいい荘園」とその詩に謳い、愛した葡萄畑。
丘陵の絶好の斜面に畑とシックなシャトーがある。葡萄の樹齢は高く、古いものは100年というものもある。
香り、風味、繊細さ、力強さ、フィネス、長期熟成、グラン・ヴァンの神髄。
品種:M50%、CF50%

Ch. Cheval Blanc

この「白い馬」と言う名前の畑は、ポムロールとの境界に接し、ペトリュスに近い。シュヴァル・ブランとオーゾンヌは サンテミリオンACの端と端にある。
若干の粘土を含む砂利と砂の土壌で、カルベネ・フラン種が中心のワインはオーゾンヌと対照的なサンテミリオンの王者。
ビロードのような口当たりのこのワインをA・リシーヌは「3分の1がポムロール、3分の1がグラーブ、3分の1がサン・テミリオン」と表現した
品種:CF60%、M37%、マルベック2%、CS1%

Ch. Angelus

特級畑が集中するサン・テミリオン・コート(丘陵)の西側斜面の端に畑がある。
収穫量を抑え、葡萄の収穫を理想的な成熟状態で行う厳しい栽培を手掛けている。
樽熟成させたワインはカルベネ・フラン種の口当たりが素晴らしく、リッチで心地よい果実味がある。引き締まったタンニンの気品と血統のいい繊細さ、長い余韻を誇る。
濃い色調と濃密で強いアロマを特徴とする”現代のボルドーワイン”系統の代表格と言われている。2012年、Classes-A-への昇格を果たす。
品種:M50%、CF45%、CS5%

Ch. Pavie

畑は古く4世紀からのもので畑の一部には樹齢100年の古木が残っている。丘の中腹にある洞窟の3000樽も入る貯蔵庫は11世紀に掘られたもの。
ワインはテロワールの特質をストレートに表す、きめ細かいシルキーなタンニを土台にした彫の深いボディーを持っている。2012年、Classes-A-への昇格を果たす。
品種:M60%、CF30%、CS10%

*Premiers Grands Crus Classes 「Classes-B」

Ch. Beau-Sejour-Becot

ワインは、肉厚でリッチながらタンニンとスタイルは控えめ。魅力的で飲みやすい。
品種:M70%、CF15%、CS15%

Ch. Beausejour

Beausejoueは「美しき棲家」を意味する。
輝きのある「育ち」のよさを感じさせるワインとなっています。生産量3000ケースと少なく市場にあまり出てこない。
品種:M60%、CF25%、CS15%

Ch. Canon

革命時ギロチンから逃げようとした人たちを匿ったと言われる大きな地下蔵を持つ。
古典的で、絹のような滑らかさに気品と優美さを持つ長寿ワイン。
1996年シャネルが買収。
品種:M60%、CF40%、CS10%

Clos Fourtet

地下の洞窟の地下蔵は13ヘクタールの広さを誇り、サン・テミリオンの街の下まで延びている。
ワインは果実香豊かで、奥ゆかしくリッチ。
品種:M72%、CF22%、CS6%

Ch. Figeac

元々はシュヴァル・ブランもこのフィジャックに含まれていた。従って畑の土壌は同じ、違うのは品種の構成、しばしばシュヴァル・ブランと肩を並べると言われている。
品種:M30%、CF35%、CS35%

Ch. La Gaffeliere

生産されるワインの3分の1をセカンド・ワインのシャトー・ロックフォールに回すほどの厳格な選別がなされてる。
ワインは滑らかで、ボディーのしっかりしたもの。
品種:M65%、CF30%、CS5%

Ch. Trottevieille

この奇妙な名前は「威勢にいいおばあちゃん」の意味。
畑は町から1キロほど離れた東の台地にあり、土壌は粘土と石灰岩の混じったもの。
品種:M50%、CF45%、CS5%

Ch. Pavie-Macquin

畑は、パヴィとトロロン・モンド挟まれる申し分のないテロワールと厳格で丹精込めたワイン造りで、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセにふさわしい品質と安定性を維持している。
品種:M70%、CF25%、CS5%

Ch. Troplong-Mondot

畑はサン・テミリオンの最も高い場所、パヴィの丘にある。
完熟を待っての収穫、新樽使用率の高さで、今や畑の立地条件以上のグラン・ヴァンの片鱗を見せている。
品種:M80%、CF10%、CS10%

Ch. Belair-Monange

オーゾンヌの隣で、土質も同じ。違いはオーゾンヌの畑が総て斜面にあるのに対して、この畑は斜面とその上の台地とに分かれている。
ワインは、オーゾンヌに比べやや軽く濃密さはないが、肉付きは良く、このBグループのトップクラスを維持している。
品種:M65%、CF35%

Ch. Canon La Gaffelière

リッチで、濃厚、キメ細やかで調和のとれたワインを造り出しこのクラス入りを2012年果たす。
品種:M55%、CF40%、CS5%

La Mondotte

このワインはCh. Troplong-MondotとCh. Pavie、Ch. Pavie-Macquin、Pavie-Decesseに隣接する複数の小さな畑から造られている。  
オーナーのネイベルグ伯爵はCH・カノン・ラ・ガブルエールの所有者でもあり、新樽100%に木製の仕込み樽を備えた新しい醸造棟を立て、このカルトワインを生み出した。
コクのある構成と非常に緻密な酒質で、世間を驚かせたこのワインは、年を追うごとに高騰。
2012年、このクラスに昇格。
品種:M80%、CF20%
生産量:9,600本

Ch. Larcis-Ducasse

2002年パヴィ・マガンを経営するジャック・ティエンポンに所有が変わり、以来、パヴィの丘の端に位置し真南に向いた高台の好位置のテロワールを生かした気品と力強さを持つワインを生み出し
2012年の新しい格付けで、このクラス入りを果たす。
非常に控えめだが、繊細でフィネスとフレッシュさを併せ持つ。 熟成5年目頃から本領を発揮する。
品種:M65%、CF25%、CS10%

Ch. Valandraud

シンデレラ・ワインの名を欲しいままにしていたオーナーのジャン・リュック・テュヌヴァンは畑を買い足し、栽培面積は一般的なものになり「ガレージワイン」ではなくなった。しかし、その厳格な栽培と醸造は変わることなく、畑を拡張してもそのワイン造りの哲学は踏襲されている。
ワインは骨格がしっかりして豊かな果実味が特徴。2012年プルミエ・グラン・クリュに昇格。
品種:M66%、CF33%、マルベック1%
生産量:3,500ケース

*Grands crus Classes

Château l'Arrosée 
Château Balestard-La-Tonnelle
Château Barde-Haut ★
Château Bellefont-Belcier
Château Bellevue
Château Berliquet
Château Cadet-Bon
Château Cap de Mourlin
Château le Châtelet ★
Château Chauvin
Château Clos de Sarpe
Château la Clotte
Château la Commanderie ★
Château Corbin
Château Côte de Baleau ★
Château la Couspaude
Château Dassault
Château Destieux
Château la Dominique
Château Faugères ★
Château Faurie de Souchard
Château de Ferrand ★
Château Fleur-Cardinale
Château la Fleur Morange
Château Fombrauge ★
Château Fonplégade
Château Fonroque
Château Franc Mayne
Château Grand Corbin
Château Grand Corbin-Despagne
Château Grand-Mayne
Château les Grandes Murailles
Château Grand-Pontet
Château Guadet
Château Haut Sarpe
Château Jean Faure ★
Château Laniote
Château Larmande
Château Laroque
Château Laroze
Château la Marzelle
Château Monbousquet
Château Moulin du Cadet
Château Pavie-Decesse
Château Peby Faugères ★
Château Petit Faurie de Soutard
Château de Pressac ★
Château le Prieuré
Château Quinault l'Enclos ★
Château Ripeau
Château Rochebelle ★
Château Saint-Georges-Côte Pavie
Château Sansonnet
Château la Serre
Château Soutard
Château Tertre Daugay, (旧名 Château Quintus)
Château la Tour Figeac
Château Villemaurine
Château Yon Figeac
Clos des Jacobins
Clos la Madeleine ★
Clos de l'Oratoire
Clos Saint-Martin
Couvent des Jacobins